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ダイヤルアップ以外で通信するには・・・・・公衆無線LANがある 昨今のノートPCでは有線LANのポートは標準で用意されているというより、既にGigabit Ethernetが搭載されるようになってきました。そのため、出張先や宿泊先のホテルで有線LANが用意されていたりした場合、家や会社で使用しているのと同じようにインターネットが利用できます。便利な世の中になってきたものです。 最近は公衆無線LANのホットスポット(例えば、Yahooが提供している「Yahoo無線LANスポット」(全国のマクドナルドやJRの駅構内(JR東海を除く)、ホテルなど)なども提供されるようになり、ホテルや出張先だけではなくダイヤルアップ環境も持たなくても気軽にどこでもインターネット接続ができるようになりました。 では、Solarisでも同じようなことができないものでしょうか。 Solarisでもwifiインターフェースは使えます 実はSolarisでもwifiインターフェースは利用することができます。まだまだWindowsのように多くのインターフェースをサポートしている訳ではありません。しかし、メジャーなデバイスについてはOpenSolarisコミュニティでどんどんドライバが作られていますので、マイナーなデバイスや最新のデバイス(Intel 3945ABGのような)以外であれば、比較的容易にwifiインターフェースを使用することが可能です。 現在OpenSolarisコミュニティによりサポートされているwifiデバイスとしては、以下のものが存在します。
もちろん、少し昔のwifiインターフェースであればSolaris 10にOpenSolarisのwifiドライバを入れることで無線LANを楽しめますが、今回はOpenSolarisの最新版を使用し、少し古い無線LANデバイスのpcwl(ThinkPad S30)と最新の一つ前位のath(ThinkPad X40)を使用して、街のホットスポットからインターネット接続をしてみました。 なお、最近はIntel社製品の3945ABGを使用したノートPCが最近増えてきていますが、この3945ABGについては対応しているドライバが存在しません。(iwiやipwは動作しません。)なので、3945ABGを使用しているノートPCでwifiデバイスを使用することは、残念ながら今はできません。私も手持ちのThinkPad X60では、無線LAN接続をすることができませんでした。 wifiインターフェースを使うための準備 必要なドライバとユーティリティを、OpenSolarisコミュニティのWireless Networking for OpenSolarisからダウンロードします。今回の場合、以下のファイルを使用しました。
これで準備は完了です。 ドライバのインストールとユーティリティのインストール まず、無線LANデバイスを認識させるドライバを解凍し、インストールします。
ユーティリティのinetmenuは前回ご紹介していますので、インストールしていない人はそちらを参照してインストールをしてください。 Solaris 10の場合は、ここでwificonfigユーティリティもインストールしてしまいます。OpenSolarisを使用する方は不要です。
設定は後回し。まずは接続してみよう 設定についてはwificonfigを使用してプロファイルを作成しますが、まずはinetmenuだけでも無線LANに接続することは可能ですので、設定は後回しにしてまずは自宅に無線LAN環境があるのなら、そこに接続してみましょう。 なお、自宅の無線LANのセキュリティ設定を強固にしてある場合、うまく接続できないで原因の切分けができないことがあります。可能なら余っている無線アクセスポイントを使いながら設定するとよいでしょう。 街で無線LANを使用する場合、設定されているセキュリティ関係の情報として
などがありますが、後者は無線LANがつながった後に行うことなのでここでの説明は省略します。前者のESS-IDとWEPキー(WEPキーは使用しない公衆無線LANサービスもあります。)は公衆無線LANで利用されていますので、自宅でテスト接続する場合もその設定を行っておいてください。
今回のテスト接続では、以下の設定を行っておきました。
この状態で、端末エミュレータ画面からinetmenuを使用して無線LANに接続してみます。前回のinetmenuの時と異なるのは、ESS-IDを指定しているところです。
wificonfigでプロファイルを作成し、プロファイルを使用して無線LANに接続する inetmenuではGUIを使用しますが、いちいちマウスで選びながらというのは面倒なので、プロファイルを作成し接続を簡単にしてみましょう。 wificonfigは無線LAN接続関連設定や無線LANアクセスポイントのスキャン、無線LANアクセスポイントへの接続など様々な操作ができるツールです。 まずwificonfigにオプションパラメータをつけて、無線LANの接続プロファイルを作成してみましょう。公衆無線LANサービスでは先に説明した通りESS-IDとWEPキーを使用していますので、それをコマンドのオプションで指定してプロファイルを作成します。オプションの付け方は以下の通りです。 ![]()
これでプロファイルが作成できました。 ![]()
GUIを使うより簡単に接続できますね。 街に飛び出せ!Solarisで無線LANモバイル 設定が正しくでき無線LANでの通信ができることが確認できたら、いざ!どこかホットスポットを提供している場所に行きましょう。そこで自分が契約している公衆無線LANに実際につながるか試してみます。驚くほど簡単に接続できてしまうと思います。 最近のホテルの有線ネットワーク環境の中には、「なぜこのポートを閉じているの?」と思えるようなセキュリティ対策をしているところも少なくありません。 特にVPN(IPSec)を使用して会社の環境に接続しているサラリーマンにとっては、VPN(IPSec)のポートを閉じられているようなホテルに当たってしまうと、インターネットにつなげることができるのに仕事ができないというとても歯がゆく不便な状態に陥ります。(日本ではVPNが使えないホテルがとても多いのですが、米国のホテルではVPNが使えないホテルはまずありません。それだけ日本のホテルのインターネット接続環境は、Webが使えるだけのような中途半端なところが多いということかもしれません。) でも、VPNが使用できる公衆無線LANホットスポットが近くにあれば、いつでもどこでも仕事ができますね。(良いのか悪いのか。。。。) Let's報告 今回はOpenSolarisを使用しましたが、動作の可否はOpenSolarisコミュニティに報告をしましょう。その報告一つ一つがこれからのSolarisの改善に役立つことでしょう。 またいつも書いていますが、新しいハードウエアにSolaris 10のインストールができましたら、是非HCL for Solaris OSに報告しましょう。これからチャレンジする人には、強い助っ人になることと思います。サーバだけではなくクライアントでもSolaris、広がるといいですね。 本記事は、サンのユーザ様自らの体験をお寄せ頂いたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。
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※著者のタイトル、所属等は、執筆当時のものであり、現在と異なる場合があります。
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