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データ洪水からの脱出法 ~爆発的に増大するデータを管理するためのポイント~
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この記事は、2008年4月に実施された『Sun Business .Next』イベントの講演内容をまとめたものです。

【第1回】データ洪水があなたを襲う?! 今何が起ころうとしているのか?

私の家の中だけでも、テレビの録画をするハードディスクや、高解像度のビデオカメラやデジタルカメラの画像をとっておくためのパソコンのハードディスクなどをあわせると、1テラバイトはあろうということに最近気付きました。

1時間の番組の録画をしただけでも、なんと2.2ギガバイトです。私の家族も使いますので、320ギガバイトのハードディスクがあっという間に一杯になってしまいます。

ところが、『いったいこんなもの取っておく必要があるのか?』と思っても、私自身が録画したデータは消すことはできますが、家族の価値観は違いますから私の判断で勝手に消すことはできません。自分の録画した分を消しては空き容量を作ってまたそこに録画するということを繰り返しているわけです。

実は皆さんの企業の中でも、これと同じようなことが起こっています。データに対する価値観はユーザそれぞれですから、情報システム管理者の方々の判断でユーザのデータを消すというのは、とても難しい状況ではないでしょうか。一方で、次々と新しい規制・技術やアプリケーションの登場によって、情報量がかつてないスピードで増大しています。

例えば、内部統制(J-SOX)のためのコンプライアンス対応。企業としては様々なデータや履歴を証拠として長期間保存しなければならなくなりました。また、You-Tubeなどに見られるように動画を共有・配信することが企業としてもごく一般的になってきています。

ある調査会社の発表によると、日本で2007年1年間で新たに生成されたデータは218エキサバイト(Exabyte:EB)だそうです。“エキサバイト”ってどういう単位だかご存知でしょうか。ぺタバイトはテラの1000倍、エクサバイトはさらにぺタバイトの1000倍です。

現在、企業レベルで管理するストレージの単位としては、“テラバイト”が普通に使われていますが、最近では研究所などからは『○○ぺタ下さい』といったようなお話をいただくようになりました。

さらに5年後には1.8ゼッタバイトのデータが生まれるだろうとの予測だそうです。10億テラバイトが1ゼッタバイトです。

もうあと数年もすれば、我々の会話の中にも普通に“ゼッタバイト”という単位が登場するようになるでしょう。


エネルギー効率の良いストレージは重要 データセンターにおけるエネルギー消費の割合
エネルギー効率の良いストレージは重要
データセンターにおけるエネルギー消費の割合
データ増大による管理費用の増加 熟練した専門家不足
データ増大による管理費用の増加
熟練した専門家不足

データセンタで消費される電力は5年ごとに倍増しています。2015年までにIT機器の購入コストよりも、電力コストの方が上回ると予測されており、地球温暖化の問題も相まって企業は電力の問題を無視できない状況になってきました。ストレージも例外ではなく、機器全体のうち約40%もの電力を使っており、そのうちの8割をディスク、2割をテープ装置が占めています。

もう一つ考慮しなければいけない問題があります。それは管理費用です。データがどんどん増加するにしたがって、それを管理するためのコストがどんどん増大しています。年に10%の勢いで増えており、専門家の人手不足が深刻な問題になっています。

このように、データが洪水のように増えていくことで、ストレージ機器も増える、消費電力も増える、人手は足りない・・・、こんな状況にIT部門はどんな対策が打てるのでしょうか?


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