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帰ってきたSolaris on MacBook(Parallels Desktop for Mac)その1
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その1から、だいぶ時間がたってしまいましたが、みなさん如何がおすごしでしょうか?
Parallels Desktop For Macの激しいバージョンアップに伴い、落ち着くまで様子を見ていましたが、様子を見すぎてしまいましたよ(´・ω・`)

Nevadaもbuild 48からbuild 59となり、筆者もまた一つ年輪を刻んでしまいました。
そんなParallels Desktop for Macですが、途中のbuildでは、CD-ROMドライブが接続されていると、Solarisが起動することができなかったり、画面の解像度をコントロールできなくなったりと、紆余曲折があり、なんどもちゃぶ台を投げていたのは内緒です。
そして、ついにリリース版である、Parallels Desktop for Mac build 3188がリリースされてしまいました。
これがなかなかいい感じで、待ったかいがあったなぁと思えるほど、細かな不具合が解消されています。
いろいろと新機能も追加されていますが、Solarisにはあまり関係なかったり・・・
ただし、VMのsuspend/resumeについては、かなり速くなっていますので、これだけでもありがたかったりします。

というわけで、Parallels Desktop for Mac build 3188(以下 Parallels)にリリースされたばかりの、Nevada b59で、やり直しをしてみたいと思います。
人生のやり直しも希(省略

最新のParallels Desktopは、以下のURLからdownloadできます。

  Download Parallels Desktop for Mac(英語)

Nevada b59は、こちらで。

  OpenSolaris Download Center(英語)

Parallelsもバージョンアップを重ね、Virtual Machineの作成画面も、だいぶ変わってしまいました。
前回の記事を見て、復習!とか言っても役に立たない部分もあるので、今回は、最初のVM作成からいっちゃいますよ。

1. Parallelsを起動し、OS Install Asistantを実行します。

2. Instlation modeは、「Custom」に。

3. OS Type「Solaris」に、OS Versionを「Other Solaris」とします。

2. Instlation modeは、「Custom」に。 3. OS Type「Solaris」に、OS Versionを「Other Solaris」とします。

4. Virtual Machineに割り当てるメモリを指定します。

ここの値については、後ほど注意事項を説明しますので、適当に512Mとかにしておきます。

5. hard disk optionでは、新しいイメージを作成するので「Create a new hard disk image」を選択します。

4. Virtual Machineに割り当てるメモリを指定します。ここの値については、後ほど注意事項を説明しますので、適当に512Mとかにしておきます。 5. hard disk optionでは、新しいイメージを作成するので「Create a new hard disk image」を選択します。

6. hard disk imageの容量を指定します。

default 32GBですが、ここでは15G程度のhard disk imageを作成することにします。

format typeは、「Expanding」で問題ありません。

7. networking optionは、利用する環境によりけりかと思います。

ここでは、「Shared Networking」を指定します。

Shared Networkingは、Mac OS X側で接続に利用しているNetwork interfaceを共有する形となります。(private networkを構成し、NATを利用して通信する。その際、ParallelsがDHCPサーバの機能を提供する)

6. hard disk imageの容量を指定します。default 32GBですが、ここでは15G程度のhard disk imageを作成することにします。format typeは、「Expanding」で問題ありません。 7. networking optionは、利用する環境によりけりかと思います。ここでは、「Shared Networking」を指定します。Shared Networkingは、Mac OS X側で接続に利用しているNetwork interfaceを共有する形となります。(private networkを構成し、NATを利用して通信する。その際、ParallelsがDHCPサーバの機能を提供する)

8. Virtual Machineの名前を入力します。

ここでは、「Solaris Nevada Build 59」としておきます。

9. インストールに利用するメディアを選択します。
ここでは、ISO imageを選択し、「Choose...」で、Nevada b59のISO imageファイルを指定します。

また、Start Other Solaris Installationのチェックを外します。これがチェックされている場合は、VM作成終了後、すぐにインストールが開始されてしまいます。作成したVMの修正をする必要があるので、ここでは外しておきます。

Finishボタンを押すことで、VM作成が完了します。

8. Virtual Machineの名前を入力します。ここでは、「Solaris Nevada Build 59」としておきます。 >9. インストールに利用するメディアを選択します。ここでは、ISO imageを選択し、「Choose...」で、Nevada b59のISO imageファイルを指定します。また、Start Other Solaris Installationのチェックを外します。これがチェックされている場合は、VM作成終了後、すぐにインストールが開始されてしまいます。作成したVMの修正をする必要があるので、ここでは外しておきます。Finishボタンを押すことで、VM作成が完了します。

10. VMの完成
これが、作成した「Solaris Nevada Build 59」のVMとなります。

10. VMの完成 これが、作成した「Solaris Nevada Build 59」のVMとなります。

すぐにでもインストール!といきたいところですが、
Nevada b59のインストーラを起動すると、シリアルポートについてのWarningが出力され処理が止まってしまうような状態になってしまいます。

これを回避するために、ダミーのシリアルポートを2個ほど、VMに追加しなければなりません。
VMの修正は、File -> Edit Virtual Machine...からConfiguration Editorを起動しておこないます。


1. Add...ボタンを押し、Add Hardware Assistantを起動します。

2. Add Hardware Assistantが起動し、「Serial Port」を選択します。

1. Add...ボタンを押し、Add Hardware Assistantを起動します。 2. Add Hardware Assistantが起動し、「Serial Port」を選択します。

3. Serial port optionは、「Use an output file」を選択。

4. Serial port output fileは、defaultのままで。

3. Serial port optionは、「Use an output file」を選択。 4. Serial port output fileは、defaultのままで。

5. Serial Port 1が追加されたことを確認したら、もう一度、1~4の作業をおこないSerial Port 2の追加作業をおこないます。

6. Serial 1とSerial 2がResourceに登録されていることを確認し、OKボタンをクリック。

7. Serial 1とSerial 2が追加されたことを確認できます。

6. Serial 1とSerial 2がResourceに登録されていることを確認し、OKボタンをクリック。 7. Serial 1とSerial 2が追加されたことを確認できます。

GUIによる、Intractive installをおこなう場合は、割り当てるメモリ容量として、最低でも768MBにする必要があるので注意してください。
この値より少ない場合は、強制的にCUI installとなります。

また、Developer Edition(後述)を選択した場合は、GUIインストールのみとなり、768MB以上のメモリが必要となります。
メモリ容量が足りない場合、メッセージを出力し、CUIインストーラに移行することなく、インストーラ自身が終了してしまいます。

もし、GUIインストールをおこないたいならば、Configuration Editorで割り当てるメモリ容量も変更しておきましょう。

さぁ、準備は整いました!


では、早速、Virtual Machineを起動させますっ!

GRUBメニューが起動し、インストーラを選択します。
Solaris Express, Developer EditionとSolaris Expressのどちらかを選択することになります。
Solaris Express, Developer Editionは、新たに追加されたインストーラとなり、次のような特徴があります。


Solaris Express, Developer Editionの特長

* A development version of Solaris

* Installation enhancements and more x86-based laptop and desktop hardware support:

* Developer Tools:

詳細については、下記のFAQを参照してください。
  Solaris Express, Developer Edition FAQ(英語)

まぁ、開発環境込みでインストールしてくれるという感じでしょうか。
今回は、仮想環境へのインストールということもあり、Solaris Express, Developer Editionではなく、Solaris Expressを選択してお話を進めていきたいと思います。

また、Solaris Express Serial Console...と書かれている2つのエントリは、シリアルポートをコンソールとして利用するインストール方式(主に、Graphics cardを搭載していないシステムで利用)となるので、Parallels にインストールする場合は無視してください。

また、キー入力をおこなうためには、Parallelsのウィンドウをクリックし、Parallels側に制御を渡さなければなりません。
これを解除するには、Ctrl + altを押してください。
これで、Mac OS X と Parallels環境を行き来することができるようになりましたね。

GRUBメニューで、Solaris Expressを選択すると、インストーラが起動します。
ここで、asy0についてのメッセージが出力される場合は、「VMの修正」に戻り、VMにシリアルポートが2つ追加されているか確認してください。


問題がなければ、インストール方法をチョイスするメニューが表示されます。
キー入力がなければ、30秒で自動的に1. Solaris Interactive(default)が選択されます。
GUIインストール希望で、メモリ割り当てを 920MB以上にしているならば、迷わず1を。
GUIなんて飾りです。上には、それが(略 というならば、4を選択します。


また、キーボードの設定項目が表示されます。
JIS配列ならば、Japanese(not Japanese-type6)を。
USキーボードならば、US-Englishを選択してください。

あとは、Parallelsだからといってインストール方法が特別変わるわけではありません。
どんどん、インストールを進めてください。


あ!インストール時は、network interfaceを検出できないため、networkに関係する設定がスキップされてしまいます。これは、Nevada b59がParallelsが提供する仮想ネットワークインターフェース用のdriverを持っていないためです。
それじゃあ、ネットワーク使えないじゃないか!と問い詰めたい気持ちでいっぱいになるかと思います。
でも、安心してください。
インストール後にきちんと使える方法も解説します。
とりあえず、いまは、ガマンガマン。

インストールが完了すると、自動的に再起動がかかります。
そのまま、様子を見て、Nevada b59が正常に起動するか確認したりすると良いかと思います。
一通り、確認後、shutdownを実行して、一度、VMを終了し、ドライバのインストール準備に移ります。

Parallelsでは、各種ゲストOSのドライバ類をまとめたISOイメージファイルが同梱されています。
この中に、Solaris用のdriverが含まれているので、これをインストールしてしまえばネットワークを利用することが可能となります。
ISOイメージファイルの格納先は、以下となります。

/Library/Parallels/Tools/vmtools.iso

1. Configuration Editorを開き、CD/DVD-ROM 1で、このファイルを指定することで、起動後に、自動mountされるようになります。

2. では、準備が整ったら、VMを起動します。GRUBメニューが表示されるので、「Solaris Nevada snv_b59 x86」を選択します。

1. Configuration Editorを開き、CD/DVD-ROM 1で、このファイルを指定することで、起動後に、自動mountされるようになります。 2. では、準備が整ったら、VMを起動します。GRUBメニューが表示されるので、「Solaris Nevada snv_b59 x86」を選択します。

3. ドライバのインストールとなるので、「コマンド行ログイン」を利用します。

4. コマンド行ログイン画面に移行し、rootアカウントでログインを行います。

3. ドライバのインストールとなるので、「コマンド行ログイン」を利用します。 4. コマンド行ログイン画面に移行し、rootアカウントでログインを行います。

5. ログイン後、vmtools.isoがmountされているか確認します。
確認には、rmmount -lコマンドを利用します。
/media/PRLTOOLSに何かがmountされていることがわかります。


6. /media/PRLTOOLSに移動し、Driver/Network/RTL8029/SOLARISまで、どんどん移動します。


7.network.shというシェルスクリプトが用意されているので、まずは、それを実行します。
実行中、「Will you receive IP address from DHCP server(Y/N)」と問われます。
VMの設定は、shared networkを選択しているので、ここでは「Y」を選択します。
DHCPサーバを用意しなくても、ParallelsがDHCPサーバの機能を提供してくれるので大丈夫です。


あとは、指示に従い、再起動をおこないます。
再起動後、ifconfigコマンドで確認すると、ni0インターフェースが作成され、DHCPによりIPアドレスが割り当てられていることを確認できます。

これで、ネットワーク接続の問題は解決しました。


Nevada b59では、ja_JP.UtF-8をdefault localeにしてしまうと、dtloginが再起動を繰り返した後、give upしてしまい、コマンド行ログインとなってしまうbugがあります orz
もし、不幸にもこのbugにぶち当たってしまった場合は、/var/dt/sdtlogin/ 配下のファイルを削除してください。
再起動後、LANG=Cの状態ではありますが、なんとかdtloginを起動することができます。

さて、VM作成、Nevada b59のインストール、ネットワーク接続まできましたが、まだまだ、罠は多いです。

日本語入力や、フルスクリーン時の解像度など、もうすこし便利に利用するために作業が必要です。
次回、そのあたりを含めて、ご紹介したいと思います。


本記事は、サンのユーザ様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。
※著者のタイトル、所属等は、執筆当時のものであり、現在と異なる場合があります。
また、日本サン・ユーザ・グループは2007年6月をもって休会しております。

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