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Sun & Users的Java One 2006レポート
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2006年5月16日~19日、米国サン・フランシスコにて開催された、JavaOne 2006に参加してきました。今回はその模様を、写真をふんだんに交えてレポートしたいと思います。JavaOneに関してのレポートはすでに各メディアのサイトや参加者のブログなどで数多く紹介されているので、この場ではある意味主催者の身内的な立場から、Sun&Users的な視点でレポートしてみたいと思います。

会場は、サン・フランシスコのダウンタウンにある、モスコーニ・コンベンションセンター。今年で11回目となるJavaOneですが、毎年ここで開催されています。実は筆者は過去にもJavaOneに参加したことがあるのですが、それはもう9年も前の話。第2回目の開催時でした。この時筆者は米国、というか海外で開催されるIT系イベントに参加するのが初めてで、その規模の大きさ、展示、内容、サービス等にとても驚いた記憶があります。
さて久しぶりのJavaOne Conference、今年はどんな雰囲気でしょうか?

JavaOne開催時には、米国内はもちろん、世界中からJavaデベロッパーたちが集まってきます。その数なんと1万4千人。初日のレジストレーションは、会場内だけでは収まりきれない行列が、外にも連なって数百メートルも続きます。

初日の基調講演を待つ会場内では、小気味のいいアフリカンテイストのファンキーミュージックが流れています。階段を降りていくと正面に大型モニターがありますが、そこにその音楽を演奏しているバンドの映像が流れていました。そして基調講演の会場ホールに入るとその映像がメインステージ上にも流れているではないですか。お!よく見ると、なんとメインステージ横の特設ステージで、生演奏が行われているではありませんか!みんなノリノリです!

JavaOne一色!にぎわう会場内
JavaOne一色!にぎわう会場内 JavaOne一色!にぎわう会場内
JavaOne一色!にぎわう会場内

アフリカン・ビートが終わると、ジョン・ゲージが登場。今年のJavaOneの見所などを紹介しています。続いてサンのCEOに就任したジョナサン・シュワルツの登場。いつもの髪型、いつもの衣装で登場です。こんなジョナサン、街を歩くときは、野球帽をかぶってたりします。変装のつもり?Sun Fire X4100サーバをかついでTry&Buyプログラムもアピールしていました。

JCP(Java Community Process)への参加(Participation)を呼びかけたジョナサンは、JCPに貢献してくれた人々をステージに呼び寄せ、デュークのトロフィー(?)を授与しています。
なんと最初のゲストはエド・ザンダー。ご存知の通り、サンの創始者メンバーの一人で、最後は社長を務めていた人物。現在はモトローラ社の会長兼CEOです。ジョナサンとエドの握手シーンってちょっと意外な感じもあります。続いてはRedHatに買収されたJBossのゼネラル・マネージャ、マーク・フリュリー。「赤い帽子」をかぶって登場です。
ジョナサンに変わって登場したエグゼクティブ・バイスプレジデント、リッチ・グリーンからは、JCPのJavaEE Expert Groupを紹介。そしてその後はデベロッパー向け製品担当上級副社長、ジェフ・ジャクソンにバトンタッチです。

Sun Fire X4100サーバ
ジョナサンとエドの握手 JBossのゼネラル・マネージャ マーク・フリュリー
エグゼクティブ・バイスプレジデント リッチ・グリーン
Sun Fire X4100サーバ
ジョナサンとエドの握手
 
JBossの
ゼネラル・マネージャ
マーク・フリュリー
エグゼクティブ・
バイスプレジデント
リッチ・グリーン

ジェフ曰く、「JavaEE 5のポイントは4つ。(1)EoD、(2)Web 2.0への対応、(3).Netとの相互接続、(4)簡素化されたSOA環境」とのこと。これをベースに、様々なデモを紹介しました。
「Sun Java Creator2で簡素化されるAJAXプログラミング」、「.NETとのインターオペラビリティを実現するProject Tango」、「NetBeans Enterprice Pack」、「Java SE SWING WEB2.0 "S" Mash Up」などです。これにて初日のキーノートは終了しました。

ジェフ・ジャクソンにバトンタッチ
キーノート キーノート
キーノート
ジェフ・ジャクソンに
バトンタッチ
     

1Fエントランス部分には、Dukeバルーンが!これは実は日本から持ち込んだもの。これもDukeマウスを作ったヒロ・ヤマモト氏の作品。会場となるB1フロア入り口正面には、大画面とビーンズ・クッション。セッションの合間や一休みに参加者たちがくつろぎます(というか寝ちゃってます)。

Javaストアも同時オープン、サンやJavaのロゴ入りグッズをたくさん売っています。これがまたよく売れるんですよ。またアメリカのカンファレンスではよく見る光景ですが、ドリンクや軽食がフリーで提供されています。こういうのばっかりだから、太ってしまうんですよ、米国の皆さん。

Dukeバルーン
大画面とビーンズ・クッション Javaストア
ドリンクや軽食はフリーで提供
Dukeバルーン
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大画面と
ビーンズ・クッション
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ドリンクや軽食は
フリーで提供
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展示コーナーとなったJavaOneパビリオンには、興味深いデモがたくさんありました。リアルタイムJavaを使ったスロットカー、無人バギーをはじめ、モーションカメラでLooking Glassのデスクトップを操作できるインターフェースなどがたくさんありました。日本からも、Change Vision社が出展していました。

JavaOneパビリオン
リアルタイムJavaを使ったスロットカー モーションカメラでLooking Glassのデスクトップを操作できるインターフェース
日本からはChange Vision社が出展
JavaOneパビリオン
リアルタイムJavaを
使ったスロットカー
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モーションカメラで
Looking Glassの
デスクトップを操作できる
インターフェース
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日本からは
Change Vision社が出展
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2006年春、サンのCEOを引退したスコットが、最終日のキーノートの壇上に登場しました。やはりスコット人気には衰えは見えず、大きな歓声と拍手がわき上がります。久しぶりに生で聴くスコットのトークは軽妙で、「Top 10 Best Thingsnot being CEO(CEOじゃなくなって良かったことTop 10)」を発表。会場は笑いに包まれていました。

そんな饒舌トークの後は、サンのビジョンについて熱いメッセージが語られました。サンはこれまでにいくつもの先進的テクノロジを開発し、社会に貢献をしてきたが、反面、それによっていわゆるデジタル・デバイドが生じてしまっているのも事実であると。これからのビジョンは、それを解消し、世界中の誰もがITのメリットを享受できるような環境を実現し、世界中にそれを提供していくことだと語りました。地球というコミュニティの一員として、地球全体を良くしていくことへの「参加」を宣言し、またそれを呼びかけていました。

スコット・マクニーリ登場
CEOじゃなくなって良かったことTop 10 サンのビジョンについて熱いメッセージ
デジタル・デバイドの解消
スコット・マクニーリ登場
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CEOじゃなくなって
良かったことTop 10
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サンのビジョンについて
熱いメッセージ
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デジタル・デバイドの解消
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スコットの後はジェームス・ゴスリンにバトンタッチ。「ところで例のビデオ見たかい?」とゴスリン。「え?何のこと?」とスコット。「じゃあ、ここでみんなで見てみようぜ」と、にぎやかにビデオが始まりました。内容は、これまでのスコットの活躍ぶりを紹介するものでした。

ジェームス・ゴスリンにバトンタッチ
スコットの活躍ぶりを紹介するビデオ スコットの活躍ぶりを紹介するビデオ
スコットの活躍ぶりを紹介するビデオ
ジェームス・ゴスリンに
バトンタッチ
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スコットの活躍ぶりを
紹介するビデオ
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創業~最初の製品出荷からビジネスもジョークも絶好調だったスコットの様子がクリッピングされた映像がガンガンと飛び出してきます。これには会場も大きく盛り上がりました。
途中にはビル・ジョイをはじめ、苦楽をともにした仲間たちからの感謝のメッセージも挿入されており、スコットへの尊敬と感謝の気持ちがいっぱいに詰まったビデオとなっていました。

これを見終わったスコットは、本当に嬉しそうでした。ステージ最前列で見ていた筆者には、目にはうっすらと涙を浮かべていたように見えました。やはり、スコットの存在がいかにサンにとって、またIT業界にとって偉大であったかを強く感じさせられた瞬間でした。

ビル・ジョイからの感謝のメッセージ
JAVA MAN スコットの活躍ぶりを紹介するビデオ
ビデオを見終わったスコット
ビル・ジョイからの
感謝のメッセージ
JAVA MAN
 
ビデオを見終わった
スコット

最終日のキーノートのトリはやはりこの人。Javaテクノロジを活用した事例やデモなどを中心にプレゼンテーションが行われました。面白かったのはスロットマシーンを使ったデモ。これは、Sun Java Real-Time Programing Challengeという企画に、ドイツの学生たちから出品されたもの。コース上80箇所に設置されたセンサーからの通過情報を元をJavaプログラムで制御するのです。Real-time Specification for Javaを使って通過情報を処理し、クルマがコースアウトしないよう、パラメータの変更やプログラムを修正・追加して、タイムを競い合うというものでした。

また最後にもの凄い効果音とスモークに包まれて登場したのが、Javaテクノロジを搭載した無人バギー。これはJava SE、Java MEを搭載し、市販されている電子部品等をつかって走行を制御するものです。これはパビリオンにも展示され、注目を浴びていました。

ジェームス・ゴスリン登場
スロットマシーンを使ったデモ スロットマシーンを使ったデモ
Javaテクノロジを搭載した無人バギー
ジェームス・ゴスリン登場
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スロットマシーンを
使ったデモ
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Javaテクノロジを
搭載した無人バギー
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会場となったサン・フランシスコのモスコーニ・コンベンションセンター。今年で11回目となるJavaOneですが、毎年ここで開催されています。実はここでイベントを開催するには、ある制限があるそうです。そのひとつは、来場者数が一定数を上回ること。ここで行われるイベントに参加する人は、世界中から集まってきます。つまりは観光客であるということ。巨大都市サン・フランシスコといえども、観光収入は大きな財源でもあります。このモスコーニ・センターで開催されるイベントは、その収益源としても大きな役割を持っているそうです。数千~数万人単位の来場者を集められるイベントは、ホテルや各種商業施設にとっても大きな収益源となります。そのため、ある程度の集客規模を見込めないイベント開催は、サン・フランシスコの街にとっても利益が見込めなくなるため、開催ができないそうです。

JavaOneはその数を毎年クリア。今年も世界中から集まった1万4千人以上のデベロッパーたちが、Power of Javaとサン・フランシスコの街を活性化させていました。

今年で11回目となったJavaOne。筆者にとっては9年ぶり、2回目の参加でした。
前回はJava黎明期とも言える時期でしたが、成長、拡大を経て成熟期に入っている気がしました。これまではJavaテクノロジそのものの追求がされてきた期間でありましたが、これからはJavaテクノロジと、新たに誕生してくるテクノロジとが融合していく時期になるのかもしれません。例えばJava&AJAXなど、テクノロジとテクノロジが融合して新たなものを生み出していく時代が、すでに始まっているように感じさせられたイベントでした。

Java技術者でもなく、システムエンジニアでもない筆者によるレポートですので、技術的内容はほとんどありません。もっと技術的なレポートにご関心のある方は、Sun Developer Connection Java One レポートをご参照ください。

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