やってきました。
昨年の12/27に注文して、約1ヶ月かかりました。
プロモーション製品は、安くするために、特別な構成をとっているとのことで、出荷に若干ですが、時間がかかるそうです。サンの人、ご苦労様です。
そんなUltra 20は、箱もののため、Solaris/Windows/Linuxと最近メジャーなOSは、すんなりとインストールすることができてしまいます。なので、インストール関係の話は、あまりおもしろくなかったりします(´・ω・`)
Ultra 20の基本的な仕様は、いろんなところで確認できますが、以下のドキュメントにも目を通しておくと良いかと思います。
Technical White Paper:Sun Ultra 20 Workstation(PDF:882KB/英語)
そういう代物なので、何をネタにしようか色々と考えてみたのですが、今回はその基本的な仕様部分について、気になる部分をまとめてみましたので、何かの参考にして頂ければと思います。
が、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
マザーボードについて
すでに、Impress PC Watch「大原雄介の「Sun Ultra 20 Workstation」レポート(1)」 でも、写真付きで晒されていたりするのですが。
筆者も確認しましたが、紛れも無くM/Bは、Tyan Tomcat K8E(S2865) ベースです。(価格は、25,000円前後です)
とかいいつつ、ネットワーク・インタフェースが1個無かったり、パラレルやシリアルポートが無かったり、PS/2が無かったりするためS2864という型番がついているようです。コストを抑えるための努力の結果なのでしょうか。
しかし、これだけは忘れないでください。
Ultra 20は、サンがデザインしたサン製品です!(`・ω・´)シャキーン
チップセットについて
Tyan S2865ベースなので、その仕様を調べれば一目瞭然です。
チップセットは、NVIDIA CK8-04(nForce 4 Ultra)が使われていますが、そこはそれどんな罠が待ち受けているかわかったものではありません。
Ultra 20 Technical White Paperにある、Ultra 20 Block Diagramには、NVIDIA nForce4 Ultraと確かに明記されています。
これは、仕様上は、SATA-IIをサポートしているわけなのですが、果たしてUltra 20でも、サポートしているのでしょうか・・・気になりますね。
BIOSについて
一応、起動時にSunロゴがビシッと出ることからサンが手を入れていることは明らかです。
ですが、ベースはTyan S2865ですので、なんだったらTyan S2865用として配布されている、BIOSを適用することも可能です。
酔った勢いで、実験してみましたがBIOS書き込みコマンド実行時に、強制的に書き込むオプションを指定すれば良いだけです。
ただし、FANコントロールがUltra 20のBIOSとは違うようで、Idle時でも高回転状態になってしまったりと、ちょっと?な部分もありましたが、インストール済みのWindowsもそのまま起動してまいました(´・ω・`)
良い子は、マネしちゃダメですよ。
Ultra 20のBIOS updaterは、Supplemental CDとして配布されます。最新は、1.2でBIOSのバージョンは、2.1.7となります。(出荷時は、2.1.5です。添付のSupplemental CD 1.0では、2.1.2B)
CPU Frequencyの設定項目もあったりするのですが、2.1.7で隠し項目扱いになってしまいました。(´・ω・`)2.2GHzを2.6GHzで使ってたのに・・・
ちなみに、Sun Fire X2100のマザーボードもUltra 20と似たような構成なのですが、酔った勢いは留まるところを知らず、X2100のBIOSも適用してみました。
こちらは、強制書き込みのオプションはいりませんでした。
どうも、X2100とUltra 20のBIOSは、同じモノを使っているらしくBIOS書き込み時に、機種を判断しているようです。結果的には、最新の2.1.9となりました。あくまで参考であり、at your own risk(自己責任で・・)であることを忘れずに。
SATAインターフェース
上にも書きましたが、Tyan S2865のchipsetは、nForce 4 Ultraで仕様上は、SATA-IIをサポートしています。しかし、サン側のドキュメントを漁ってみても、どこにもSATA-IIというkeywordは、書かれておらず、あげくの果てに、Technical White Paperには、Serial ATA 1.5G bps controllerと明記されていたりします。
ファームか、SATA backplaneで対策してるのかな?と思いつつ、それを確認するために、SATA-II対応のハードディスク(Hitachi T7K250)を購入しました。
まずは、SATA-IIのハードディスクと、コントローラを標準のケーブルで、直接繋げてみたところ、SATA-II 3Gbpsでlink upしていることが確認できました。次に、SATA backplane経由での接続です。こいつのおかげで、専用HDブラケットが必要になっていたりするのですが、backplane経由でも、問題なく3Gbpsでlink upしてくれました。(*1)
ちなみに、このbackplaneに4台搭載できるようにしてくれれば、ケースとしては、神仕様に一歩近づけたと思います。ただ、そうるすとケース前面の吸気口が塞がれてしまうので、そういうわけにもいかなかったんでしょうね。
*1 Windows上での確認結果です。
今のところ、SolarisはSATAコントローラのnative対応はしていないため、通常のPATAとして認識しますので、SATAに特化した情報を得ることができません。
NVRAID(onboard RAID)機能について
Hardware RAIDとか呼ばれてますが、fake RAIDとも呼ばれていたりします。
まぁ、そんなもんです。
現在、NVRAID(RAID 0,1)を利用できるのはWindows XP(32/64bit)のみです。
(参考:Sun Ultra 20 ワークステーション 特長と利点 )
Linuxは、http://people.redhat.com/~heinzm/sw/dmraid/ あたりで。
Solarisは、いつか対応するんですかね・・・がんばれ。
NVRAIDのマニュアルMediaShield_UGv31.pdf
ちなみに、ハードディスクを購入する際、いろいろと調べて得た情報ですがHITACHI Vancouver III 250GB(7K250シリーズ)は、HDに搭載されるFirmwareに不具合があるため、NVRAIDでは扱えないそうです。
これは、Vancouver IV(T7K250)で修正されました。筆者のUltra 20では、T7K250を2台搭載し、RAID 0が組めています。
話がそれてしまいますが、このT7K250というハードディスク、出荷状態では、3Gbpsでの接続がdisable(1.5Gbpsでの接続のみ)になっていました。これは、HITACHIが配布する、Feature tools なるツールでenableに変更することで解決しました(´・ω・`)
Bootable(ブート可能な)CDのimageも配布されているので、それを利用すれば簡単に変更できますので同じものを購入する方は、気をつけてください。
ビデオカード
マザーボードに、ATI RAGE XLを搭載しているので、動かすだけならビデオカードを別途用意する必要はありません。でも、こんなの飾りです。エライ人には以下省略。
筆者が用意したのは、NVIDIA GeForce 6800GS(PCI-Express)です。NVIDIA GeForceシリーズを選んだのは、NVIDIAが提供するSolaris用のドライバを利用したかったこともあります。
本当なら、このドライバは、ハイエンドなNVIDIA Quadroシリーズのみをサポートしたもののはずなのですが、ご丁寧にGeForceシリーズでも動くように作られています。もちろん、サポート対象外となりますが。
ドライバは、以下のURLから入手可能です。
Solaris Display Driver x64/x86
Appendix A. Supported NVIDIA Graphics Chips
Windows環境では、特に言うことはありませんが、Solarisでこういったカードを利用するためには、ちょっとした作業が必要になります。(ドライバが更新されていくと、作業が必要にならなくなるカードもあります)
NVIDIA-settings 画面
温度監視も可能
Solarisでの利用方法
まずは、NVIDIA driverをインストールします。
インストール後、再起動しNVIDIAロゴが画面に表示されたならば、作業は必要ありません。きちんと、認識できていることを意味します。
X serverの起動に失敗している場合に、この方法を試してください。
↓
次に、/usr/X11/bin/scanpciコマンドで、目的となるビデオカードのPCI IDを確認します。この、PCI IDが重要になります。
↓
/usr/X11/bin/scanpci
--
:
pci bus 0x0005 cardnum 0x00 function 0x00: vendor 0x10de device 0x00c0
NVIDIA Corporation NV41.0
:
--
↓
上記の出力から、NVIDIA GeForce 6800GSのPCI IDは、
vebdor 0x10de, device 0x00c0
↓
10de,c0
ということが解り、Solarisとしては、これをpci10de,c0として認識することが解ります。
↓
試しに、以下のコマンドを実行してみてください。
こんな感じで、なんらかの出力が得られると思います。
--
# prtconf -pv | grep pci10de,c0
compatible: 'pciex10de,c0.10de.339.a2' + 'pciex10de,c0.10de.339' +
'pciex10de,c0.a2' + 'pciex10de,c0' + 'pciexclass,030000' + 'pciexclass,0300' +
'pci10de,c0.10de.339.a2' + 'pci10de,c0.10de.339' + 'pci10de,339' + 'pci10de,c0.a2' +
'pci10de,c0' + 'pciclass,030000' + 'pciclass,0300'
--
↓
ここまで確認できたら、次のコマンドを実行してください。
# update_drv -a -i '"pci10de,c0"' nvidia
↓
NVIDIAドライバをpci10de,c0というデバイスと結びつけるためのおまじないになります。
何も出力されずに# プロンプトが表示されたならば、devfsadmコマンドを実行し、/dev/fbs/nvidia0というデバイス・ノードが作成されていることを確認してください。
↓
これで、準備は完了なので、再起動すればNVIDIAロゴが表示され、X serverが起動します。
まとめ
というわけで、今回はハードウェアについて調べてみました。
到着してから、数日しか経っていないため、調べきれていませんが、何かおもしろいことが解り次第、報告したいと思います。
もう一台、欲しくなっているのは内緒です。むふ。
と言ってる間にUltra 40 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!
【興味があります。】
Ultraというネーミングについて
いたるところで、Ultraというネーミングについての突っ込みを見かけます。
筆者自身も、心の中で突っ込みを入れた一人ですが・・・
というわけで、突撃サンの人!
回答頂けました。
1995年に発表されたSun Ultra 1以降、『Sun Ultra』を冠したワークステーションは全世界で100万台以上出荷され大成功を納めました。『Sun Ultra』は、今なお『Sunのワークステーション』を表すブランドとして幅広く認知されているため、再びSunの伝統あるブランドとして採用することにしました。
ある意味、もっともな由来ですね。
筆者の自宅でも、Ultra 1(0.2GHzですよ)は現役で動作しています。
がんばれUltra!
本記事は、サンのユーザー様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。
※著者のタイトル、所属等は、執筆当時のものであり、現在と異なる場合があります。
また、日本サン・ユーザ・グループは2007年6月をもって休会しております。
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