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現在、サンとIT企業10社で日本の地下100メートルの場所にデータセンターを建設するプロジェクトが進行中です。
このプロジェクトは、『地底空間トラステッド・エコ・データセンター・プロジェクト』と呼ばれています。
これほど地下の深い場所に建設する理由は、周囲の気温の低さを利用して、エネルギー消費量の40%に上る冷却用の電力消費を少しでも削減するためです。データセンターはこのプロジェクト用に掘削したクレーターの頑丈な基盤岩の上に建設される予定のため、地震の多い日本でもその影響を受けにくくなります。このデータセンターは政府機関がIT企業向けのサービス・センターとして使用するほか、民間企業も使用が予定されています。また、このデータセンターの建設予定地は今のところ公表されていません。
なぜデータセンターを地下に造るのか? 日本におけるIT機器の電力消費量は日本全体の電力消費量の約5%に上り、さらに増え続けています。データセンターの消費電力だけでも今後10年間に倍以上の増加が予測されており、重要な政策課題となっています。サーバやその他のデータセンター用機器の冷却に使用する消費電力はデータセンター全体の40%を占めているため、この冷却に要する消費電力の削減が、日本の経済産業省 (METI) が定める目標を達成するための1つの方法となります。 データセンターを地下に建設すると、周囲の気温が低いため冷却しやすく、また頑丈な基盤岩の上に建設できるため、地震の多い日本では明らかに有利です。このプロジェクトが計画している新しいデータセンターは、廃坑となった鉱山のトンネルの基盤岩上に建設される予定です。そこでは地下水も容易に利用できます。 現在の予定では、建設地の初期準備費用は250億円、10,000台のサーバ構成費用は約200億円になる予定です。計画では、このデータセンターに収容するサーバ台数はいずれ30,000台まで増えることを想定しています。データセンターの構築が完了し、これらすべてのサーバの構成が完了すると、年間の運用コスト削減額は10億円を上回ると見積もられています。 サンのエコ・データセンターの経験が活かされる
この移動型データセンター、Sun Modular Datacenterは、こうした地下のような場所に最適なシステムです。必要なものを完備した自己完結型システムであり、頑丈で、しかも冷却システムが洞窟内の豊富な地下水を利用できるからです。このSun Modular Datacenterの最新の紹介ムービーをぜひご覧下さい。
Sun Modular Datacenterの開発にあたり、サンはプロトタイプ製品をカリフォルニア大学サンディエゴ地震研究センターに持ち込み、大型の振動台に載せて1993年に起きた米国ノースリッジ地震に相当するシミュレーションを行いました。結果はきわめて良好で、納得のいくものでした。その様子をこの動画でご覧いただけます。 Sun Modular Datacenterは、米国ではすでに発表されましたが、日本では本年度中の販売開始を目標に準備を進めています。
Project Blackboxとしてサン日本サイトでこれまでご提供している情報については、こちらをご参照下さい。
(*) 本記事掲載日 (2008年8月6日) 時点において日本国内では未発表・未提供の製品やサービスも含まれます。 この記事は、米国Sunのホームページ (http://www.sun.com/) にて、掲載されたFeatured Articleの抄訳です。原文は以下のURLでご覧いただけます。 |
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