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サンのインターン制度 第2回 ~自分の関わった製品が世の中に出る喜び~
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前回に続き、サンの東京ソフトウェア本部のインターン制度に参加している学生のインタビューをお届けします。また、彼らが行ってきた作業の中からソフトウェアのローカライズ作業についてもご紹介します。
出席者
遠山 毅
横浜国立大学 大学院環境情報学府 修士課程2年
原田 透
横浜国立大学 大学院環境情報学府 修士課程2年
朴 煕中
横浜国立大学 大学院工学府 修士課程1年
小室 慧
多摩大学 経営情報学部 経営情報学科4年
齋藤 圭悟
多摩大学 経営情報学部 経営情報学科4年
山根木 浩平
慶應義塾大学院 理工学研究科
開放環境科学専攻 修士課程1年
インターンシップ・プログラムに参加してみて、どのように感じましたか。
遠山 毅

遠山:結構、機械的な作業かなぁと思っていたんですけど、人間的なところがあるというか。ユーザーにやさしいソフトウェア作りのお手伝いみたいなイメージでした。

テストの手順は「次はこの作業をして」というように書いてあるのですが、それだけをやっていると、だんだん面白くなくなってくるというか。テストの手順はやっぱり人が作っているものなので、全ての場合を網羅できないですよね。そう考えると、人間が触ってみて、このあたりに何かあるかも知れない、って考えなければいけないところも当然出てくるだろし、それ以外にもバグって見つけられるかも知れないし。セキュリティを研究しているってこともあって、そういったところの脆弱生も出てくるんじゃないかと。

全員:おおおお

 

遠山:なんて話はいいとして。例えば、「ユーザーは、こういうことしないだろう」っていう予想のもとに作ってしまうこともあるじゃないですか。でも、そういうふうにやっちゃう人もいるかもしれない。そのとき変な動作をしちゃったら、あまりうれしくないし使いづらい。だから、そういうのを予測して、こうしちゃうかも知れないなという予想のもとに動かしてみて、あ、やっぱり、動かなくなったというのを見つけたりしました。

原田 透

原田:私は、テストとはあまり関係ないけど、UNIXのコマンドを覚えられて面白かったです。テストでは、テストの環境を作るにも UNIX のコマンドを使って、テスト結果を確認するのにもUNIX のコマンドを使ってくださいというのがあって、「こうやればできるんだよ」って、それを教えられて、繰り返しているうちに身について、研究室のメールサーバーでも同じようにして。サンでやったことが、研究室で役に立つという感じです。

小室 慧

小室:自分自身の反省点なんですけど、いろいろバグとか出るんですけど、それをエンジニアさんにうまく説明できなかったのが、一番苦労したところです。入力とか表示とかをこうなったというのが、うまく説明しきれてなくて。「スミマセン、いっしょに確認してください」って。でも、自分のテストでみつけた Java のバグが修正されて、自分の成果が反映されて世の中に出て行くのはウレシイことですね。

齋藤 圭悟

齋藤:私は、細かい仕事をたくさんやりました。日本語が直ってないとかもそうなんですけど、色んな環境でテストして、なんか正しく動かないとか、そういうのが見つかって。そういう細かいテストをするのが自分の役目なんだなと思ってます。Solaris 9の終わりの方から関わってきて、Solaris 10もかなりやっていて。だから、Solaris 10が、出たときはウレシかったですね。自分の関わった製品が世の中に出るって言うのは、すごくウレシイです。

山根木 浩平

山根木:私も、大学でマシン管理をやらされることになっているので。原田さんも言っていたんだけど、ここでやったことが研究室で役に立ちそうです。研究だと、自分一人でやることが多いと思うんです。でも、サンの場合はグループの中で作業していて、例えば、CVS とかサンで覚えたツールを研究室でもインストールしろという役目が私にまわって来ました。そういうのを使ったことがあるだけでも、研究室での作業などに対する意識まで変わるなと思いました。

朴 煕中

朴:私は、今まで、Solaris を日本語の環境で使ったことはあったのですが、韓国語の環境では初めて使いました。その中で、韓国語の誤りを見つけることもできました。 私は今までかかわってきたソフトウェア以外にも来年から違う製品のテストもやってみたくなりました。

ほとんどの人が、今年度で終わりとのことですが、今後は、どのようなことをやる予定ですか。

遠山:私は修士2年で、後期課程に進学します。研究って、ソフトウェア作りと全然違う部分があって、研究のほうはアカデミックな立場で議論していく世界だと思うんです。ソフトウェア作りのほうは、こういう仕事があってこそ、本当に世の中に出たときに、ソフトウェアに脆弱性がなかったり便利なものができていく。研究を続けていく前に、そういう仕事の一端に触れることができたのは、良い経験だったと思います。

原田:私は就職するんですけど、就職先もソフトウェア系の企業なので、今やったこととか、そのまま役立てるというのはありますね。その会社も、ここと非常によく似ているんですよ。ビルの外も中もこんな感じで、休憩スペースにコーヒーがあって、その値段まで同じだったりして。それを一足先に体験できたのは、すごく大きいなと思います。

小室:私も就職が決まっていて、来年4月から社会人になります。その会社自体はITを使って何でもやるって会社です。だから、人とコンピュータの間っていうか、そこに立てたっていうのが、とても嬉しいです。そういう経験が学生のときに出来たっていうのは、とても良いことだと思います。

齋藤:私も、就職が決まっていまして。来年の4月から携帯電話関係のプログラムの会社で働きます。ちょっとサンとは違っているんですけど、こういう現場でテストをしたり、エンジニアさんが揃っている現場っていうのを体験できたっていうのは大きいと思います。

山根木:私は、このあとは、就職活動が待っています。ソフトウェア作ったりっていうのは僕好きなんで、それに少しでも近づけたという経験を活かしていければいいかなと思っています。

朴:私は来年も続ける予定です。今、修士1年なので2年まで日本にいます。そのあとは、国に戻って軍隊へ2年行きます。そのあとは研究者になるつもりなんですけど、まだよくわかりません。元々は、日本かアメリカで研究者になるのが夢だったんですけど、最近これで大丈夫かなって思ってきたので。もうちょっと考えようかなって。

サンの横浜オフィスを間近でみた印象は、どのようなものでしたか。

遠山:スーツ着ていない人が多いですよね。日本にある会社って、スーツ着て、9時に来てというイメージですけど。あんまりそういう感じではなくて。かなりアットホームというか、リラックスした感じの職場なんだなって、驚くところはありました。

山根木:サンって、ものすごく敷居の高い会社ってイメージがあって、面接来るときもスーツ着てこないと行けないんじゃないかとか。いろいろ心配してたんですけど。

小室:なのに、面接にスーツを着てきてしまいました。先輩と会ったら「社会人かと思った。着てこなくていいのに」って言われて、ああーそうなんだって。

山根木:実際に来てみると、本当にエンジニアの方が、良い意味で普通の人ばかりで。昨日飲み会があったんですけど、その時に色々話をしていると、面白い人ばかりで、それを身近に感じることができました。

小室:意外と自由が効く会社なんだなと思いました。テストもそうで、お願いされたテストの範囲だけをやれば良いというわけではなくて、自分自身で考えてできる。自由範囲が広いのかなって思いました。

原田:そうですねぇ。僕は、外国の人たちがたくさんいて、英語でバリバリ会話をして、雰囲気も全部アメリカ的なところをイメージしていました。確かに、そういう部分もあって、会議とかチラッとみると、テレビ会議でスクリーンに外国の人が映っていて、英語で会議していたり。でも、普段は日本にいるっていう感じで。なのに時々、あっちのほうが休みなんで、こっちもあまり仕事がないとかあって。そのギャップが面白かったです。

齋藤:すごく良い環境ですよね。眺めもいいし。ブースも結構仕切られているんですけど、パーテーションが低いんで、すごく広く見えるし。で、エンジニアさんとかいろんな方が歩いていて、向こうから笑い声が聞こえてきて、こっちは必死に商談してる人がいるとか。緊張とリラックスが混ざっていて面白いですね。

朴:今まで日本に住んできて感じていたことなんですけど、日本では形式的なことってありますよね。こういうのもっと省いてもいいんじゃないかとか。ここでは指示を出すのにメールベースで行われたりしていて、無駄が省かれていると感じました。

今後来る人に向けて、言っておきたいことはありますか。

遠山:みんな、同じようなことを感じているんだと思います。「自分にもできますか」って、必ず聞かれるんですね。でも、まあ、いろいろ教えてもらって、仕事を通して、覚えて身につけていけば大丈夫だと思います。

小室:普通のアルバイトに比べて、実際の仕事に一番近いところでできるっていうのはいいところだと思います。環境もいいし。

齋藤:やる気があれば、大丈夫だと思います。わからないことがあっても、すでにやっている先輩とかエンジニアの方とかに聞いたりとかすれば、絶対教えてくれるので、結構すんなり入れて。そんな状況からでも、ちゃんと自分でテストできるようになるので。やる気さえあれば、大丈夫。

原田:今の若い子は・・・って、もう後輩は若い子だと思っているんですけど・・・。みんなバイトをやっているんですよ。なかなか、それを辞めてまで来てくれない。でも、実際にスキルもつくし。僕が、一番良いなと思っていたのは、就職活動に有利なんですよ、正直。だから、興味はあるんだけど、今のバイトを辞めてまで、という人がいるなら、バイトを変えるだけの価値はあると思います。そこがなかかな伝わらなくて。今の若い子は難しいな、と。

学生が行う作業は、ソフトウェアローカライズ作業の一部にあたります。主な作業は、日本語化された製品が正しく動くかのチェック作業です。作業手順に基づき、担当ソフトウェアを操作し、メッセージなどが正しく日本語化されているかを確認したりします。そのために、基本的なコンピュータの操作と若干の英語力が必要になります。しかし、これはインタビュー中にもあったように、やる気があればクリアできるレベルとのこと。

また、機械的な作業だけを要求しているのではなく、指示された作業以外のことを自分たちで考える、自発的な作業を奨励しています。

さらにスキルのある学生には、JavaやPerlで簡単なテストプログラムを組むといった指示が出されることもあります。サンのコンピュータ環境の中で実務の一端に参加することで、大学に戻ってからもそれが役立つことがあるでしょう。

サンの横浜オフィスにある東京ソフトウェアセンターは、ソフトウェアの国際化の一端を担うと共に、日本でのマーケティング開発やJavaについても業務を行っています。そしてSun Microsystemsとしてグローバルなビジネスを推進しています。

※著者のタイトル、所属等は、執筆当時のものであり、現在と異なる場合があります。
また、日本サン・ユーザ・グループは2007年6月をもって休会しております。

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