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データベース完結編 これを忘れちゃいませんか?OpenSolarisにPostgreSQL8.3を導入
目次

ログインシェルがない関係で、なんぴとたりともpostgresユーザになれない(わけじゃないけど無理に使おうとしてシステムを勝手にいじらないことにしておく)とすると、トグレユーザでしかできない仕事はどうするんだーッ。と思ったワタシに、またささやく声がした。

「pgAdminIIIが使えますパォーン」

そう。OpenSolarisのパッケージには、PostgreSQLのGUI操作ツール「pgAdminIII」も入っている。サンのパッケージ「SUNWpgadmin3」。これを「パッハマン」から速攻インストール。

図15:「パッハマン」からインストールできる「SUNWpgamin3」
図15:「パッハマン」からインストールできる「SUNWpgamin3」

これはデスクトップの「アプリケーション」メニューから起動できる。

図16:「アプリケーション」メニューの「開発者ツール」の中から「pgAdminIII」を起動
図16:「アプリケーション」メニューの「開発者ツール」の中から「pgAdminIII」を起動

pgAdminは、一般ユーザが自分のデスクトップで使用する。パスワードでpostgresの役割をゲットしてデータベースを操作するのだ。ということは、postgresのパスワードは自分の知っているものに決めておく必要がある。その操作はrootで行う(実行例8では入力を促す「#」記号も示しているヨ)。

すでにpostgresにパスワードがあって我々がそれを知らなかったとしても、root様なので一方的に決めちゃえれる。今度はちゃんと覚えておこう。

図16のメニューから「PgAdminIII(ホントの名称はpもgも小文字みたいだがメニューでは大文字になっている)」を選ぶと、何も利用できない状態だ。まず行うのは「サーバーの追加」。これは「サーバへの接続」と同じ意味と考えてよい。「ファイル」メニューから行う。

図17: 「ファイル」メニューから「サーバーの追加」
図17:「ファイル」メニューから「サーバーの追加」

「新しいサーバー登録」画面で、最低限指定するのはリスト2のとおり。

リスト2 pgAdminIIIの「サーバー登録」に必要なもの

名前: サーバーの性格がよくわかるようなもの。ホスト名と同じでまぁーいいでしょ。
ホスト: ここでは「localhost」が妥当と考えられる
postgresのパスワード: 「ユーザー名」は最初から「postgres」が入っているのでパスワードだけ入れればヨイ

図18:サーバー登録の画面
図18:サーバー登録の画面

と思って「OK」をクリックするといきなり「パスワードを保存すると、あーぶなーいぞよー」という警告ウィンドウが現れる。ウィンドウタイトルに「指導的ヒント」なんて書いてあるが、「パスワード保存」にチェック入れたのアタシじゃないもんデフォルトだもん、ていうより図19の妙に文字同士がくっついてるところが妙に気持ち悪くてコワい夢にでも出てきそうな感じがするのはワタシだけでしょうか。

図19:文字同士のくっつき方がなんか気色悪い「指導的ヒント」
図19:文字同士のくっつき方がなんか気色悪い「指導的ヒント」

ともかくこれで「ローカルホスト」のデータベースサーバーに接続できる。

図20:データベースのテーブルやユーザー(ロール)をGUIっと操作
図20:データベースのテーブルやユーザー(ロール)をGUIっと操作
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なお、こうやってせっかく設定したpgAdminIIIを、一度閉じてまた起動すると、追加したはずのサーバに赤いバッテンがついてて、うっそーあの笑顔は何だったのと思ってしまいそうだ。だが、これ単に「接続してない」というだけ。

図21:ウッソーだめなの?と思わせる赤バッテンだが、接続してないだけ
図21:ウッソーだめなの?と思わせる赤バッテンだが、接続してないだけ

サーバのノードを右クリックしてメニューから「接続」を選ぶか、図19の「指導」をものともせずパスワードを保存した場合はダブルクリックだけで接続する。
「noniko」など下っ端データベースのノードも、マウスでクリックするまでは赤いバッテンがついていることがあるので、恐れない。

pgAdminIIIはGUIでとても便利なツールだが、原則的にPostgreSQLだけではできないようなヘンなことはヤラない。たとえばメニューから選べる「バックアップ」はPostgreSQLのバックアップコマンド「pg_dump」をGUIから実行するという正直者だ。だから、PostgreSQLの実行ファイルが入っているフォルダの指定が必要になる。
これには、図17と同じ「ファイル」メニューで「オプション」を選ぶ。
「オプション」ウィンドウが出たら「PG binパス」という欄に、「/usr/postgres/8.3/bin」フォルダを指定する。他のパスは高度な設定のみに必要。

図22:「オプション」ウィンドウの「PG binパス」を設定する
図22:「オプション」ウィンドウの「PG binパス」を設定する

pgAdminIIIでは、テーブルへのデータ入力も可能だ。
インストールしたPostgreSQLの文字コードはUTF-8なので、日本語データも使える。これ、pgAdminIIでは表示は問題ないのだが、入力がやりにくいかも知れない。
というのは、ひらがなを漢字に変換して「確定」のためのリターンキーを押すと、「データの入力完了」と解釈されてしまい、キチンと入力できないことがある。でも工夫すれば可能だ。

たとえば図24のようなテーブルに直接入力して編集するときは、テキストエディタなど他の場所で入力した日本語を貼り付ければよい(ショートカットキーCtrl+vでの貼り付けが効くはず)。


図24:コピーペーストでなんとか日本語も入力可
図24:コピーペーストでなんとか日本語も入力可

他の入力方法についても、やりくりしてみよう。

以上、pgAdminIIIについて最初のとっかかり方と、OpenSolarisに特有かも知れない事項についてご紹介したが、とにかく機能がわんさかでモリダスカーンのツールなので、あとはWebなどの文書や、pgAdminIII付属のヘルプなどでみなさんそれぞれ調査していただければと思う。だがそのヘルプがイヤーン。

図25:やっぱり字の並びが変
図25:やっぱり字の並びが変
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その時ワタシは発見した。ヘルプのフォントを変えるアイコンがある。図25の上のほうにある「A」の字のソレだ。

フォント設定のうち「Normal font」が「Sans」になっている。これが「Preview」ウィンドウの左側の列に見られるようなヘンな並びの原因だ。


図27:コイツが原因か
図27:コイツが原因か

「Normal font」も「Monospace」にして、「Font size」を12くらいに小さくすれば、快くヘルプを見られるようになる。

図28:スッキリと文字が並ぶようになった
図28:スッキリと文字が並ぶようになった

なお、「pgAdmijn」を略して「プガドミン」と読むかどうかはわからない。



   やりくり:大量のデータはファイルから読み込むか、JavaとかでWebアプリケーションとか使って読み込むのがよいでしょう。
   モリダスカーン:「盛りだくさん」のアナグラム。ニュースのアナウンサーの人はときどき芸術的なほどのアナグラムをやってくれることがある。覚えているだけでも「アトモルディ(後戻り)できない」「サイタムスタジアマ」「ドミールズ・カルトゥムー」などがある。

本記事は、サンのユーザ様自らの体験をお寄せいただいたものであり、サン・マイクロシステムズ社としての公式情報ではありません。

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