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2008年 1月 15日
サン、無線センサーネットワークデバイス「Sun SPOT」を |
サン・マイクロシステムズ株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:末次朝彦、以下サン)は、各種センサーと近距離無線ネットワーク機能を備えたコンパクトなインテリジェントデバイスである「 Sun SPOT (Sun Small Programmable Object Technology) 」を、「 Sun SPOT for Education/Academy」として本日より教育研究機関限定で販売を開始することを発表します。価格は、1キットで39,000円(税別)、クラスルームパック(15キット入り)で462,000円(税別)となります。
「Sun SPOT」は、CPU上で直接実行できるJava(TM)ベースのセンサー・アプリケーションを構築するための技術として、2006年にサンの研究開発組織であるサン・ラボで開発された無線センサー・ネットワーク開発用プラットフォーム「Project Sun SPOT」をベースとしたものです。今回の「Sun SPOT for Education/Academy」は、物理デバイス制御のための Java プログラミングを実践に基づいて学習できるよう設計されています。また、「Sun SPOT for Education/Academy」は学習目的に限らず、無線環境におけるデバイス制御が必要となる研究調査・開発、あるいは趣味などへの直接的な利用も可能です。さらに、Sun SPOT のセンサーとデバイス制御を活用した新しいアイディアのコンテストや、 Sun SPOT を組み込んだロボットによる競技への参加など、その利活用は多岐に渡ります。
なお、今回の「Sun SPOT for Education/Academy」は教育研究機関向けに限定して販売されますが、市場の反応を見て、今後は一般向けに弊社パートナー経由で販売することも検討する予定です。
【Sun SPOTの概要と特徴】
「Sun SPOT」上部の汎用センサーボードには、加速度、温度、照度センサーと8個の3色 LED が搭載されており、簡単な Java プログラミングを行うことによって、加速度や温度の変化で LED の色を変化させたり、センサーが感知したデータを無線ネットワーク経由でリアルタイムにパソコンへ送信することが可能です。さらに、入出力ポートを利用すれば、外部のセンサーやスピーカなどの機器を無線ネットワークに簡単に参加させることもできます。
「Sun SPOT」は、汎用プログラミング言語として最も普及している Java 言語を使用しているため、開発環境やデバッグのためのツール類が豊富に用意されています。特に、NetBeans(TM) IDE 等の統合開発環境を利用すれば、組み込みデバイス向けのプログラミングであることを意識することなく、一般的なアプリケーションの開発と同様に、プログラムの開発から配備・実行までの一連の作業をパソコンなどからシームレスに行うことができます。また、無線ネットワーク機能により、プログラムの配備、デバッグ、実行の作業をすべて無線で行うことも可能です。この機能は、ターゲットの Sun SPOT がパソコン等から離れている場合に、特に威力を発揮します。
「Sun SPOT」の無線ネットワーク機能は IEEE 802.15.4 に準拠しています。これは、数メートルから数十メートルの範囲を対象とするパーソナルエリアネットワークに関する国際規格であり、複数の「Sun SPOT」間でポイント・ツー・ポイントとブロードキャスト、マルチキャストの通信を行うことができます。さらに、「Sun SPOT」はメッシュのネットワークなどの高度なネットワークプロトコルを研究するためのデバイスとしても設計されています。
【Sun SPOT for Education/Academyの製品構成(1パック)】
・ Sun SPOT デバイス(センサーボード付き)x 2
・ Sun SPOT デバイス(ベースステーション用、センサーボード無し)x 1
・ ソフトウェア開発ツールとケーブル類
【ハードウェア仕様】
- Sun SPOT プロセッサボード
・ 180MHz 32ビット ARM920T コア
・ 512KB RAM/4MB フラッシュメモリー
・ 2.4GHz IEEE 802.15.4 無線(アンテナ付)
・ USB インタフェース
・ 3.7V 720mAh リチウムイオンバッテリー
- 汎用センサーボード
・ 2G/6G 3軸加速度センサー
・ 温度センサー
・ 照度センサー
・ モメンタリスイッチ x 2
・ 3色 LED x 8
・ アナログ入力ピン x 6, 汎用入出力ピン x 5, 高出力ピン x 4
【ソフトウェア仕様】
- Squawk Virtual Machine
・ Java ME CLDC 1.1 準拠の JVM(TM) (Java Virtual Machine)
・ Flash メモリーから直接プログラムを実行可能
・ Java言語で書かれたデバイスドライバ
・ 自動バッテリー管理機能
- 開発ツール
・ NetBeans IDE(統合開発環境)などで Java プログラムを開発
・ Java SE のアプリケーションとの連携も容易
・ USB ケーブルで Sun SPOT を PC に接続しベースステーションとして使用
【システム要件】
- 開発用 OS プラットフォーム
・ Solaris(TM) on x86
・ Windows XP
・ MacOS X
・ Linux ディストリビューション
- 開発用 H/W プラットフォーム
・ メモリー容量: 512メガバイト以上
・ ハードディスク容量: 250メガバイト以上
・ CD または DVD ドライブ
・ 空き USB ポート
【価 格】
Sun SPOT for Education/Academy キット : 39,000円(税別)
Sun SPOT for Education/Academy
クラスルームパック(15キット入り) : 462,000円(税別)
なお、ご購入の際には、教育研究機関の教職員・学生である旨を証明する物をご提示いただきます。
■ Sun SPOT の詳細については、下記URLを併せてご参照ください。
http://jp.sun.com/sunspot/
http://www.sunspotworld.com/
●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Java、NetBeans、Solaris、は、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。●その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
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■本件に関する一般のお客様からのお問い合わせ先: サン・マイクロシステムズ株式会社 サン・センター TEL:03-5717-5033 (平日 9:00-11:45、13:00-17:00) ■本件に関する報道機関からのお問い合わせ先: サン・マイクロシステムズ株式会社 広報部 TEL: 03-5843-1200 FAX: 03-5843-1123 sun-pr@sun.co.jp |
■ 「Sun SPOT」への賛同のコメント
今回の発表に際して、以下の皆様からコメントを頂いていますので、下記に紹介させて頂きます。(順不同)
Sun SPOT のセンサと、 I/O pin 経由で繋いだモータ等のアクチュエータで簡単なフィートバック系を作り、リアルタイムで problem solving をしながら動くメカニズムを作ってみたいと考えています。物理的にコンパクトで、無線で繋がって、各種のセンサがついていて、というところが理想的です。Sun SPOT と既存の各種システムが、Javaによって簡単に繋がってくれるものと期待しています。
電気通信大学 情報基盤センター
准教授 高田 昌之
九工大のICT人材育成コースで行っているPBLで使用したいと思っています。例えば、これでマウスやキーボードに代わる入力デバイスを作るとか、沢山用意してロボットやゲームのコマなど現実世界のモノに内蔵し、実世界と仮想世界を融合させた面白いことをやりたいです。
九州工業大学 情報工学部 知能情報工学科
准教授 小出 洋
人間の身体知を支援する研究の一環として、加速度センサ等を活用したユーザの運動情報取得や、各種環境情報の取得に、本デバイスと開発キットによる「手軽さ」を活用したい。
徳島大学 高度情報化基盤センター
助教 松浦 健二
あらゆる環境や物がセンシングと知能と通信能力を持つようになると、ユビキタス、パーベイシブ、モバイルといった言葉では表現しつくせない新しい汎情報環境の発展が期待できるが、このような多様な発展の可能性を持つシステムの研究開発には、その学術的基盤として、計算モデル、アーキテクチャ、応用フレイムワークに関する基礎研究を、理論と実際を融合しながらスケーラブルな形で遂行する必要がある。Sun SPOTは、まさにこのような学術研究を支える重要なツールの一つになると考えており、2006年に米国のハッカーズ会議で出会って以来、国内での利用を心待ちにしていた。
北海道大学 知識メディアラボラトリー長
北海道大学 情報科学研究科・教授
田中 譲
■ 「Sun SPOT」製品画像



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