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プレスリリース
2005年
 
 


2005 年 6 月 20 日

国立大学法人東京大学
サン・マイクロシステムズ株式会社

東京大学とサン・マイクロシステムズ、
新しい産学連携モデルの確立を目指し共同研究に係る協定書を締結

--- 成果の見える共同研究を目指し、相互技術交流を通して
先進的かつ革新的なテクノロジーの開発を目指す ---


 国立大学法人東京大学(総長:小宮山 宏、以下東京大学)とサン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:ダン・ミ ラー、以下サン)は、両者の IT 分野における基礎研究技術を相互に提供し、新しい技術・価値の創造や産学連携モデル確立を目指す組織的な共同研究に係る 協定書を締結しました。東京大学とサンはこれまでコンピュータの心臓部にあたる CPU (中央演算処理装置)の開発や高速ネットワーク構築など、 IT 分野の 研究において長期に渡る協力関係を継続しており、今後の更なる関係強化を図ります。東京大学が外資 IT 企業米国本社との連携による共同研究に係る協定書 を締結するのは今回が初めてのことです。

 今回の共同研究に係わる協定は、 IT 分野において世界で最先端の研究を行っている東京大学と創立以来革新的テクノロジーの研究開発を進めるサンが、世 界レベルでのビジネスコミュニティを構築するとともに、先進的かつ革新的なテクノロジーやソリューションの研究開発を共同で戦略的に行っていくもので す。相互の基礎研究技術の橋渡し役となる共同研究員として東京大学の若手の研究人材(ポスドク(注))をサンの費用負担により配置し、本研究開発を円 滑に進めます。単にキャンパス内にサンの施設を設置したり、バーチャルなネットワークを利用しての共同研究基盤を構築したりするだけではなく、将来 的には、東京大学の研究員をサンの研究開発機関である Sun Labs に採用したり、サンの研究者を東京大学に派遣するなど、研究員の相互人材交流によって グローバルな視点での人材育成も視野に入れています。あわせて、米国カリフォルニア州のサンと東京大学キャンパスを研究者が実際に行き交うことによ り相互の研究文化を実際に体感し、人間的な交流を図ることで IT 業界でのグローバルな産学連携を目指していきます。

 実際の研究は産学連携本部(本部長:石川正俊)を中心に、具体的な共同研究の立案を行う制度である Proprius21 (プロプリウス 21 )のスキームを使って テーマの探索を実行し、事前に計画の検討を行います。検討対象の分野としては、次世代デジタル・キャンパスの研究開発や、次世代 e ラーニング環境の研 究開発、次世代コンピュータ・サイエンス環境の研究開発などが上がっています。これらの研究開発を通じて、近い将来に市場が求める技術として、セキュ リティ、コンパイラ、 HPC ツール、モバイル・テクノロジーなどの分野にフォーカスし、共同研究プロジェクトを推進していきます。例えば、次世代デ ジタルキャンパスの研究開発については、リソースの有効活用を目的としたグリッドコンピューティング、個人情報を一元的に管理する ID マネージメント、 統合基盤ソフトウェア(ミドルウェア)の先進技術を発展させ、様々な部局にまたがる IT システムをシームレスに統合し、コスト削減を図り、各種デバイスか らそれらのリソースへのアクセスを可能とする基盤技術の確立を目指します。これにより、教育研究効果が最大限に高まることを期待します。

 東京大学は創立以来、学術的貢献はもちろんのこと、産業界との連携を通じ研究成果の社会への還元などをとおしてわが国の社会の発展に大きく寄与して きました。東京大学をめぐる環境は大きく変化しつつあり、将来に向かっては、グローバルに活躍している産業界との連携も視野にすえて、国際的な産学 連携を実現していく所存です。

 サンは創立以来、 NFS(TM) や Solaris(TM) 、 Java(TM) などの革新的な製品及び技術開発に見られるように、常に業界のテクノロジーパラダイムをリードし てきました。また、大学をはじめとする教育・研究機関に対して各種の支援プログラムなどを強化し、様々な分野におけるコミュニティ構築支援や研究開発 支援を行っています。また、情報化社会に向けた優秀な人材の育成、インターネットを中心とする革新技術や先端技術開発の発展に寄与し、学術界と産業界 との連携を長期に渡って支援しています。

 今回の協定について、米国サン・マイクロシステムズ社のグローバル・エデュケーションリサーチ部門担当バイスプレジデント Kim Jones は、「サン は教育・研究機関や企業との共有と協業を推進しており、今回の協定締結を大変喜ばしく思っています。東京大学の卓越した研究開発力とサンが持つ世界ク ラスの技術を掛け合わせることにより、次世代の技術を現実のものとすることができると信じています。」とコメントしています。

 東京大学とサンは今回の新しいスキームによる共同研究に係る協定書によって、これまで培ってきた両者の強みを最大限に活かして独創性のある研究成果 や知的財産を創造します。更にその成果が教育・研究機関、政府・官公庁および企業において新たな価値の創造に繋がり新しい価値を生むことを促進し、社 会への還元・貢献を目指します。

 (注)ポスドク・・・ポストドクターの略で、博士課程を修了し、常勤雇用される前の若手の研究者。

 

● Sun 、 Sun Microsystems 、 NFS 、 Solaris 、 Java 、サンのロゴマークは、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標 です。

 <本件に関する報道関係からの問い合わせ先> 

  国立大学法人東京大学 
  産学連携本部 
  TEL : 03-5841-1484
  E-mail:ohta@ducr.u-tokyo.ac.jp

  サン・マイクロシステムズ株式会社 
  広報 
  TEL : 03-5717-5717
  E-mail:sun-pr@sun.co.jp

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