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Sun Rayとパソコンの違い
Sun Rayシンクライアントは、ディスク、一般的なCPU、メモリ、OSなどが搭載されていない管理不要な端末です。キーボード入力や画面への表示のみを行い、アプリケーションの処理やデータの保存は全て、サーバ側で行われます。 Sun Rayシンクライアントには発熱するデバイスが殆ど無く、ファンが搭載されていないため、無駄な電力消費を抑えます。PCにはノイズがつきものであり、「スタンバイ・モード」の状態でさえ気になるものですが、ファンがないSun Rayシンクライアントではノイズも全く発生しません。また、ほとんど無用のハードウェアでしかないディスクドライブも装備されていません。 Sun Ray シンクライアント は、適度なパフォーマンスのSPARC CPUとわずかなRAMのみを搭載した、極めてシンプルな端末です。不要なコンポーネントや周辺装置を持たないため、製造に要する資材も少なくて済み、資材の再利用や最終処分の際に発生する原材料の抜き出し、処理、及び輸送に伴うエネルギー・コストや環境への負荷が軽減されています。 Sun Ray シンクライアントがPCと異なるもう一つの点は、年数の経過に伴う価値の減損がほとんどないことです。現在、約1年間使用したPCの場合であれば最も高い価値が残るのはモニタです。Sun Rayテクノロジでは、5年間使用したシンクライアントでも購入した当時と同等の価値を持ちます。稼動部品やアップグレード対象となるものがないため、5年間使用しても現時点と同様に機能します。これにより、従来のデスクトップPCのような煩雑で頻繁なアップグレードや取替えが不要になり、毎年のように資材が廃棄されたり再利用に回されたりすることもありません。 Sun Rayでエネルギー消費量削減 ~ピッツバーグの図書館ネットワークの例~ Sun Rayシンクライアントでは管理が不要またはごくわずかで済むので、エネルギー(ガソリン)消費が減るという点も、PCとの相違点の一つと言えます。ピッツバーグのカーネギー図書館及び他の図書館が共同運営するElectronic Information Network(EIN)の事例は、この特長を具体的に示しています。EINでは200台のSun Rayを導入しましたが、それまではPCデスクトップ、とりわけ遠隔地にあるPCの障害に悩まされていました。EINの最高技術責任者は次のように述べています。 「EINでは毎週全デスクトップの少なくとも2%が修理に回されていました。全体で1,000台以上のデスクトップを抱えていたのですから、その労力は大変なものでした。」 EINは、障害が発生するたびに技術スタッフが車で現場に駆けつけて故障したPCを回収し、中央の研究所に持ち込んで修理やソフトウェアのリロードを行い、復旧したPCを再度車で現場に届けなければなりませんでした。ソフトウェアのアップグレードにも同様の課題がありました。新しい特長や機能が追加されるたびに誰かが実際に現場まで出向く必要があったからです。Sun Rayシンクライアントの導入により、このようにスタッフが車で現場に駆けつける必要性は、全く無くなるとは言えないまでも、大幅に少なくなります。 Sun Rayで、フレキシブル・オフィス環境を実現 サンの革新的なSun Rayテクノロジにより、ユーザはネットワーク内のどのSun Ray端末からでも瞬時に各自のデスクトップ環境にアクセスし、やりかけの作業を続行できます。全ての作業はサーバ側で実行されているため、「この端末はこの人のもの」とか「あの端末はあの人のもの」という概念がなく、ユーザと端末との間に依存性はありません。逆に、原則として一人に1枚、クレジット・カードと同様なスマートカードを持ち、Sun Ray端末に差し込むことでユーザ自身のデスクトップ環境にアクセスできますので、ユーザとカードとの間に依存性があると言えます。
従って、自分のカードをSun Ray端末に挿せばその瞬間にその端末が各自の端末になりますので、ユーザは、例えばアプリケーションを起動して文章を作成している途中でもスマートカードを引き抜いて作業を中断でき、ワークグループ内のどのSun Rayでも再度スマートカードを挿入すれば、作業を中断した箇所から文章作成を続行できます。 言い換えればPCのように端末という筐体をモバイルしなくても、カードをモバイルするだけで自分の環境にセキュアにアクセスすることが可能になります。 このカードモビリティという機能により、経営者はオフィスをフレキシブル・オフィス環境にすることが可能になります。 社員が使用するファイルやツール類が各社員専用の1台のデスクトップまたは1つのオフィスに保管されるわけではないため、客先訪問に出かけることの多い営業担当者など、不在がちの社員同士でオフィス資源の共有が可能になります。これは、外部のオフィス・スペースやその運営に伴うコストの削減をもたらします。一人1台パソコンの大号令でPCの導入が進められてきましたが、Sun Ray端末とカードモビリティ機能を使えば、一人0.7台端末となり、オフィススペースの削減、及び照明設備、空調設備の削減に繋がります。 サーバ資源の効率的な利用
もちろん、Sun Rayシンクライアントは単独で機能するわけではなく、運用にはサーバを必要とします。Sun RayサーバがSun Rayシンクライアントにコンピューティング・リソースを提供します。しかし現在ではすでに、各種業界用、教育用、及び財務用アプリケーションは実質的に全て、サーバを使用しています。 Sun Rayアーキテクチャ及び運用モデルは、サーバをSun Rayシンクライアント専用とする必要がなく、別の用途にも使用できるので効率的です。小規模導入の際には、Sun RayサーバをDBサーバやWebサーバと同居させることも可能です。 また、サンのプロセッサは少ない消費電力で高いパフォーマンスが発揮できるように設計されています。
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