SUN EXECUTIVE BOARDROOM Sun Microsystems

E-C-O=エコノミー&エコロジー
サンのサーバに買い替えるとキャッシュバック!?

2006年8月、サンとPG&Eパシフィック電力会社(PG&E)省エネ推奨プログラムを発表しました。

これによりカリフォルニア州在住のユーザは、既存サーバをサンの省エネ型サーバに買い換える場合、サーバ1台につき700〜1,000ドルのキャッシュバックを受けられるようになりました。両社の合意は、データセンターにおける省エネ対策の重要性に対する認識の広がりを示すものです。

今後、このようなイニシアティブが次々と生み出されることが予測されますが、サンとPG&Eの合意はその先駆けとなるものです。このイニシアティブの実行を急がせた要因と、それが顧客にとっていかに重要であるかについて、サンの環境担当バイスプレジデントであるDavid Douglas(デビッド・ダグラス)がSun Executive Boardroomで自身の考えを語ります。

Q: サンとPG&Eの合意によって、企業はどのような恩恵を受けるのでしょうか?
A:

PG&Eは、省エネ型サーバの分野においてサンが主導的役割を果たしていることを認め、Sun Fire T1000サーバと同T2000サーバを最初の奨励金対象製品としました。もしカリフォルニア州内の企業が、サーバのアップグレードを考えているなら、これらのサーバを購入することで、データセンターの省エネ対策や、それに関連する排熱対策及び配電対策のコストを削減でき、しかもこの奨励金を手に入れることができるのです。それらを全てまとめて提供するこのプログラムは、データセンター全体の電力負荷を軽減し、環境にも配慮でき、コスト削減にもつながる魅力的な手段となります。

Q: なぜ今、このイニシアティブを行うことが重要なのですか?
A:

このような奨励プログラムを急がせる要因はいくつかあります。第1に、電力コストの上昇があります。アナリストたちによれば、現在、多くの大規模データセンターにおいて、予算の15〜20%を電力コストが占めているそうです。IT業界や金融業界にとって、電力コストは今や大きな財政問題となっているのです。

第2に、世界の多くの地域において、電力の供給量が限界にきています。特に、米国西海岸及び東海岸における夏場の電力供給問題は深刻なものとなっており、サンはカリフォルニア州及びマサチューセッツ州の主要な自社施設でエネルギー消費の自主規制を実施しました。

第3に、多くのIT管理者が、データセンター内のスペースの確保、排熱及び配電能力に限界を感じています。新たにデータセンターを建設するとなると、お金も時間もかかります。そうした負担をこうむることなしにコンピュータ設備を追加配備していくことが、データセンター管理者の悩みの種となっています。

最後に、電力消費が環境に与える影響について、人々の意識が高まっていることがあります。請求される電気料金が高ければ高いほど、温室効果ガスの排出やその他の環境破壊に加担しているのだということを理解する人が増えているのです。

これらの要因を受け、米連邦政府も動き出しています。7月12日には米下院で、連邦政府や民間企業の運営するコンピュータ・データセンターの急速な増加とその電力消費について環境保護庁(EPA:Environmental Protection Agency)が分析することを定めた下院第5646号議案が可決されました。(この記事の発表時には同議案は上院による可決待ちでした。)

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Q: この合意でPG&Eが得るものは何ですか?
A:

大規模なデータセンターは多くの電力を無駄遣いしています。特に、大規模なデータセンターが数多く所在するシリコンバレーのような情報集中型の経済地域では、無駄な電力消費が大きいのです。PG&Eは長年にわたって顧客に省エネ製品を選ぶよう奨励しており、省エネの推進によって、電力需要の増加とそれによる大型発電所新設の必要性をやわらげようとしています。このような意味でサンとPG&Eは互いに手を携え、どのようなIT製品を購入すればどれほどの省エネにつながるかを顧客に理解してもらおうと努力しています。

Q: 電力消費の問題は世界的な問題ですか?
A:

データセンターにおける省エネ推進の必要性は世界的な問題です。世界中の公益事業者は電力需要を減少させる方法を模索していますし、データセンター運営者は電力コストや運営コストの管理に苦慮しています。近い将来、このPG&E出資による推奨プログラムと同じようなプログラムが、他にも次々と出てくるだろうと思われます。

電力需要の問題は、インドや中国のように経済が急速に発展している地域においてはより深刻です。インドや中国では、急速に拡大する電力需要への対処がすでに課題となっています。諸外国では、代替エネルギーへの切り替えがより重視されているところもあります。この場合は、代替エネルギーの供給によって大きな効果を得られる程度に、データセンターの電力消費レベルを維持しておくことが課題となっています。

Q: なぜ、このイニシアティブがサンにとって重要なのですか?
A:

私たちは今、「参加の時代」に突入しています。より多くの企業や個人がネットワークに参加するようになっているのです。2週間ごとに300万の人々が新たにネットワークに接続しており、コンピューティング能力に対する需要は確実に拡大しています。ネットワークのパワーが十分に発揮されるようにするためには、拡大する需要に合わせて、テクノロジもより省エネ型になっていく必要があります。

また、環境に対する責任は、サンの基本的価値観でもあります。「参加の時代」という新たな時代を実現する一方で、それが地球環境に与える影響は最小限に留めることが重要です。サンの現在の製品ラインなら、環境に対し責任ある方法で「参加の時代」を加速させていくことができます。特に、サンのSun Fire T1000サーバ及びT2000サーバは、幅広いネットワーク・アプリケーションやサービスを実現できる理想的な省エネ型サーバであることが繰り返し証明されています。

このPG&Eイニシアティブは、サーバの電力消費量に対する問題意識を高めるとともに、電力消費量の減少によるコスト削減に加え、大きな奨励金を顧客に提供するものです。

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Q: どのくらいのコスト削減が期待できますか?
A:

PG&EのNon-Residential Retrofit(非住宅用改造)プログラムの一環として、既存サーバをサンの省エネ型サーバに買い換える場合、サンのアップグレード・アドバンテージ・プログラムと組み合わせれば、サーバ1台につき最大1,000ドルまでのキャッシュバック、または最大35%までの割り引きが受けられます。詳細はPG&Eリベート・サイトをご覧ください。

環境に対する責任を果たすことは、環境にとって良いだけでなく、企業にとっても利益をもたらします。私はよく人々に、「E-C-O」とは「エコロジー(ecology)」と「エコノミー(economy)」の両方を意味するのだと話しています。21世紀が進むにつれ、この2つはなお一層分かちがたいものになっていくと考えます。


David Douglas(デビッド・ダグラス)について

デビッド・ダグラスは、サンの環境担当バイスプレジデントとして、全社的な環境イニシアティブの戦略策定及びその実行の責任を負っています。サン製品の省エネ性能や冷却テクノロジ、リサイクリング、クリーンな製造などの強化を進め、サンの日常業務の継続的な改善を図るほか、各種プログラムや寄付、Sun Gridリソースへのアクセスなどを通じて、サンの資産の共有を管理しています。 詳細はこちら(英語)

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