ここまできてアレをヤレとは
phpMyAdminの設定ファイルである「config.inc.php」を直せばいいのだ。
「Virrkiさんブログ」にちゃんと書いてある。それは「/etc/phpmyadmin」フォルダの中にある。
この「config.inc.php」、nonikoユーザごときは開くもまかりならぬ、恐れ多いファイルだ。
図19:「/etc/phpmyadmin」フォルダの 中にある「config.inc.php」ファイル
図20:テキストエディタなどで開こうとは 無礼者ーッ、と言われる
ということはアレだ。今度は端末を開いてrootになるばかりでなく、さらにviで編集するというのだ。
だー。やだなー。ホラホラそんなこと言わないののに子ちゃん。ファイルブラウザで/etc/phpmyadminフォルダまで行って、右クリックして「端末の中に開く」を選んで、端末が出てきたらsuってやってパスワードを入力して、実行例2をやりなさーい。
実行例2
/etc/phpmyadminフォルダ中で端末を開いてroot権限でヤル
vi config.inc.php
一発で仕留めろ
さあ端末上に編集画面が開いた。うっかりヘンなキーを押したり、入力モードと編集モードを間違えたりしたが最後、たちまち制御不能のケイオスに陥れるべくパックリと口を開けて待っている、わけでもないのだが陥ってしまうとそんなふうに恨んでみたくもなるviに、いよいよ挑むのだ。
上下左右のカーソルキーは効くので、慎重に修正箇所を探す。
我々の獲物は、比較的最初のほう、リスト3の部分だ。
リスト3
「blowfish_secret」の設定
$cfg['blowfish_secret']='';
ここは「YOU MUST FILL IN .....!」とルゥードな大文字(※1) がくっついているからわかりやすい。
「秘密のパスフレーズ」という妖しげなこの設定は、簡単にはphpMyAdminでログインした情報をCookieに保存する際、暗号化するためのキーワードというところだ。リスト3を見るとこの値を記述すべき引用符の間に何もない。これがエラーの原因だ。
さあよく狙って二つの引用符の狭い空間に慎重にカーソルを挿し入れ、キーボードからi(カーソルより前から入力する信号)を叩き込み、適当な(※2) 文字列を入力するのだ。
なお、こうして入力したパスフレーズはphpMyAdminが使用するものなので、我々はスッカラカン忘れっちまえーとまでは言わないが、以後特に入力を求められることはない。
図21:viでドキドキの修正。秘密のパスフレーズを「owarai」にしたところ。
カーソルを余計なところにやらない、余計なキーを押さない。だがうっかりやってもーてわけわかんなくなったら、まずはEscキーを押す。Escキーは何度押しても問題ないので念には念を入れて100回くらい叩き込んでもよい。
十分エスケを押し込んだら、「:q!」と押す。コロンと間違ってセミコロンなどを入れないようにする。
念のため「コロキュー!」と掛け声をかけるのもよいだろう。これで全てを清算して最初からやり直せる。
問題なく入力できたら、余計な間違いをしないためにすみやかに撤収する。やはりEscキーのあと「:wq」だ。念のため(ビックリマークはないので普通に)「コロダブキュー」と唱えてもよいだろう。
図22:わけわかんなかったら エスケでコロキュー!
図23:無事に入力できたら さっさとエスケでコロダブキュー。
これで保存完了、viの迷宮から脱出だ。
最後の警告は気にしない
では、晴れてローカルホストのphpMyAdminにもう一度アクセスする。
今度はログイン画面が表示された。だが、下のほうにまた赤と黄色のヤな感じのウィンドウが出る。
図24:ログイン画面は得られたが、まだ警告が出ている
「mcrypt拡張をロードできません」と書いてある。これは、mcryptという暗号化関数を用いるためのPHPの拡張モジュールのことだ。これがおたくさまのPHPには組み込まれていませんヨと言っているのだ。
これは、今のところ仕方がない。
というのも、mcrypt拡張をPHPに組み込むためには、PHPをコンパイルし直ささなければならないのだ。でもそれではせっかくパッケージからWeb Stackをインストールした意味がなくなる。
大丈夫、Web Stackの人々はみんな知っている。OpenSolarisのフォーラム によると、「mcryptがなくてもphpMyAdminは動く」そして「mcryptの導入は今後検討する」とされている。
「OpenSolarisの改善要求事項 」にも載っている。
だから今のところは無理しないで、このまま使って行くことにしようじゃないか。
あとはエンジョイ
さて図24のログイン画面のユーザとパスワードは、MySQLでのソレだ。
MySQLではインストール直後の唯一のユーザはroot(※3) 、そのパスワードは空白だ。でも、パッケージインストールしたphpMyAdminでは(※4) 、パスワード空白でもログインできる。
そこで、あとはrootのパスワードをちゃんと決めたり、他のユーザを作っていろいろな権限を与えたり、データベースや表を作って値を入れるなど、いろいろやってみよう。
なお、空白パスワードでログインしたroot自身のパスワードを変更すると、他のページに行くときにもう一回ログイン画面に飛ばされるので、今決めたパスワードでログインし直せばダイジョブ。
図25:rootのパスワード変更後は、
もう一回ログインさせられるからダイジョブ
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(※1)
ルゥードな大文字:大文字で文章を書くと確かに強調できるが、乱暴な印象も与えることがあるので、メーリングリストやフォーラムでは自粛を要請しているところもある。
(※2)
適当に;「...叩き込み」までの緊張感がこの表現でやや崩れる。
(※3)
唯一のユーザはroot:Web StackのMySQLでは、初期化直後はシステムのすべてのユーザが登録されている。でも権限は何も与えられていない。つまり実質使えるユーザは、やっぱりrootのみ。
(※3)
パッケージインストールしたphpMyAdminでは:これとは別に最新のphpMyAdminをインストールして使ってみたら、パスワ空白ではログインできなかった。そういう場合は端末から「mysql」コマンドでログインし、rootのパスワードだけ設定するのがもっとも手っ取り早いだろう。やーだけど。
本記事は、サンのユーザ様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。
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