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3D-CGによるバーチャルネットワーク環境Second life ここで、読者のために「Second Life」について紹介しておこう。これは、3D-CGによるバーチャルネットワーク環境である。ユーザは、アバターと呼ばれる仮想住人となって、この世界を散策したり、会話を交わしたり、ショッピングやビジネスを楽しむことができる。すでに、登録ユーザ数は400万人を超え、その勢いは衰えを見せない。 このような3D-CGというと、ゲームを思い浮かべるかも知れないが、Second Lifeは基本的にゲームではない。住人同士のコミュニケーションを楽しむツールであり、画像や映像・音楽・3DCGアイテムを流通させるメディアである。さらには、あらかじめ課金やコピーコントロールといった機能が組み込まれており、安心してビジネスを展開できる。また、リンデン$という内部ポイントを米ドルと交換できるリアルマネートレーディングサービスを備えていることから、多くの企業がSecond Lifeをビジネスチャンスと捉えている。 ちなみに、タイトルにもある「メタヴァース」とは、SF小説「スノウ・クラッシュ」(ニール・スティーブンソン)に登場したバーチャルワールドのこと。Second Lifeでもバーチャルワールドを指す言葉として使われている。 Project Darkstarがオンラインゲーム開発を変える そんなメタヴァースでお披露目されたのが、サンのProject Darkstarである。これは、オンラインゲームの開発に付きまとうコストとリスクを打破する複数の技術の集合体である。 サンのChief Gaming OfficeであるChris Melissinosは、次のように語っている。 『サンはゲーム開発会社ではないので、自分たちでゲームを制作することはしません。しかし私たちは、ゲーム開発者の皆様に高性能な技術を提供することで、負荷を軽減することができます。 ゲーム・サーバをゼロから構築し、次にマルチプレーヤー型のシナリオに拡張する方法を考える、というようなことはもはや不要です。負荷の大きい作業はサンの技術が肩代わりするため、ゲーム開発者の皆様にはインフラストラクチャを気にせずゲーム開発に集中していただくことができます。』 Project Darkstarでは、いくつかのツールがデモゲームを提供している。その中心となるのが、「Sun Game Server」(SGS)だ。これは、拡張性を備えたマルチプレーヤー型ゲーム・サーバで、オープンソースで開発されている。 なお、このプロジェクトについては、次のページでも詳しく紹介している。
ネットワークコンピューティングの未来は、どこにあるのか さて、今回の記者会見は、サンのChief ResearcherであるJohn Gageも仮想的な姿になって登場した。彼は、この記者会見で、次のように語った。 『Second Lifeは、コミュニケーションと共有、そしてコミュニティの形成の新しい可能性を開きました。その元となる考え方は、サンが創設時から持っていたのと同じものです。 私は、この仮想世界に、“The Network is The Computer”という次の革命のひとつの姿を見ています。Second Lifeは、全て参加によって作られたコミュニティであり、現在進行中の実験です。私たちは、社会問題からJavaテクノロジの開発まで、全ての共同作業について無限の可能性を秘めたオンラインワールドへ、2本の脚でSecond Lifeに飛び込んでいるのです。』 なお、この記者会見の模様は、サンのWebサイトまたはYouTubeで見ることができる。
※著者のタイトル、所属等は、執筆当時のものであり、現在と異なる場合があります。
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