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~北見工業大学 編~
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目次

今回は、最近システムを一新し、サーバからクライアントまでサンの製品ラインナップを使用している北見工業大学の情報システム工学科を訪問させていだいた。

北見工業大学(以下、北見工大)は、北海道は網走管内の中核都市、北見市の市内に立地している。西に大雪山、東にオホーツク海や知床半島を望む自然豊かな大地に抱かれ、マイナス20度近くにも達する厳冬をものともせず、今日も北見工大の先生と学生達はのびのびと最先端のテクノロジーに挑んでいる。

情報システム工学科の研究環境は、Ultra20が30台設置された教室と、Sun Ray 2が80台ある大教室、14台のSun Fire x4100サーバで構成され、メール、ディレクトリ、IDシンクといったITインフラには、2台のSun Fire T2000が使用されている。

北見駅付近
北見駅付近
北見工大 情報システム工学科キャンパス前
北見工大 情報システム工学科キャンパス前
右:亀丸俊一先生/左:後藤文太朗先生
右:亀丸俊一先生/左:後藤文太朗先生
後藤先生

うちは、Sun Rayは2代目なんですよ。前のは6年使っていたのですが、その6年間で管理のしやすさがわかってきたので、またSun Rayになりました。

ただ、やはりSun Rayでは出来ないこともあって、ワークステーション(Ultra20)を30台導入したのです。(Ultra20は)いろんな用途につかえますので導入してよかったですね。

サン白川
6年前に入れて頂いていたSun Ray100とE4500サーバから、Sun Ray2とx4100という新システムになって、どう変わりましたか?
後藤先生

前のシステムは遅くてIDEが重くて使えなかったですね。(笑)今年からNetBeansを使っていますが、みんなで一斉に使っても問題なく使えています。

私にとっては教育がやりやすく、学生にとっては講義に集中できて、より面白い授業に望めるようになりました。

実習教室
実習教室
サン白川
よく弊社のSun Rayをお使いのお客様のところに他社ベンダーさんが『うちのシンクライアントに変えませんか?』と乗り込んでくることがありますが、貴校はいかがでしたか?
後藤先生

学校としては入札制度を取っている以上、当然、今回も他社から提案がありましたね。そこはPCシンクライアントでした。

亀丸先生

2代目もシンクライアントにしたいということは当たり前に思っていましたが、そこでPCにするかどうかということを考えると『PCはなぁ・・・』という感じでした。

後藤先生

サンのシンクライアントが圧倒的にいいと思ったのは、音が静かだったことですね。 以前は授業にマイクが必要だったのが、Sun Ray100にしてからマイクが要らなくなったんです。今回Sun Ray2にした時はさすがにその感動はなかったですけども・・・。(笑)

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サン鈴木
さきほど、Sun Rayで出来ないこともあるのでワークステーションを導入されたとのことですが、具体的にどのように使い分けられていらっしゃいますか?
後藤先生
Sun Rayが整然と並ぶ教室
Sun Rayが整然と並ぶ教室

プログラミングの実習授業では、Sun Rayを使用しています。実は、Sun Rayのいいところはカードの抜き差しだけで自分のデスクトップ環境を移動できることなんです。

以前は、学生は自分のプログラムのリストを印刷して先生の所に持って行ってチェックしてもらうということをしていましたが、今では、学生は実習が終わるとカードを抜いて、先生のSun Rayにカードを差して自分のプログラムを診断してもらいます。

そうするとコンパイルエラーが出る様子や動作のおかしなところも画面を見ながら指摘してあげられますので、先生はより細かい指導ができるようになりました。

PCでペーパレスをやろうと思ったら、先生がひとりひとりの学生のPCを回って歩かないといけませんからね。授業の効率がとてもよくなりましたね。

Ultra20ワークステーションは、Windowsでしか動かないソフトウエアを使いたいときや、ロボットのコントロールといった実験などに利用しています。

サン白川
新しいSun Rayのソフトウエアでは、コネクタを使ってWindowsアプリケーションを使えるようになりましたが、そのような使い方のご要望はありますか?
後藤先生
後藤文太朗先生
後藤文太朗先生

いいえ、特にそれは考えていないです。Windowsは使いたくて使っているというより、Windowsでしかできない場合があるからです。

あと、ぼくはSun Rayは教育用の他に、ぜひ大学の事務局に入れてほしいと思っていますね。

誰でもパソコンが簡単に使えるようになって一人一台環境になりましたが、でも実はパソコンの管理に、結構時間がかかっているんですよね。

そういう意味で、Sun RayでWindowsを使えるようにして、管理対象はサーバだけにして、本来業務だけに専念できる環境にするすべきだと思うのです。

国立大学も生き残りの時代ですから、もっと本来のサービス業務に時間を割かなければならないはずですので、まじめにそうしたことも考えていかなければならないと考えています。

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亀丸俊一先生
亀丸俊一先生
サン鈴木
ある工業高校では、パソコンだと授業の度ごとに環境を元に戻すためのメンテナンス作業がとても大変だったそうですが、Sun Rayにしたら本当に管理がラクになって、生徒達にも自由に使わせられるし、先生は教育に専念できるようになった、とのことです。
亀丸先生

なるほどねー!工業高校というと普通使うのはPCですよね。Sun Rayをうまく使いこなしておられるんですね。いやー、たいしたもんだ。


サン鈴木
それにSun Rayは熱を発しないので、真夏でも教室では冷房を入れずに大きな扇風機だけで窓を開け放して授業をされていましたね。電気代の節約にもなったそうで・・。
亀丸先生

情報センター(PC使用)のほうは熱くなるんですよー。パソコン100台に人が100人ですからねぇ。冬でもエアコンをつけていますもの!(笑)

サン白川
Sun Rayは本体だけでしたら4ワットくらいしか電気を使いませんから、PCに比べて相対的にかなり節電になります。
後藤先生

大学の電気の使用量がどんどん上がっているので、大学全部にSun Ray入れればいいのになぁと思います。(笑)

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サン秋元
今回システムを導入するにあたって、『今度はこんな風にしよう』といった思いですとか、将来的な構想のようなものがありましたらお聞かせ下さい。
後藤先生
教室のとなりがサーバルーム(実は上窓の音漏れ対策が目下の課題とのこと)
教室のとなりがサーバルーム
(実は上窓の音漏れ対策が
目下の課題とのこと)

今までは1つのサーバに全部のアプリケーションを載せていましたが、今回はSun Rayサーバとは別に、実験演習用のサーバを用意しました。

そこにIDEや必要なアプリを載せたり、さらにSolarisコンテナを使ってゾーンが切れるので、希望する先生にはゾーンを切ってあげて、その先生が実験に使う専用のアプリケーションを載せたりしています。

PCでもWebサーバを立ち上げたりといったことはできなくはないですが、PCをまっさらにしていろいろやらせることは難しいのです。

でも、その点、Solarisのゾーンだと擬似的にそれができるので、ゾーンを使った教育ができるようにしていきたいという思いがあって、今回このような構成にしています。

サン白川
なるほど、演習内容に応じて1つ1つローカルゾーンを各先生のために切ってあげれば、その先生の専用マシンのような感覚で使えるわけですよね。
後藤先生

その他には、前期と後期で授業内容ががらっと違うことがあるのですが、例えば7台のサーバのうち、前期は、Solarisマシン5台Linuxマシン2台、後期はまた別の構成で使うと行ったことが簡単にできるようになったことが良かったと思います。そういう意味で、今回のサンのマシンは、Solaris、Windows、Linuxといろいろ動きますのでいいですよね。

サン白川
(サンのx64サーバがマルチOS対応ということが)意外と知られていないのですが、Opteron系のマシンが出てきてから、そういったメリットをお客様に感じて頂けるようになりました。

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北見工大では今回新規に導入された30台のUltra20ワークステーションに、WindowsとLinuxをインストールし、パソコン感覚で学生に使わせるというユニークな利用をされている。(ちなみに先生方はこのUltra20を『PCワークステーション』と呼んでいる。)

亀丸先生
ワークステーション教室
ワークステーション教室

私の専門分野である光情報処理にコンピュータを利用しています。光学実験の前のシュミレーションやデータ解析に計算機はなくてはならないものです。

最近の学生はみんな自宅にパソコンを持っていますし、自分で手軽にデジカメ画像を取り込んだりできることから、うちの研究室では今は主にパソコンを使用してきました。

ただ、最近の画像データはどんどん大きくなっていますから、やはり処理能力やスピード、解析の精度を考えるとワークステーションがいいのかなと思っています。

せっかく、こんなにいいシステムを導入しましたし、私はその導入責任者として、これらのパワーをもっと活用していきたいと思っています。

後藤先生

システムが新しくなったので、これからはJavaの活用もしていくといいですね。 例えば、JPEGの画像を読み込んで何か処理したりといった場合がありますよね。それをC言語で一から書こうとすると大変ですが、その点Javaが凄いなと思うのは、ライブラリが豊富に揃っているので、すでにJPEGを読み込むツールがあるんですよね。フロントエンドのGUIなど、Javaだと見栄えが良くてとりあえず動くものが簡単に作れます。せっかく学生達はJavaの勉強もしてるので、少しハッパをかけて、実験に必要なプログラムをJavaで作らせてみてはどうでしょう。

亀丸先生

なるほど。そんなに簡単にできるなら、ぜひやらせてみたいですね。

後藤先生

せっかく新しいシステムが入ったので、教えるやり方を変えようと思っています。以前は試験対策もあって言語の基本的なところが中心になっていて、Javaの面白いところがなかなか授業で出来ませんでした。マシンを新しくしてCPUパワーがアップしたので、グラフィックとかユーザアプリ回りをちょっと始めてみたところ、学生さんが面白がってくれて、自主的に勉強してくれるようになってきました。

サン秋元
Ultra20は、トリプル・ブートにされているのですか?
後藤先生

いや、今回は、ディスクが足りなくてWindowsとLinuxのデュアルブートにしちゃいました。(一同爆笑)Windowsって結構、ディスク喰いなもんで。とりあえずSolarisは他のワークステーションでもできますし、30分くらいでイメージ配信できるようにしているので、実験や授業内容によってSolarisが使いたいときはSolarisマシンになるようにはしています。

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サン鈴木
先ほど、サーバルームや各教室を拝見させていただいて、見事にサンの製品だけで揃えて頂いていたのには感動しました。いろいろな選択肢がある中で私どもの製品をお選びいただいた特別な理由といったものはございますか。
後藤先生

私はですね、サンのハードは筐体からして美しいと思っているんですよ。さらに中を開けてみると中も綺麗なんですよ。そういうところも見て欲しいんですよね。それと最近Solaris10になってから凄いと思っています。

昔、Sun OS時代はSun OS上で動くフリーソフトが沢山あってみんな使っていました。それがいつからかサンさん、しんどくなってきましたよね。Linuxが普及しだしたころです。LinuxはLinuxで使いやすいんですけども、多少良くなったといっても、極論すれば、昔のSun OSのツールが揃っていた頃の焼き直しをしているだけなんですよ。Solaris 10になってから、OSとしてさらに一歩先を進んでいると思うので、是非、学生さんには触って欲しいんですよ。

Linuxももちろんいいんですけど、Solaris 10は、その道の人にとって、プロの道具としてのアドバンテージがあると思います。特にSolarisコンテナはキレイですよね。Solarisコンテナのように緩いけども使いやすいソフトウエア・パーティションって他にもあるんですかね?

でも、意外と皆さん、Solarisコンテナ活用されてないですよね。日本語の情報もまだ少ないですよね。英語ではいい記事があるんですけどね。例えばWeb、公開するところはRead Onlyのゾーンで、Writeできるゾーンは別に作ればセキュアにできる、といったことが書いてあって、Webのセキュリティを考えている人には喉から手が出るほどやりたい技術なんですが、Solaris 10さえ入れれば、パっと出来てしまうのは凄いなと思いますよ。

サーバルーム
サーバルーム
サン白川
コンテナも面白いですが、今度のSolaris10からTrusted Extentionでは、ネットワークのパケットヘッダーにまでどのゾーンから来たか印がつけられるんですよ。
同じWebサイトなのにアメリカ国内から見たときと日本から見たときに違う情報が表示されるといった技術が、すでにアメリカ国防総省でも実用で使われています。
後藤先生

そうそう!そうです。Sun Tech Daysでデモを見たとき、凄いと思いました。あれ、うちの大学で入れたいと思いましたもの。

サン白川
マニュアルを読めばどこかに書いてあるんでしょうけども、”とりあえず作ってみよう”といった教習本的な資料がないので、そこを充実させれば、『Solarisにはこんな便利があったんだ!』といったことをもっと知ってもらえるんでしょうね。
サン鈴木
ぜひ、大学の先生にSolarisを使い倒していただいて学生さんのためのSolaris教科書を執筆していただきたいです。(笑)
後藤先生

あと、サンの良さとしては、チップからOSまで全て作っている会社は少ないですし、OSをフリーで出しているのもサンさんだけです。サンさんの戦略は大学にとっては非常にありがたいと思います。

サン鈴木
サンに対してなにかご要望はございますか?
後藤先生

最近のサンってスゴイんで、Solaris10にしろ、CoolThreadsのマシンにしろ、他がやらないことをどんどんやってくれるんで、こちらも活性化されますし、この流れを途切れないようにしてほしいですね。

そうそう、リクエストといえば、日本でJavaOneやって欲しいな!アメリカのJavaOneも見させて頂きましたが、ああいう文化はサンらしくていいです。ぜひ、北海道でやってください。知床が世界遺産になったので、知床でJavaOneいかがでしょう!(笑)

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サン秋元
今後は、このシステムをどう展開していかれたいですか?
後藤先生

まず、もっと実験用のサーバを有効活用して、先生にとってはラクをしながら面白い授業ができ、学生にとっても楽しめてスキルアップできるようにしたいです。あとは、学生達があそこにたくさん並んでいるサーバを見て、『先生、ちょっと使わせてくれません?』と言ってくれるようにならないかなと思っています。

亀丸先生

先日、学内の情報センターでJavaの講習会をやったら結構、人が来たんだそうです。Java本家のウチでそういう講習会をやってみてもいいかなと思いますね。せっかくいい環境があるんですし、大学も最近は地域貢献を求められていますので、どんどんやったらいいですよね。

後藤先生

大学の地域貢献という意味では、大学のCPUは結構余っているので、夜に地域市民向けに開放したらいいのではないかと考えています。そのときにSun Rayって本当はいいなあと思っているのですよね。PCのセットアップって、皆さん嫌がるし出来ない人もたくさんいるんですが、Sun Rayはピッとつなぐだけで簡単にインターネットしたりメール見たりできますからね。

サン白川
Sun Ray端末自身にVPN機能が入っていますので、キャンパス内だけではなく、ご家庭の通信回線やプロバイダ経由でも大学のサーバに接続して使うこともできますから、ご自宅にSun Rayを置いてもらって、大学のサーバにつないで利用するといった方法も実現できます。
後藤先生

Sun Ray Noteがもっと安くなってくれたら、学生さんにはPC買わなくていいからSun Ray Note買ってくれって言うんですけどね。もっと安く、それと軽くしてください。(一同笑)

サン白川
学生さんが卒業した後も、いつでもリモートから大学の計算機を使うことができるようにしてあげるといったことも考えられますね。在校生の研究にアドバイスしたり、実社会での技術を紹介するといったこともできますし、卒業生も、常に母校とつながっているという状態になれば、自分の専門分野の最新研究の知識を大学から得られるというメリットもありますね。
サン鈴木
最近は小・中学校でも情報教育に力を入れている学校が増えています。そうした学校にSun Ray端末を入れてもらって、そのSun Rayサーバとして大学のサーバを使ってもらうということもできますね。
亀丸先生

それはいい考えですね。面白そうです。これだけのシステムが揃いましたし、なんだかいろいろなことができそうです。昼間学生だけに使わせるだけじゃもったいないですよ。

北見工大以外でも興味ある先生にアカウントをあげて自由にサーバを使ってもらったり、夜間の勉強会や公開講座なんかをやってみてもいいですね。学生だけでなく地域社会のいろんな方々にコンピュータの楽しさを知ってもらうことはいいことだと思います。

後藤先生

Sun Rayはみんなきっと感動しますよ~。
・・・マシンが新しい今のうちに(笑)さっそく行動を起こしましょう。


今回、北見工大にお邪魔したサン・スタッフ

  • 秋元 禮 : エデュケーション・リサーチ営業本部 セールス・スタッフ
  • 白川 晃 : デスクトップ・ソリューション本部 Sun Rayスペシャリスト
  • 鈴木美穂子 : マーケティング統括本部 Webマーケティングチーム

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