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進化するブレード・システム
Sun Blade 8000でアプリケーション処理性能をパワーアップしよう
ブレード型サーバ市場が急速な成長を遂げていることは隠せない事実です。既存のデータセンタが提供する設置スペースの枠内で企業が処理能力の増大に奮闘する中、サーバ市場、特にWeb及び軽量アプリケーション層でブレードがシェアを伸ばしています。証拠事例はさておき、IDCは、2006年から2010年の間にブレード型サーバが累積で42.7%成長すると予測しています(1)。つまり、2010年の終わりには市場全体で25%のシェアを達成することになります。 とはいえ、こうした素晴らしい数字にもかかわらず、今日のブレードはデータセンタにあって主として一部のニッチなアプリケーションに配備されるに止まっています。高密度化という命題を果たすため、設計上、処理能力、入出力スループット、メモリ容量など何かしらの面で妥協せざるを得ないため、利用可能な用途が限られ、現在は、一部のWeb及び軽量アプリケーション層で主として利用されています。サンはこれまでにない画期的なモジュール化技術の導入によって、この障壁を突破し、重量級アプリケーションやデータベース処理など、かつてはラックマウント型サーバが支配していた分野での利用にブレードサーバのマーケットを拡張します。 高まるブレードの魅力と直面している課題 最近のブレードの成功は、偶然ではありません。限られた予算、上昇していくコストと格闘しながら、CIOやITマネージャはデータセンタにおけるラックマウントあるいはブレード型システムの追加あるいは交換を検討しています。既存のサーバ技術が事業戦略に合わなくなっているためです。IT企業が直面しているもろもろの課題が、次のことを要求しています。
これらの要件を満たそうとすると、台数を増やしていくことによってエッジ基盤を拡大することを望む企業向けに小さなアプリケーションやWebサービス向けに設計されている今日のブレード・サーバでは対応に限界があります。大きなアプリケーションやデータベースなどの作業負荷になると、スケールアップによる強力な(設置スペースや消費電力も増大します)ラックマウント型サーバを導入することが一般的に好まれます。 しかしながら、より強力なマルチコアプロセッサの出現により、こうした区別は崩れ始めています。マルチコアプロセッサの入手が容易になることで、ブレード型サーバのコンピューティング能力が、より強力な従来のラックマウント型サーバで見られたレベルに近付く、場合によっては、そのレベルを超える可能性があります。さらに進めば、少なくともCPUの観点からは、大規模アプリケーションに付随する作業負荷をブレード型サーバで処理できるようになるでしょう。 しかしながら、ブレード型サーバをエンタープライズ対応にするには、処理能力だけでは十分ではありません。CPU性能の向上とともに、入出力スループットやネットワーク接続要件も重要性を増します。言い替えれば、システムのボトルネックを回避するには、ブレードのバックプレーン帯域幅を増さなければなりません。加えて、I/O要件として、10ギガビットEthernetやギガビットEthernet、ファイバチャネル、InfiniBandなどの様々な相互接続用ファブリックをサポートする必要があります。 増大する処理能力は入出力要件を変えるばかりでなく、電力効率に対する要求を高めます。簡単に言えば、コンピューティング密度が増すほど発熱量が多くなり、より効率的な冷却が求められます。ブレードベンダが、冗長性や信頼性で妥協することなく、この要求に応えるには、電力効率、冷却効率に優れたシャーシを設計する必要があります。 最後の課題として、今日のブレードには、初期導入時の障害となるものが付きまといます。企業が今日のブレードがもたらす恩恵を享受するには、新しい基盤に合うようにIT環境を再設計せざるを得なくなります。既存のラックマウント型サーバ環境で今日のブレードを受け入れるには、データセンタプロセスやシステム管理、ネットワークトポロジの全てを調整する必要があります。ニッチ以上の役割をブレードに担わせるには、既存の環境内の他の全てのサーバと同じようにブレードを配備、管理する必要があります。 Sun Blade 8000モジューラ・システムの紹介 Sun Blade 8000は、ハイエンドx86コンピューティング用に特別設計された唯一のモジュール式システムであり、ラックマウント型サーバの持つ最高クラスのパフォーマンス・価格・柔軟性と、ブレード型サーバの持つサービス性・効率性の両方を、どちらも損なうことなく提供します。 ブレード型の持つ全ての利点を実現する一方で、今日のラックマウント型サーバの多くの性能を上回っています。性能ベンチマークの世界記録(2)で明らかなように、Sun Blade 8000は、今日のラックマウント型サーバを超えるパフォーマンスと能力を提供し、2010年、そして2010年より先の長期の製品寿命を持つ設計になっています。 基幹業務アプリケーションやデータベースの作業負荷という厳しい要求を対処するためにつくられたSun Blade 8000は、ブレード及びラックマウント型サーバ市場に新しいチャンスの到来を告げます。Sun Blade 8000は、完全モジュール式で外部からアクセス可能なホットプラグ対応のコンポーネントにより構成される、市場で唯一のブレードシステムです。容易な構成及び迅速な保守とともに、連続的なスケーラビリティと成長を可能にしています。 サーバモジュールは、デュアルコアAMD Opteron 800シリーズ・プロセッサを4つ搭載し8つの高性能コアを提供します。最大64Gバイトのメモリを搭載可能です。加えて、サーバモジュール毎に最大2台のホットスワップも可能なSASまたはSATAドライブを内蔵可能です。サーバモジュールにファンやPSU、増設用ライザカードはありません。代わりに、全てのサーバモジュールに、PCI Expressミッドプレーン経由で2つの業界標準PCI Express ExpressModules(サーバごとにモジュール入出力機能を持たせることが可能)と、4つの共通入出力モジュール(Network Express Modulesと呼ばれます)に接続する合計6本のPCI Expressチャネルがあります。 Network Express Modulesは、Ethernet用を提供しており、将来はファイバチャネル、InfiniBandにも対応予定です。サーバモジュール当たり合計で最大192GbpsのI/O帯域幅が提供され、これは、市場に存在する既存の4ソケット・ラックマウント及びブレード型サーバと比較して2〜20倍の入出力性能になります。ラックマウント型サーバに相当するサーバモジュールはまた、シャーシ提供の冗長電源及び冗長冷却を利用し、より高いエネルギー効率を実現しています。 PCI Expressアーキテクチャによる高帯域幅の実現
PCI Expressアーキテクチャは、エンタープライズアプリケーションに必要なI/O帯域幅だけでなく、優れた柔軟性をも提供します。PCI ExpressによるI/Oモジュールはシャーシ背面に差し込むようになっています。つまり、サーバモジュール自体は入出力を持たないためI/Oの選択肢を特定の入出力ファブリック(Ethernet、ファイバチャネル、InifiniBandなど)に限定されないことを意味します。 言い替えれば、Sun Blade 8000では、使用されている入出力ファブリックに関係なく、1つのシャーシからサーバモジュールを取り外して別のシャーシに差し込むことができ、サーバモジュールによって入出力ネットワークが異なる混在ファブリック環境を実現することもできます。加えて、PCI Express ExpressModule(EM)はホットプラグ可能で完全に業界標準規格であり、このことは、ベンダにも縛られないことを意味します。 Sun Blade 8000はまた、今日のブレードが抱える設計上の他の制約も解決します。具体的にはサーバモジュールはアーキテクチャ的に中立であり、このことは、サーバ環境全体に渡って一貫した管理プロトコルやプロセス、ネットワークトポロジを維持できることを意味します。実際、Sun Blade 8000は、新しいあるいは専用システム管理ツールや独自仕様のネットワークスイッチング、あるいは既存のネットワークポリシに対する変更を必要としない唯一のブレード型システムです。 このため、管理あるいはネットワーク基盤を再検討する必要はなく、導入時の複雑さやリスクが軽減されて、トレーニングやコンサルティング費用、スイッチモジュールやソフトウェアライセンスコストの大幅な削減になります。また、各サーバモジュールには、他のSun Fire x64エンタープライズ・サーバと共通のILOMサービスプロセッサが実装されているため、それらスタンドアロンのサーバと同様に管理できます。
Sun Blade 8000はまた、高密度のコンピューティング環境で起きる電力及び空調問題の解決にも役立ちます。より効率的な電力及び冷却の仕組みがシャーシに組み込まれているため、同等のラックマウント及びブレード型サーバに比べ、Sun Blade 8000のエネルギ効率は最大62%(3)上回っています。これは、最新のシャーシ設計により、効率的な大型電源装置と少数の大型ファンが搭載可能になっているためで、これらもまた、運用コストの低減に貢献します。構成によって異なりますが、サーバモジュール1枚当たりの電力消費量はわずか500〜600ワットです。
Sun Blade 8000の主要アプリケーション分野 Sun Blade 8000は、非常に優れたx64処理能力とスループット、優れた可用性、長期製品寿命を結合した画期的なシステムです。このため、汎用のラックマウント型サーバのように広範囲の用途に利用し続けることができます。しかしながら、Sun Blade 8000には、パフォーマンス及び運用環境を劇的に改善するいくつかの主要アプリケーション分野があります。 統合と仮想化 Sun Blade 8000は、これらの全ての分野で市場をリードし、統合の持つ3つの大きな利点を実現することを可能にします。
Sun Blade 8000は1台のシャーシに80のコンピューティングコア(ラック1台当たりでは2台のシャーシで160コア)を実装可能です。これは、同等のソケット4つのラックマウント型サーバと比較した場合、実装密度は最大2倍、最大40%の電力削減が期待できます。言い替えれば、小さなスペースで膨大な量のコンピューティングパワーを提供します。 実際、大変なパワーがあるため、Webや軽量アプリケーションに使用するのがためらわれるかもしれません。しかし、これは大きな誤りです。仮想化技術が関わってくるのは、ここです。SolarisコンテナやVMware ESX Serverなどのテクノロジによって、ハードウェアの利用率を高めながら統合を推進できます。 1台の物理サーバを共有サーバにして、そこで複数のOSやアプリケーションを独立して動かすことができます。最終的に、数百台の古いx86ボックスを1台のSun Blade 8000に整理統合することで、大幅なコスト削減が期待できます。 Sun Blade 8000は、仮想化と統合に最適な設計になっています。仮想化が要求する処理能力とメモリ容量、優れた入出力、きわめて高い可用性を提供します。加えて、ブレードシステムが特長の1つとして持つ、そのフォームファクタのおかげで、必要とされる場所に非常に簡単に移動できます。仮想化テクノロジと組み合わせたとき、Sun Blade 8000システムは動的で柔軟なコンピューティング、また簡素化したシステム管理の面で理想的なソリューションになります。 ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC) データベースとエンタープライズクラスのアプリケーション 新しい汎用コンピューティングプラットフォーム 要するに、Sun Blade 8000システムはあらゆる分野において最良のものをお届けします。保守の容易さや、きめの細かいスケーラビリティ、経済的な導入コスト、電力効率などのブレード型サーバの利点を提供します。 と同時に、素晴らしいコンピューティングパワーや高入出力スループット、入出力柔軟性、オンボードメモリ、管理の簡素化などの今日のラックマウント型サーバの利点も提供します。複数のサーバを導入するのであれば、汎用のコンピューティングプラットフォームとしてSun Blade 8000を利用しない理由はありません。Sun Blade 8000は、データセンタのあらゆる層に統合のメリットをもたらすことができる画期的なブレードシステムです。 (1)Modular Computing Leverages Blade Server Capabilities, IDC, June 2006 |
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