5/31 Open HA Cluster Summit
この会議はCommunityOne Westのプレセッションして、Moscone Center近くのMarriott Hotelで行われました。ここでは、Clusterビジネス現状とこれから、そしてSun Clusterのオープンソース版としてポーティングされているProject Coloradoと呼ばれるOpen HA Clusterの紹介、インストールのヘルプコーナなどがありました。 Open HA Clusterは、単にSun ClusterをSolarisにポーティングするだけではなく、アプリケーションのサイズを小さくする試みが行われ、最適化も行われているのが特徴です。また、HA Clusterの事例として、TEST OpenSolarisと呼ばれる開発者がアプリケーションをテストするクラウドファームが紹介されてました。 この会議の後に、世界各国から集まったOpenSolarisユーザ会(以下OSUG)のリーダ、自国のユーザ会を紹介するというポスター作りのセッションがありました。これはインドのBangaloreのOSUGのポスターの例。
渡航直前に指示されたこともあったっため、各国のリーダも戸惑いがあり、まじめに本格的なポスターを作った人もいれば、どう作るべきか悩んでいる人もいました。また一部プリントアウトが間に合わず、みんなでKinko's(コピーショップ)に駆け込み、プリントアウトを依頼する場面も・・・。私も漏れずその一人で、Kinko'sにお世話になり、なんとかポスターを完成させることができました。 また、その会場で、TwitterでフォローしていたスペインのOSUGのリーダであるIbanさんと会うことができました。 今回、初めて会ったのですが、何故か久しく会う友人のような感じでした。その他のOSUGリーダとも挨拶させて頂いたのですが、中国のリーダの方からは『あなたのことはよく(Robartさん@Sun China ERI)から聞いている』といわれて、ホント世界的にEee PCのプロジェクトが有名になっているのだなと改めて実感しました。 6/1 CommunityOne West
午前9時から始まるCommunityOne WestのGeneral Sessionは途中からの参加になりました。というのもLightning Talkのスピーカとして、会場にて機材チェックやリハーサルなどが必要であったためです。これは事前予約制になっていて、私の時間は9時15分でした。スピーカで登録するとスピーカ用のグッズ類をもらい、その後スピーカ・ルームに行くよう指示されます。スピーカ・ルームではプリンタなどプレゼンテーションの為の設備、PC用電源等も用意されていて(実は前日の5/31から利用できたようなので後悔、Kinko'sに行かずともよかった・・・)、このイベントのスピーカに対する優遇ぶりは本当に驚きました。 その後、自分のセッションを行う部屋に行き、音声、PCのチェックを行います。今回は、xrandrなどの外部出力コマンドを使わずとも日本から持参したOpenSolaris on Eee PCの環境がプロジェクタにつなげたので一安心。注意事項なども英語で説明があるので、ちょっと戸惑いがありましたが、スタッフの方々の親身なサポートもあり、一通り理解することができました。私の出番は午後4時からなので、それまではセッションを楽しもうと思いました。 遅れて参加したGeneral Sessionは、ちょうど、OpenSolaris 2009.06 新機能説明の途中でした。ZFSのTime SliderとZFS Snap Shotのマネージャの説明から入りました。おたまじゃくしからカエルという例はなるほどわかりやすい。GUIベースでSnapの履歴が確認でき、便利なものです。またCrossbow Virtual WireというGUIの紹介がありました、下記の写真にあるとおり、dladmなど面倒なコマンドを使わず、GUIで配置をすることで、簡単につくれるようするものです。 恥ずかしい話ですが、あとから配信されていたストリーミングをみてみましたが、Sun Cloudも同じような発想でGUIで同様の配置をし、それによって必要なリソースを作成してつかうようです。一昔前はコマンドラインでできることは善でしたが、もはやGUIでこのようにわかりやすくできるようにすることが必要なのでしょう。 途中休みが入ると、テクニカルセッションが始まります。今回、主に私はManaging OpenSolarisのセッションに参加しました。Cloudセッションにも興味があったのですが、何度も同じ機能の説明を聞くことで、自分の頭に焼き付けようという意識が強かったので、今回はそうしました。 午前のテクニカルセッションではBecoming OpenSolaris System Power Userで、OpenSolaris Bible著者であるNicholasさんのセッションに参加しました。普段distro_constでEee PC用のOSを作っているので、いろいろ質問をさせて頂きました。Project Caimanと呼ばれるこのプロジェクトですが、まだ、改善中であり、今後もまだ改善を行う予定であるとお話されていました。 ところで、Moscone Center内部には、自分の登録したセッションが会場内で確認できるようにSun VDIを使ったSun Rayが多数設置されてます。Windows 7 RCとUbuntuがクライアント用OSとして用意されていて、受付時に渡されるSun Ray Java カードを使って確認することが可能です。もちろん会場内には無線のアクセスポイントが設置されており、参加者は、これを使ってInternetにアクセスすることが出来ます。 今回、自分のEee Pcを持ち合わせていたのですが何せ、ブラウザ起動時、強制的にJavaOneのホームページにリダイレクトするという設定をしているのと、Eee PCの無線LAN ドライバにまだ不具合があるのか、なかなかInternetに接続できず、自分が予約していたセッションの確認が遅れ、全て遅れ気味の参加になりました。幸いあるメーカの現地法人の日本人の方よりセッションを印刷した紙を頂戴でき(その節はお世話になりました・・・)、午後は遅れずにすみました。。
午後はSolaris on IntelとCrossbowのテクニカルセッションに参加しました。勤務先にもIntelの方に来てもらいセミナをやって頂いたのですが、ほぼそれと同じ内容で、IntelのNehalemプロセッサの機能紹介とIntelとサンの提携についての説明がありました。 PowerTOPなどCPUのサポートもさることながら、昨年のSun Tech Daysが終わった後のTokyo OpenSolaris User Groupの懇親会でも聞いていた話なのですが、Intelでは各種NIC, WiFi, Graphicsのチップセットのドライバの開発もしているそうで、今回その話もありました。Crossbowは再度聞いてより理解を深めようと思ったのですが、インド人の方の英語が、聞き取りにくく・・・とっても大変でした。 そして夕方になり、私のLightning Talkの出番も近づき、ちょっと緊張してきました。初めての海外でのスピーチ。不安だらけな状態での順番待ち。いよいよ自分の出番となったのですが、
プレゼンを棒読みしてしまいました。「これではよくない!」と、すぐ頭を切り替え、フリートークを交えながらスピーチをしました。たとだとしい英語でしたが参加者の方も、熱心に聞いてくれて、最後は拍手とスタッフの人とJimからのGood Job!でひと安心。ほっとしました。 ちなみに、その後Christopherさんという方が、私の次のLightning Talkの出番となったのですが、実はこの彼、普段JapaneseのIRCにいるcodestr0mさんだということが、彼の最後のスライドを見て判明!実際IRCでしかお話できてませんが、実際にお会いできて感無量でした。 この後、彼とはDeep Dives、OSUG Leader Meetingまで一緒になりました。 セッションが終わるとパーティの開始です。アメリカのパーティの派手ぶりにはほんと感心します。Tシャツなどグッズのばらまき、セグウェイ試乗コーナ、ドッチボール、ダーツゲーム、Sun Cloudシャンパンタワー?!・・・などなど派手派手派手。バンドを呼んでのライブも印象的でした。
食事は日本と違い若干多くないと実感したのはやっぱり文化なのでしょうか、パーティはあくまでコミュニケーションの場。僕はこれらをよそに、知り合いを探しては挨拶をしてました。普段メールでしか交流がない人、FacebookなどSNSでしか知らない人、Jimが紹介してくれる人々と、挨拶、挨拶、挨拶。そのあとはSun Tech Days Tokyoでご一緒した元サンの方に連れられ、会場を出てビアバーへ。 そこはサン関係者が集まるバーのようで、またそこでもいろいろな人と知り合うことができました、大勢の人と出会うことができ、知り合いになることができ、本当に有意義な時間だったと思います。この日、帰宅したのは深夜の遅い時間だったのと、かなり飲んだのを覚えてます。この夜のMoscone Center界隈は本当にSun Guysでにぎわう夜となってました。 6/2 Deep Dives
Deep Divesとはその名の通り、深くある技術を掘り下げて勉強しようというセッションです。中級者から上級者向けのセミナーとなり、3日まで開催されました。3日はOSUG Leader Meetingと重なっていたため、2日のみの参加となりました。僕はDevelopment in the OpenSolaris Operating Systemというセッションに参加しました。このセッションは2つから構成されDeveloper向けのプログラミング手法と、Device Driverの開発の手法についての話がありました。 このときびっくりしたのは、隣に昨日の私のLightning Talkを聞いたという女子大生が座っていて、いろいろ質問を受けたことでした。実はこのDeep Diveのセッションが終わったあとも違う大学生から質問をうけ、回答しました。スピーカ冥利というか、ほんとやってよかったなと思いました。 プログラミング手法では主にセキュアなプログラムを組む手法が説明されました。不正コードにひっかからないようある関数を使用したり、使わないようにしたりという説明があり、久しくプログラミングからは離れていたので、いろいろ勉強になりました。
午後はDevice Driverの開発手法、SourceJuicer, Test OpenSolarisについての話でしたが、インド人の方の猛烈な質問攻勢で、Device Driverは、なかなか先に進みませんでした。インドのOSUGリーダによると、彼らはメールでやり取りするという習慣が浸透しておらず直接見聞きするのが本分だと聞きました。それにしてもセッションの進行を止めてしまう程とは・・・。恐れ入りました。講師のMaxさんは資料をUSBドライブで配り、あとから見てもらうという形になってしまいました。ちょっと残念でした。 ちょっとした懇親会の後CrossbowのBOFに出席。ここでは、Crossbowを応用したソリューション例などが紹介されました。それにしてもCrossbowということで中世の騎士に仮装したままプレゼンとは・・・。これが「お祭り」なんでしょうね。セッション中の写真はみつかりませんが、衣装はこんな感じです。CommunityOneをこの格好で歩くってところがアメリカです。 6/3 OSUG Leader Meeting
朝8時という日本のイベントではありえない時間から、各国のOSUG(OpenSolaris User Group)のリーダのMeetingが始まりました。といっても会議だけでなく、午前中はレクリエーションゲームをやったりして、まずはお互い仲良くなり、理解しあうということをしました。まあ、この時点ではもう何人かとは一緒に夕食に行ったりしていたので、仲良くなってたんですけどね。でもこのレクリエーションゲームでまだ知り合うことができ、知らない人となごむ機会ができたのでよかったと思います。途中のチームビルディングでは、こんな感じで町中の人にインタビューすることもあったりしました。 午後は、各国のリーダが自分の所属しているユーザグループの活動について発表を行うはずだったのですが、それはポスター(31日に作成済み)で済ませてしまい、ここではユーザグループがどうあるべきか、グループ活動成功例、失敗例などを各国の事例を交えての話になりました。各自、ポストイットに意見を書き、ぺたぺたと壁に貼りまくり。。。日本のポスターは、へたくそながら僕がこんなのをつくりました。(ごめんなさい、ユーザ会のみなさま。。。でも結構ウケてた。。)
その後、ディスカッションが開始されましたが、ここで問題がありました。やはり英語圏の人は発言するものの、英語圏以外の人は発言がすくない。また発言してもディスカッション巧者の英語圏の人には到底追いつけない、でもセルビアのOSUGのリーダが必至に発言するのをみて、負けじと日本でユーザグループのメンバーに伝えてほしいといったことを話しました。 若手を増やす手段については他のユーザグループも若手だったので、初心者の勉強会が必要なこと、non-Englishへの翻訳が大事なことはは伝わり、また、コミュニケーションの手法(IRC、SNS,Skypeなど,Jimはなぜか『飲み会』をあげてました。。。)を増やしてもっとコミュニケーションのトラフィックを増やすべきとかはグループ全体の問題として共有できました。勉強会はどこもユーザ会の活動として盛んでした。中にはスポンサーがついたりしているユーザ会もあったり。。だだしどう運営していくかは各国いろいろ模索し考えつつ工夫しているのがうかがえました。
そんななか、サンが今後どう各OSUGにかかわっていくべきか話については、話が二つにわかれました、かかわるべきとかかわるべきでない。資金的、また技術的なヘルプも、サンから必要だという話は、話が結局はまとまらず、考えが分かれたままになりました。 会議はこんな様子です。ポストイットの前で話している女性が今回のコーディネータのTeresaさん。
6/4 本来の帰国日(残る人と帰る人) 僕はどうしてもJavaOneと展示場(パビリオン)を少し見ていきたかったのもあったので、土曜日にJimと帰ることとし自費で延長をしました。納得がいくまでOpenSolarisのいろいろ聞きたかった、それが大きかったです。同じ考えのリーダーの人も何人かいました。帰る人に別れを告げ、また来年ここで会おうと話をし、去る人は去り、残る人はJavaOneのセッションへ。。 僕はサンのブースでCrossbowなどまだ理解できてない部分を聞いたりなどして、、そんな中あのJavaで有名な桜庭さん!と丸山先生など日本人に会うことができました。でこの日と翌5日は日本人でのディナー。みんなインフルエンザの影響で自費及び帰国後は自宅待機と聞き、大変なんだなと実感しました。それにしてもJavaOneのほうは日本人が多い。やっぱりそれだけ共通言語のJavaなんだなと実感しました。 最後に
帰国後はかなりの疲れと、充実感でいっぱいでした。しかしセッションでもあり年一度の世界中のユーザを相手にした盛大な『お祭り』は衝撃的でした。またいろいろな人ともあえました。かつて桜庭さんがこのようなレポートで『JavaOneは同窓会みたいなもの』といいましたが僕にとってもそんな気がしました。 来年もここにきてセッションを聞いて、みんなと『同窓会』をして、またもう一度世界を相手にスピーチをしたい!と本当に思いました。また日本のOSUGのリーダーである瀧さんがこのようにみんなで集まって今後どうしていくか話合うことはいいことだといってましたが僕もそう思います。 また帰ってきて、改めて自分のCommunityOneでのタグをみました、ホント海外で世界を相手にSpeakerやったんだなあとかえってきて改めて実感しました。 この不景気の深刻さでサンがOracle買収されると衝撃的な話を聞き本当にショックでした。今後ぜひOracleにはサンのオープンさ自由さを大事にしていただきたい、本音をいうとEMCのVMWareみたいに子会社として生き残らせてほしい、それか一部門として社内カンパニーのような形にしてほしい、サンがいままでやってきた『オープン』『高度な技術力』をベースとした魅力はぜひ生かし続けてほしいとおもいます。そして、来年もまた笑顔でこのサンフランシスコの空の下、今回会えた人々とまた会えればいいなあと思ってます。 追伸
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