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マイク入力の行方は? 前回は、最強Javaによる音声合成システム「FreeTTS」の利用と、あと「英語なまりだっていいじゃないか」という開き直りも手伝って、Solaris君に好きなことをしゃべらせる術を得たワタシ。だが、こちらがマイクでしゃべった音声をSolaris君に聴かせることはできるのだろうか。 Solaris Express Developer EditionのGnome for OpenSolarisデスクトップ(以後、ソルデベのグノメグイ(※1))には「サウンドレコーダ」というツールがあり、今までの獲物(再生した音声データ)はみんなこれで捕まえて、みなさんにお聞かせしたという次第(※2)だ。 これに、今度はマイク入力を試してみようというのだ。 幸いIP電話だのインターネット会議だのの普及により、巷にはヘッドセットがタイヘンよく普及している。それも、以前のように着脱のたびにメガネがひっかかって(※3)ズリ落ちたりするでかいヤツではなく、ワタシが今回このために買ったのもパソ屋さんでレジ待ちのなぐさみに物色できるように置いてあるワゴンから取り上げた、リズナボーなお値段の、耳かきみたいなコンパクトなヤツだった。 ソルデベのグノメグイには「音量コントロール」という設定ツールがあり、これはデフォルトの入力が「Microphone」になっているから楽だ。 我が自作ソルデベマシンにはオンボードで「Realtek」さんのサウンドチップ「ALC833」がついている。 コイツのマイク端子にズガとつなげて「サウンドレコーダ」の録音ボタンを押し、「もしもぉーし」と言ってみた。 次に再生してみるが、何も聞こえなかったり、場合によっては再生そのものができなかったりする。(ド)ゥーム。 録音されてないのか、再生されてないのか?マイクが劇安だからか?オンボードチップか?ドライバか?それともこのサウンドレコーダ自体が失敗しているのか?なにせこんなだから、なにがうまく行っているのかいないのかわかりゃしねぇ。 ヘルプドキュメントも、スクロールの余地もないくらい簡単だ。 思い出したヨ、「CDE」 ゴーを煮やしたワタシは 「他の録音関係のソフトを使ってみようか」 と思った。だが他に何がある。ソルデベグノメグイには他に「ビデオ会議」というツールもあるが、誰と会議すればよいというのか。そこに、ふとももい出(※4)がよみがえった。 「昔ソルッパチ(※5)とかでCDE使ってたころ、音声ノートとかいうソフトがあったよな」 そう、CDE(Common Desktop Environment、共通デスクトップ環境)。多くの商用UNIXや、ちょっと前までSolarisでもデフォルトだったシンプルなデスクトップ環境だ。それに「音声メモ」のようなツールが確かあったのだが、以前も書いたとおり当時は「イソテル版(※6)で音声などは考えぬが仏」ともっぱら思っていたので、アイコンをつつくことすらしなかったものだ。 そんなCDE、Solaris10や、実は今のこのソルデベ(※7)でも、グノメグイと切り替えて使うことができるのだ。グノメグイ攻略に熱中するあまり久しくCDEのほうは見ていなかったが、ここにきてちょっと立ち上げてみようという気になった。 グノメグイ標準時代の若い人も、ちょっと故きを温ねて新しきを知られればよかろうのう(※8)。 CDEデスクトップ環境に入るには、ログイン画面で「セッション」メニューをつついて、「CDE」を選ぶ。 こんなデスクトップだ。いやーシンプルだ。 当時はこのまったくワヒンドワズに似ていない画面にむしろ「うぁたくしはUNIXを使っているのよUNIXを、スタートメニューだデスクトップアイコンだと所詮パソコン風情の浅知恵、無用じゃ目障りじゃ」などとプライドをバッハバッハ吹かしていたものだが、今はグノメグイ画面にせっせとデスクトップアイコンやメニューアイテムを作っては便利だ便利だと悦に入っている。ワタシも人間丸くなったものだ。 アレだってコレだって動くんです
それは全然いいとしてとにかくCDEでは、フォルダを開いたりアプリケーションを立ち上げたりするメニューは、全部下のパネルにおさまっている。 パネルにはカテゴリごとの代表的なツールのアイコンが並んでいる。例えば一番左端にあるのは、そっその星のマークはまさか(※9)、そうスタスーだッ。 でかいアイコンの上にある三角矢印をクリックするとポップアップして、スタスーのWriterとかCalcとかサブメニューが現れる。その代表としてWriterのアイコンがパネル上にドカンと鎮座ましましているというわけだ。 こんなションプル(※10)な画面でも動くのか?クリックしてみた。 あッ上がった! それも速ッ!「あッあが」でもう新規編集画面になっていた。全く同じマシンでもグノメグイだと、歌のひとつも歌って上がるのを待つところだ。 そんな図6の隣のアイコンにも注目。「地球に時計の針」だが、時計の針はホントの時計で、アイコンそのものはクリックするとFirefoxが上がってくる。これもキビキビ、キビッてな感じで、グノメグイのゲロゲロー、ゲー、ゲロンてな感じに比べて(※11)軽快だ。 パネルにはメールのアイコンもあるが、これはThunderbirdではなく、ローカルやIMAPサーバの受信箱を開くものだ。「どっかの組織ででかいサーバにみんな管理してもらっている端末用」という感じだ。 でも問題なァーし!コンソール(※12)から「thunderbird」とコマンドしてやればいいのだ。なおコンソールは「ファイルマネージャ」からも開ける。ファイルマネージャで表示しているところに移動した状態でコンソールを開けるという便利なものだ。 そのファイルマネージャはというと、少しカラフルなフォルダのアイコンをつつくとホームフォルダの中身とともに現れる。 同様、The GIMPもコマンドで開けるから、スクショも自由自在に撮れる。なおこれらの起動もスパーンと速い。 シンプルななりにおしゃれしてみる
えっ?でも「この青い壁紙に赤い窓枠はちょっと合わない」? その場合は、右の方にあるこのアイコンをクリックする。「デスクトップ・コントロール」というウィンドウが立ち上がる。 この「デスクトップ・コントロール」、「ナントカ・スタイル・マネージャ」という項目がたくさんある。そのうち、窓枠などの色は「カラー・スタイル・マネージャ」という、ドット(・)(※13)の区切りが多めなのがいかにも古風な、項目で設定する。 カラースタイルマネージャ(いちいち区切るのがめんどくさくなった)では、「ええと窓枠はこれで選択時はこれね、あと反転表示はこれがいいわぁ」といういくつかの色セットから選択する。 この、青い波々とした背景には、「海」のカラーセットが合うのじゃないだろうか。 ちなみに図13を見ると「マスタード」「海」「北天」「ナツメグ」「オリーブ」「ラン」という名前のコレクションもまた収拾つかなさげな趣味だ。 カラーセットはログインし直さないと有効にならない。ログアウトはよくある通り、デスクトップを右クリックしてメニューを出して選べる。 再びCDEにログインすると、だがこれが海かッ!? 緑のプランクトンが異常増殖した海という感じだ。アチラの人の色彩感覚は少し違うようだ。だがそれはそれとして、一方背景のほうは同じ図11の「背景スタイル・マネージャ」でキメる。 背景も、シンプルなCDEらしく、みんなタイルパターンだ。 だが結構種類が多い上に(図15のカラス色って何)窓枠の色セットが変わるとこの背景も微妙に青っぽくなったり茶色っぽくなったりと変わるのだ。だから「窓枠の色変えてログインしなおしてまた背景変えて」とやっていると時間がボコボコに潰れるので気をつけよう。 ワタシも今回は(※14)だいたいこんな感じに納めた。「ライラック」の色セットに「毛織物」の背景だ。冬は部屋のカーペットみたいでいい感じだが夏は暑そうだ(※15)。
本記事は、サンのユーザ様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。
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