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統合を語る - ビル・バス (1/4)
「医療サービスの大企業が新しい病院を買収すると、その病院のサブシステムと自社の企業システムとを統合させるという難題に直面する。」あるいは、「成熟した技術系企業が、従来のシステムに隠されたデータあるいは機能を解き明かすにはその統合が必要であることに気付く。」というのはよく耳にする話です。こうしたことは、システム統合がもたらす問題のほんのわずかな例にすぎません。
実際には、サービス指向のアーキテクチャ (SOA) に基づくWebサービスの有望性について、あらゆることが論じられる中で、満足のいく働きをする同機種IT環境を実現している企業はほとんどないという現実は忘れられています。再利用可能なWebサービスがもたらす恩恵や効率性を手にするには、企業はまず、継承あるいは買収したシステムを統合しなければなりません。
これまでにSOAの構築、配備の経験があるサンもまた、過去6ヶ月の間にStorageTekとSeeBeyondという2企業の買収で、統合の問題に直面しています。両社のシステムにあるアプリケーションやデータベース、サービスを自社のIT環境に組み込むには、それらシステムに連結しなければなりません。
幸いなことに、SeeBeyondは、オペレーティングシステムに依存しないで統合を可能にするミドルウェア製品で成功した会社です。実際、現在では、同社の製品群は、Sun Java Integration Suiteの土台になっています。Java Integration Suiteは、システム統合関係の問題の解決を意図した製品です。この製品は、統合用のツールセットと統合環境を監視するための管理ツール、ITトランザクションのビジネス価値のデモに使用可能なレポートツールで構成されています。
実際、サンは、StorageTekおよびSeeBeyondのシステムへの連結、アクセスにJava Integration Suiteを利用しています。最近、私は統合で生じる問題やSOAによって提供されるチャンスについて、サンのビジネス統合プラットフォームのCTO、Ross Altmanと意見交換しました。Java Integration Suiteは、どのようにして統合時の問題を減らせるのでしょうか。また、企業がそのチャンスを具体化する上で、Java Integration Suiteはどのような貢献ができるのでしょうか。
*Sun Java Integration Suiteは3月現在、日本では未発表の製品です。
Gartner社は、同社のMagic Quadrant for Integration Backbone SoftwareのLeaders Quadrant (1H05) にSeeByeondを位置づけています。
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| Vass: |
Rossは、サンが最近買収したミドルウェア統合会社のSeeBeyondのCTOでした。
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| Vass: |
では、統合のエキスパートということになりますね。
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| Vass: |
そうですか。では、その専門知識を活かしてもらいましょう。最初に、そもそも、統合とはどういうことですか。
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| Altman: |
統合を行う方法は3つあります。第1はデータの同期化です。複数のアプリケーションに同じデータがあって、そのうちの1つのアプリケーションでデータを変更した場合、当然、残りのアプリケーションにあるデータも必ず更新されるようにしようと考えます。実際の方法は、誰かが手動で行うか、その工程を自動化するかのいずれかです。つまり、最初のアプリケーションからデータを引き出して、適切な形式に変換し、別のアプリケーションに読み込みます。これがデータの同期化です。おそらく、これは、2つ目のITプログラムが作られてから、ずっと行われてきたことでしょう。
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| Vass: |
確かに。MOSeriesやファイル転送の時代にまで遡る。データの同期は後戻りすることでしかない。残りの2つの統合は、どのようなものですか。
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| Altman: |
残りの2つの統合は、複合アプリケーションの作成が関係します。2種類の複合アプリケーションがあります。1つは、トランザクション処理アプリケーションです。1つの質問をして、答えを1つを得ます。2つ、5つ、あるいは25個ものデータベース、ファイル、あるいはアプリケーションからいくつもの答えを得るのではなく、1つのデータベースから答えを得るだけです。この新しいアプリケーションは、新しいコードがわずかに加わるだけで、残りの大半のコードはそのままです。
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