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実践!!ノートPCにSolaris 10を入れてみよう
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前回、Solaris 10はノートPCにも簡単にインストールできるようになったと書きました。しかし、実際にはWindowsのように至れり尽くせりにはまだなっていません。そのため、なにも事前確認なしに手持ちのノートPCにSolaris 10をインストールするのは、トラブルを自力で解決できるレベルの方や、近くにトラブル解決を手伝ってくれる方がいる場合にしておくのが無難です。(Solaris 10 Install Festaなどに参加するという手もあります。)

Solaris 10をインストールしたノートPC

では、どうしたら良いかというと、自分の持っているSolaris 10を入れようとしているノートPCで使用されているチップセットやデバイスが、Solaris 10のインストール実績が記載されているHCL for Solaris OSなどにあるかを確認します。最新の機種でなければ、この確認だけでインストールの可否(すなわち苦労するかしないか)がわかります。

また、ここに記載されていないデバイスなどがあっても、OpenSolaris Community: Laptopも併せて確認し、こちらでドライバなどが提供されていれば、Solaris 10を入れたあとにデバイスが動かない・認識しないなどのトラブルに巻き込まれることはまずないでしょう。もちろん、必要なドライバパッケージなどはこの時点で準備しておきます。OpenSolaris Communityが出来たおかげで、昔では考えられないほどドライバなども充実してきており心強い限りです。

あとは、Solaris 10をインストールするノートPCにCD-ROMドライブが装備されていればOKです。

昨今は、Microsoft Windowsが新しくなっていく際にサポート打ち切りになってしまった古いMicrosoft Windowsを搭載しているノートPCが、中古で市場に安価で流通していますので、それを購入してSolaris 10をインストールしてみるというのも良いでしょう。Microsoft Windowsでは過去の遺物となりつつあるノートPCも、Solaris 10で復活させられるというのも、ハードウエアが無駄にならなくてうれしいことです。私の場合も、4年程前に発売されたノートPCの中古を購入しそれにSolaris 10を入れて利用していますが、個人でクライアントとして使用する場合には十分です。

インストール前の準備は大切!

Solaris 10でもMicrosoft Windowsなどと同様に、GUIでOSをインストールすることができます。しかし、OSのインストール後の環境変更などはWindowsほど簡単ではない部分もありますので、インストール前に自分の使用するノートPCのハードウエア情報やSolaris 10に設定する情報などを、一度ドキュメントとして作っておくことをお勧めします。これはSolaris 10のインストールだけにとどまらず、Solaris 10上で動作させるサービスについても同様に作成しておくのがよいでしょう。どのようなものを作れば良いかは著書「はじめてのSolaris 10」サポートページに掲載しておりますのでご参照ください。


はじめてのSolaris 10サポートページ

Solaris 10はパッケージでの販売もありますが、最新のものを入手するにはサンのサイトにある「ダウンロード」から入手するのが簡単です。入手後はCD-RやDVD-Rなどに書き込んでおきます。

OpenSolaris

Solaris 10のメディアをCD-ROM/DVD-ROMドライブに入れて、ノートPCの電源を投入します。あとは表示されるメッセージに従って、先に作成した設定情報ドキュメントの内容を入力していくだけです。CDメディアは4枚、DVDメディアだと1枚をセットアップしますので、気長に終わるまで待ちましょう。なお、開発環境などを入れたい場合には、Companion CDも一緒にインストールすると便利です。

インストール手順につきましてはサンのサイト「docs.sun.com」の中にあるドキュメント『Solaris 10 インストールガイド(基本編)』を参照しながら進めれば、初めての方でも安心してインストールできるでしょう。

なお、今回用意したノートPCは無線LANが内蔵されていないものですが、無線LAN内蔵のタイプでもIntelやCISCO、Agere、Atherosなどが使われているのであれば、先に紹介したOpenSolaris Community:Laptopにあるドライバを使用することで、無線LANも使用できるようになります。無線LANドライバの設定については、Sun Developer Connectionの中に「OpenSolaris - Solarisを無線LANに接続しよう!」という記事がありますのでそちらを参照願います。

初ログイン

Solaris 10のインストールが終了し再起動されると、LinuxでおなじみのGRUBメニュー画面が表示され、その後OSの起動処理が進行していきます。そしてログイン画面が表示されます。最初のログインではこれから使うデスクトップマネージャーの選択ダイアログが表示されます。Solaris 10ではCDEも選択できますが、クライアントとしてSolaris 10を使うのであれば、積極的に次世代環境のSun Java Desktopを使うのをお勧めします。


デュアルブートは出来るの?

今回は、Solaris 10を単体でインストールする方法を簡単に紹介しました。Solaris 10ではデュアルブート環境を意識したインストールも可能です。この場合、既存のパーティションを意識するとともに、Solaris 10をインストールするための空き領域も用意する必要がありますが、それさえクリアしてしまえばあとは難しくありません。インストール後はSolaris 10のGRUBでブートの切替ができるようになりますので、Microsoft Windows環境との共存を考えている方は、チャレンジしてみてください。なお、Linuxとのデュアルブートで問題とされていた、Linux swapパーティションとSolarisパーティションのパーティションIDの問題も、Solaris 10では解決されています。


Solaris 10が無事にノートPCにインストールできたら、是非HCL for Solaris OSに報告しましょう。これからチャレンジする人には、強い助っ人になることと思います。サーバだけではなくクライアントでもSolaris、広がるといいですね。

本記事は、サンのユーザー様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。
※著者のタイトル、所属等は、執筆当時のものであり、現在と異なる場合があります。
また、日本サン・ユーザ・グループは2007年6月をもって休会しております。

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