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エコ・イノベーションとは ![]() エンタープライズ・サーバー
技術本部 本部長 関根俊夫氏 ゼネラルセッションでは、エンタープライズ・サーバ技術本部本部長の関根俊夫氏から、サンが取り組む「エコ・イノベーション」の概要が紹介されました。 「CPUのクロックアップだけに血道を上げる競争は地球環境に配慮を欠いた無責任な競争でしかあり得ません。サンはエコに責任を持つ新たな価値観に基づいて製品を開発していきます。 ご留意頂きたいのは、サンが考えるエコとはエコロジーとエコノミクスの両立です。これはエネルギー消費を抑えることは地球環境への配慮だけでなく、コスト削減にも通じるという考えに基づきます。」(関根氏) すでに、サンは、製品関連の目標を設定し、その目標を達成するための具体的な手段として、「CoolThreads サーバ」、「Sun Rayシンクライアント」、「Project Blackbox」、「ENERGY STAR準拠」、「データセンターの仮想化」の5つを挙げています(具体的な内容はこちらを参照してください)。 次に、ユーザのデータセンター環境を効率化するためのサンのアプローチが紹介されました。サンは自らのデータセンターの改善経験から、次の3つのステップを提案しています。なお、いずれのステップもシステムレベルとファシリティレベルの作業に分かれます。
高いスループット性能×低い発熱量 ![]() マーケティング統括本部
専任部長 堀口健氏 ブレークアウトセッションでは、エコ・イノベーション関連の製品紹介が行われました。 まず、登場したのが、CoolThreadsサーバです。マーケティング統括本部 専任部長の堀口健氏は、「Chip Multi-Threading Technology(CMT)によって、高いスループット性能の実現とともに、電力量や設置スペースを大幅に削減する。」ことを強調しました。 講演では、株式会社シーエー・モバイルより根立宗一郎氏が登壇し、CoolThreadsサーバによるシステム構築事例が紹介されました。 シーエー・モバイルは、アクセス数の増加に対応するため、サービス提供プラットフォームをIAサーバ + LinuxからSun Fire T1000/T2000 + Solaris OSに変更しました。省電力で高性能なCoolThreads サーバであれば、少ない台数でも必要なパフォーマンスを得られるという判断からです。 事実、サーバ台数は従来比で半分に減らすことができ、ラック代と電気代を削減できたことが報告されました。さらには、システム管理面でもリモート化の実現などで大きな改善を実現できました。、CoolThreadsを導入した新システムは高い満足度を得たとのことで、自己採点では10点満点で9点という高いものでした。(詳しい事例はこちら)。 引き続き、堀口氏から、先頃発表された「Sun SPARC Enterprise T5120/T5220」が紹介されました。世界最高のシングルソケットのスループット性能を有する「UltraSPARC T2プロセッサ」を搭載。この最新のプロセッサは、マルチスレッド・ネットワーキング機能、暗号化処理機能といった従来システムレベルで提供されていた主要機能を統合した業界初の「システム・オン・チップ(SoC:system on a chip)」です。しかも、プロセッサ単位の消費電力はわずかに95W未満。サンの環境への配慮がここにも現れています。(比較データはこちら) パフォーマンスと効率を追求 ![]() マーケティング統括本部
専任部長 的場謙一郎氏 続いて、サンとインテルのコラボレーションが生み出した最新のx64製品「Sun Fire X4150/X4450」です。Sun Fire X4150は、1RUのサイズで、最大64GBのメモリと1TBを超えるディスク容量、4ポートのイーサネット、PCIEeを3スロット備え、そのキャパシティは従来比で格段の違いがあります。 Sun Fire X4450は、16CPUコアを2RUと同等機種に比べて半分の高さで実装されています。マーケティング統括本部 専任部長 的場謙一郎氏は、Sun Fire X4150/X4450を「このクラス最高レベルの性能、キャパシティ、効率を追求した製品であり、仮想化に最適なプラットフォーム」と強調しました。 さらにこの製品は、シンプルなシステム管理を追求した製品でもあります。 電源装置の効率化が図られ、背面パネルのデザインの共通化、さらには、サービスプロセッサを標準搭載し、交換可能な全てのコンポーネントにLEDを配備するなど保守性向上のための多数の工夫が施されています。また、シャーシ素材をプラスティックからアルミニウムにするなどの、リサイクルを意識した設計となっています。 快適なオフィス環境の実現 マーケティング統括本部 高松新吾氏は、5つの観点からSun Rayシンクライアントがもたらすエコ・イノベーションを解説しました。 ![]() マーケティング統括本部
高松新吾氏
サン社内では全世界で27,000台を導入し、自ら実証しています。導入前に比べ、約3億円の電気代節約をもたらし、システム管理者は実質的に2,000人あたりに1人となりました。また、フレキシブルオフィス化によりオフィススペースを削減することができ、約80億円の不動産関連経費の削減へとつながりました。オフィス環境でのエコロジーとエコノミクスを両立させた最適な事例といえるでしょう。 システム・アプローチによるデータ・マネージメント ![]() ストレージ・ビジネス統括本部
本部長 井上尚紀氏 ブレークアウトセッションの締めくくりはストレージ製品の紹介です。内部統制やコンプライアンス対応といった背景から、企業の重要データを効率よく保存・管理することが求められています。 今後、企業が保存すべきデータ量が急増することは必至であり、サーバと同様に、ストレージ機器の省電力化や省スペース化、また管理容易性といった点も考慮しなければなりません。 ストレージ・ビジネス統括本部 本部長の井上尚紀氏は「サンは、サーバ、ソフトウェア、ストレージを組み合わせ、システム・アプローチでエネルギー効率に優れた最適なソリューションを提供します」ということを強調しました。 サンの強みは、保存すべきデータの種類、用途、アクセス頻度など様々なビジネス要件を考慮し、コスト・パフォーマンスに優れたソリューションを提供できる点にあります。また、特にアーカイブ処理ソリューションについてはエネルギーコストを大幅に削減するという強みも持ち合わせています。 サンの提供するストレージソリューションの優位性を示す事例として、オーストラリア労働省では、メインフレーム環境からSun StorageTek SL8500とStorageTekテープドライブへの移行によって66%のエネルギー消費削減と33%の省スペース、さらに運用管理業務の著しい改善が実現できたことが報告されました。 事例が示すエコ・イノベーション 「サンは自社の“データセンターのグリーン化”を推進しています」(前述、関根氏)。データセンターのグリーン化とは、データセンターをコンパクトにして、エネルギー効率を高め、データセンターから排出される二酸化炭素を減らし、コストを削減する取り組みです。こうした取組みの結果、エネルギー効率の高い新しいデータセンターが米国、インド、イギリスに設立されました。 カリフォルニアのサンタクララのデータセンターの場合、サーバ台数は88台のSun Fire V880を58台のSun Fire T1000/T2000に移行するなどを含め、全体で2,177台から約1,000台へと減りました。同様にストレージも738台から225台へと激減し、新規データセンターへの投資を約900万ドルの節約することができました。 さらに、消費電力は2,200KWから560KWへと減り、設置スペースは202,000SF(スクエアフィート)から76,000SFへと大幅に縮小されました。スペースを最大限に利用し、運用コストと環境への影響を最小限に抑えています。改善後のデータセンターはこれだけの電力とスペースの削減を果たしながらコンピュート能力は従来の450%向上と、圧倒的なコストパフォーマンスを記録しています。
関根氏は、「サーバ、ストレージ、クライアントといったハードウェアから、OS、ソフトウェアまで幅広いレベルで省電力・省スペースというデータセンターが抱える問題に対応できるのがサンの強み」を改めて述べ、このフォーラムを締めくくりました。
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