以前、Javaでプログラミング可能な無線ネットワークデバイス、“Sun SPOT”を紹介する記事を掲載し、大変な反響がありました。 最初は、教育研究機関限定に販売を開始しましたが、ことのほか大好評で、一般企業様や個人の方からも『早く一般販売してほしい!!』という声が多数寄せられました。そして、2008年7月30日、ついに念願のSun SPOTのオンライン販売がスタートしました。 一般の方は、Sun SPOTストアでお求め頂くことができます。教育研究機関に属する学生、教職員、研究員の方はひきつづき、アカデミック版を特別価格で購入することができます。詳しい情報や購入方法はこちらをご覧下さい。 Sun SPOT Java開発キットは、アカデミック版が1キット39,000円、一般向けは76,500円(いずれも税別)とのことです。このキットは開発・研究用に提供されているということもあってセンサーデバイス自体はまだ量産体制とはなっていません。そのため、76,500円という価格は、個人で遊ぶにはちょっと手が届かないかな~と思っている方もいらっしゃることでしょう。 Sun Fun Times編集部員がProject Sun SPOTの公式サイトを眺めていたところ、誰でも(しかもタダで!)Sun SPOTをゲットできる方法があることをたまたま“発見”したので、この場を借りてご紹介したいと思います。 ![]() Sun SPOT Java開発キット
Sun SPOTの開発元であるサン米国本社のR&D機関、Sun Lab(サン・ラボ)が、ユニークなプログラムを実施中です。 カンタンにご説明すると、Sun SPOTを使った授業や研究プロジェクトのアイデア(プラン)を募集するプログラムです。応募資格はとくにありません。学生、先生だけでなく、一般企業の社員や個人でも参加できます。趣味でプログラミングしている人でもOKだそうです。 Sun Labが、Sun SPOTオープンソース・コミュニティの拡大・発展に貢献すると判断した提案をした人に対して、Sun SPOT開発キット(製品)をプレゼントするという企画です。 Sun SPOTを使った授業カリキュラムや、研究・実験プロジェクト、プロトタイプの開発などのプラン(企画)を書いて送るもので、現在Sun SPOTを所有している必要はありません。(Sun SPOTをもらうための企画ですから!) ![]() お掃除ロボットルンバを制御する
Sun SPOT なぜこのような企画を始めたのでしょうか?Sun Labとしては、Sun SPOTをベースとした無線センサー装置や組み込み系の開発者/利用者コミュニティを育成するためには、オープンソース・ソフトウエアの基盤を築くことが重要であると考え、先進的でクリエイティブな開発プロジェクトの促進と助成を思いついたようです。 有用なソフトウエア・コンポーネント(building blockと彼らは呼ぶ)が増えれば、将来それらを部品として利用してさらにソフトウエアの開発に拍車がかかります。組み込み/無線分野の産業全体の技術発展につながるというわけです。 「アイデアはあるけどSun SPOTを買うお金がなくてプロジェクトに着手できない。」あるいは「うちは教育研究機関じゃないのでSun SPOTが欲しくても買えない。」そんな個人や組織を応援し、Sun SPOTのコミュニティに参加してもらうための制度と考えられます。
募集対象国は36カ国、もちろん日本も含まれています。しかし、Sun Labに直接、英語で書いてメールで送らなければいけません。(うっ)でも、カンペキな英語である必要はないと思います。 サンはグローバルカンパニーゆえに、世界中の社員同士が英語でコミュニケーションせねばならない機会が多いのですが、トンチンカンな英語でも意外と結構通じ合っています(笑)。 特に非英語圏のエンジニアは英語が苦手な人が多いのですが、ハートと技術で通じ合っているみたいです。文章だけで説明するのが辛ければ、図を多用してみてもよいと思います。StarSuiteを使って書いた企画書を送るとSun Labの人たち、ググッとくるかもしれませんね。 言語の壁を乗り越えて、技術大国ニッポン発の独創的なSun SPOTプロジェクトにぜひチャレンジして下さい。 プロジェクト内容によっては、1個だけでなく複数のSun SPOT開発セットがもらえる可能性もあるとのことです。ある情報筋によると、すでに日本でもひとりで2セットをゲットした人がいるそうです。
募集期間は特に定めておらず、毎月募集し、毎月プレゼントを実施しているので、夏休みのひとときをプロジェクト考案に費やしてみてはいかがでしょうか。 もちろん、もらえたとしても“食い逃げ”はダメですよ。Sun LabのSun SPOTコミュニティメンバーが時々あなたのプロジェクトの進捗状況を確認するそうですから。でも、プロジェクト途中で障害にぶち当たったり、コーディングしていて何か困ったことがあったらSun SPOTフォーラムで相談できるので、プロジェクト完遂まで最後まで頑張ってくださいね。
| Sun Fun Times
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