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Solaris超特急・デスクトップを攻略せよ!(3)「家をたずねて三千里」
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「ワタシのホームはどこ?」...「ホームディレクトリ」をたずねて「Gnome 2.16 for OpenSolaris」のデスクトップを旅する、(元)少女・ノニが、旅先でまたしてもいろいろなデスクトップ操作法と知り合う感動の物語。

さて、Solaris Expressのデスクトップをいろいろ突っつき回し、ハメられたかと思った雷鳥の不始末(前回参照)も見事に解決した今日このごろだが、ひとつ、イラつくことがあった。
それは、デスクトップに「ホーム」のアイコンがないことだ。そのサブディレクトリである「ドキュメント」はあるのだが...

「ホームディレクトリ」と言えば、とにかくそのユーザが作業するために必要な設定ファイルやフォルダ(ディレクトリ)が揃っている場所だ。それらの編集はもちろん、自分でフォルダやファイルを新規に作るなどの書き込み作業が無条件で許されている唯一の場所。

自分だけで使うアプリケーションだって置いて動かすことができる。GUIだと「ディレクトリ」を「フォルダ」ということが多いけれど、「ホーム」といえばやっぱり「ディレクトリ」と言いたくなってしまうくらい、ユーザにとっては全ての基点、心のふるさと、終の棲家とさえ言える場所なのだ。

ところが、デスクトップ上でその「ホーム」へ行こうと思うと、まず「ドキュメント」をダブルクリックして開いてから、その上のディレクトリに戻るか、「コンピュータ」を開いてから「ファイルシステム」「export」「home」「noniko」と降りて来なければならない。まことにめんどくさい。
コレはね、最近のUNIX系OSのデスクトップ一般の傾向なのだヨ。

「初心者などは、ホームの環境設定ファイルをいじったり、アプリケーションを導入などすることはあり得ない。むしろ、ヘンにいじられないように隠しておいて、代わりに書類やら絵やらを保存する場所さえ与えておけば十分」

とでも言わんばかりだ。てやんでェ!世の中には「環境とかいろいろいじりたいけどコマンドはちょっとめんどくさ」っていう、初心者に毛が生えたようなヤツだっているんだゾ!我々起毛初心者を無視するな!ホームおォデスクトップからすぐに開けられるようにィ、アイコンを寄こせ(オー)寄こせ(オー)

ハイ。では作りましょう。なお、本原稿作成時にはすでに我がnonikoデスクトップはカスタマイズされまくって余計なモノもたくさんあるので、以下のスクリーンショットの多くは新しいユーザ「noniki」を作成して、そのデスクトップで行った作業です。

ホームディレクトリを表示させるには、「シンボリックリンク」を作ってもいいが、ワタシは「アプリケーション」の「ランチャ」にしたい。デスクトップを右クリックして「ランチャの生成」を選ぼう。

これは前回Thunderbirdを新規導入して、「起動メニュー」に登録したときとかなり同じだ。
アイコンの下に置く名前を「Home」にする。そして「ファイルブラウザでホームディレクトリを表示させるコマンド」は、ただ「nautilus」だ

図2:デスクトップを右クリックして「ランチャの生成」
図2:デスクトップを右クリックして
「ランチャの生成」
図3:コマンドの設定まではチョー簡単
図3:コマンドの設定まではチョー簡単

さて、アイコンは?...図3で、「なし」と書かれているのは、「アイコンがない」ってことで、これ自身はボタンだ。これをクリックすると、ウィンドウが開いて「/usr/share/pixmaps」フォルダに集められているアイコン集を見ることができる。

たのしっしょ、ねッ!この中からいかにもホームっぽいアイコンを探せばいいのだろう、例えばこんな...

図4:「なし」ボタンをつつくと楽しいアイコン集が現れる
  クリックで拡大
図5:図4から探し出せるホームのアイコン

が...デスクトップを極めたいワタシにはひとつ不満があった。

実は、「ファイルブラウザ(nautilus)」で地道にホームディレクトリを探すと、最初からこんなアイコンがついている。

かっわいいぃー。
全体が丸っこいしぃ。色もなんかぁ、やさしいしぃ
このアイコンにしたいよぉ。でも図4のアイコンリストにはそれがない。

図5のじゃダメってわけじゃないけど、デスクトップを極めたいワタシとしては、その隅々までもが自分の思うようにならないと気がすまないッ。なんだこの辛気くせェアイコンは、こんなものをランチャのアイコンに使えるかガチャーン。
ていうのはうっそッで、こういうこだわりをきっかけに、イモヅル式にいろいろな操作や知識を身につけて行こうっていう狙いなのだ。

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図6のカワイイアイコンはどこにあるのか?それを突き止めるにはファイル検索だ。起動メニューから、「Find Files...」を選ぶ。
オレンジ色のメニューアイコンをカチリとやって上がってきたすぐそこにあるので ~迷わない~。

ファイル検索のための設定ウィンドウが立ち上がる。
(図はこのあとの図8でたっぷり見てね)

「対象となる名前」は、「home」という語を含む「.png」ファイルに違いないッ。そこで、「*home*.png」とする。
「対象となるフォルダ」は「ファイル・システム」総ざらえだ。
これで「検索」ボタンをクリックする。すると、しばらく虫眼鏡がグルグルしたあと、「実行中にエラーが出たので、検索結果が間違っているかもしれません」というメッセージが表示される。

何だその自信無げな返答はッ!貴様それでも検索ツールかッ!ていうかこれはむしろこちらが、ヒラユーザのくせにそのデスクトップ風情から恐れ多くも「ファイル・システム」をあまねくさらったので、ヒラにはその存在を知らせることすら許されないやんごとなきフォルダやファイルまでも覗こうとしたことへのお咎めを受けているのである。

だがこちとら用があるのは酔狂な画像ファイルにすぎないので、ハイハイわかりましたとメッセージを閉じる

アクセスエラーがあっても検索がチャラになるわけじゃないので、見つかりゃいーんだ見つかりゃ。というわけで結果を見るとホラ、203個も見つかったらしいhome関係の画像ファイルの中のそこだーッ!

同じアイコンは違うファイル名で他にもいくつか見つかったが、全部「/usr/share/icons/nimbus」のように、「nimbus」という名前がファイルパスについている。

調べてみたら、なんとJavaのSwingで動作するデスクトップテーマで、サンとオープンソースコミュニティで開発しているんだそうだ!「SwingLabs」というナルホドな名前のプロジェクトの一部で、以下のURLで紹介されている。

≫ SwingLabs Java Desktop Technology(英語)

なーるほど!どうもLinuxとかで採用しているGnomeデスクトップに比べて、フォルダアイコンの形がやけに正方形だと思った!これは言ってみればSolaris Expressならではのルックアンドフィールだったというわけだ。他のOSじゃあちっと見られませんゼ、ゲヘ、ゲヘヘ。

ウーム勉強になった!「ホームアイコンなんて、屋根ついてりゃいいや」とおさまっていたら、こんなことにも気づかなかったかも知れない。

えーとそうだ!図4、もうスクロールホイールブン回しでさかのぼらないと何の図だったか覚えちゃいねぇような以前出したアレの参照欄に、このカワイイホームのアイコンが入っているフォルダを指定するんだった。

「参照」ボタンをクリックして探してもいいし、もうチョクで打ち込んでもそれほどの手間ではない。
実はこのアイコン、いろいろなフォルダにいろいろな名前であるんだけど、/usr/share/icons/nimbus/48x48/placesというフォルダの「user-home.png」を選ぶことにした。つまり図10のようになるわけだ。一覧すると青と黒とシルバーが基調で形は丸っこい、言わばシブカワイイアイコンを他にも見ることができる。

図10で「user-home.png」をクリックすれば、ランチャのアイコンに決定だ。

図10シブカワイイアイコンがたくさん見られる
図10:シブカワイイアイコンがたくさん見られる
  クリックで拡大
図11:ようやっとホームディレクトリのランチャができた
図11:ようやっとホームディレクトリのランチャができた
  クリックで拡大

これで、デスクトップからホームディレクトリを開くことができるようになった。

そして図11のランチャのアイコンをそのまま下部パネルにドラッグドロップすればッ。ほぉーらパネルにもランチャができるので、デスクトップがウィンドウなどで一杯になった状態でも大丈夫、すぐにホームを開くことができるんデス。


でもまだ足りないッ!とにかくホームディレクトリであるから、ヒアゼアアンドエブリホエアー、どこからでも開けたい!

例えば、起動メニューに「場所」というのがあるが、なんだか行き詰まった感じの「場所」ばっかりだ。

ここにも「ホーム」、あるいは「ドキュメント」とかよく開けるフォルダを表示できるようにしたい。

それには「ファイルブラウザ」で「ブックマーク」を作ればいいのだ。

「ブックマーク」そう、日本では同じ機能について「お気に入り」などと、暢気っていうか忙しいときには大いに神経をサカナデする呼び方が出回っているゆえに利用する気を激減させるが、Gnome for OpenSolarisの場合コレは使わにゃソンソンだ。

ホームディレクトリを「ブックマーク」に追加するには、ファイルブラウザでえっちらおっちらホームまで行ってから、プルダウンメニューから「ブックマーク」を選べばすぐにわかる。

一度ログアウトしてからログインし直してみよう。今度は「場所」を開くとホームディレクトリの「noniki」が現れた

図14:「export/home/noniki」をブックマークに追加する
図14:「export/home/noniki」を
ブックマークに追加する
図15:起動メニューの「場所」からもホームディレクトリが開ける
図15:起動メニューの「場所」からも
ホームディレクトリが開ける

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この「ブックマーク」を華麗に利用するには、「ファイルブラウザ」との連携が欠かせない。
ファイルブラウザの「表示」設定で、「サイドフレーム」が見えるようにして...

かつ、その「サイドフレーム」として「場所」を表示するようにしておく。

ちなみに「情報」を表示するようにすると、その巨大なアイコンと、無駄なスペースの使用感に呆然とする。

図16:ファイルブラウザの「表示」を設定。のに子ブラウザではもう全部何もかも丸見えにしてある
図16:ファイルブラウザの「表示」を設定。
のに子ブラウザではもう全部
何もかも丸見えにしてある
図17:サイドフレームに「場所」を表示する
図17:サイドフレームに「場所」を表示する
図18:でかッ!表示の意味あるのか!?
図18:でかッ!
表示の意味あるのか!?

とにかく図17のようにしておけば、ファイルブラウザでどこに迷い込もうとも、いつでもホームディレクトリが開ける。

今作業中のフォルダについてガンガンブックマークをつけよう。
例えば、/export/home/noniko/Documents/solexpdoc/solexp3/img
というフォルダをブックマークしておく。

変更はすぐに反映される。
ファイルブラウザのサイドフレームには「img」という名前で登録されるが、これじゃどこのimgの骨だかわかりゃしないので、名前を変更する。右クリックで操作だ。


「solexp3_img」という名前にしたとする。

例えば、The GIMPを起動して画像を作成する。
これを上記のフォルダに保存したいとする。

「画像を保存」の設定画面で「フォルダの中に保存」を突っついてみよう。

ブックマークしたフォルダが全部リストアップされるから、マウスをチクチクして階層を降りていかなくても一足飛びに指定できる


このようにして、デスクトップのいろんな場所からホームへ行けるだけでなく、作業中のフォルダなどいろんな場所へ行けるようになった。

「GUIはいちいちマウスをチクチクやらなきゃいけないからかえって面倒だ」と言われたとき、「フハハハハ、そう思うのが素人のアハアサアサカササ」と噛みながら反論もできようと言うものだ。

だがこれはSolaris Expressのデスクトップを活用するためのほんの下準備。お楽しみはまだまだこれからヨーッ。

※音楽ファイル再生には、マクロメディア社が配布しているFlash Playerが必要です (無償)。
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  だって「ランチャ」ってなんか語感がカッコいいじゃないですか。ホームを開くたびに「ホーム・ランチャーッ」て叫べそうな感じで。でも「シンボリックリーンク」て叫ぶのもカッコよさそうだから説得力に欠けるな。
  他のGnomeでは「nautilus」だけでは「マイコンピュータ」とかが開いてしまう場合もあるので、その場合は「nautilus /export/home/noniko」のように明示する。
  小さい母音で終わる文を多用すると女子高生ぽい文体になるらしいが、だからといって小さい母音を一文の末尾に多用すると「Solarisはァァァァ世界一ィィィィ」のように軍人ぽくなってしまう。
  フォークソング調で。
  別にやんごとなくなくても、他のヒラが自分以外見るの禁止に設定したフォルダがあれば同じことだ。
  遊んでんなよ検索でいつまでも....
  単語自体は雨雲とか、後光がさしてくるというあの後光の意味があるらしい。
  最近の洋画や洋楽のタイトルはただ英語の原題をカタカナで書いただけというのが多いが、whereをホエアーと書かれると著しく間が抜ける。
  コドモのころ耳でこの言葉をきいて「神経を魚で」どうするんだろうか、ナマの魚でペタペタされるならとてもイヤだなと思った。
  これにもカワイイアイコンが欲しいんだけど、設定方法は現在調査中。
  アプリケーションの種類によっては連携してくれないものもあります。例えばStarSuite8は連携してくれない!モシモーシ!改善お願い!

本記事は、サンのユーザ様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。

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