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サンとマイクロソフトが“タンゴ”を踊る?!
~両社の提携のその後:本格的に動き出した相互運用~
たった1種類のオペレーティング・システムだけを使って稼働する大規模なデータセンタやエンタープライズIT環境が存在するという噂があります。しかし、このような主張を裏付ける決定的な証拠はほとんどありません。実際には、ほとんどの企業IT環境で、Solarisオペレーティング・システム、Linux、Windowsなど複数のオペレーティング・システムが混在しています。 サンとマイクロソフトは3年前にこの現実を受け入れ、実際的なアプローチが両社のお客様のためになると判断しました。サンとマイクロソフトは、お客様は、サンのハードウェア・システムとJava技術ベースのアプリケーションやツールに加えて、Windows Exchange、Microsoft SQL Server、.NETプログラミング環境などのマイクロソフト製品を企業全体で使用している、という結論に達しました。 そこで両社は、Webサービスとデスクトップにおける相互運用性を実現するために、10年の提携契約を結びました。また、サンのx64システムでのWindowsのサポート、及びストレージとシステム管理の相互運用性にも取り組んでいます。この提携を成功させるためには、知的財産の詳細を練り上げる必要がありました。そして今、両社のお客様は、以前は考えられなかった提携のメリットを手にしています。 サンのシステムでWindowsを実行することでIT投資を有効利用 マイクロソフト製品との相互運用では、当然サンのサーバが不可欠な要素です。また、ほとんどのIT組織が、マイクロソフト製品への投資を最大限に生かす必要があると考えています。サンのx64システムは、このような企業で、Windowsとマイクロソフトのその他のソフトウェアの信頼性、拡張性、そしてエネルギー効率を向上します。サンは、当社のx64システムで動作するMicrosoft Windowsを完全にサポートし、組織がそのデータセンタ環境を最適化するお手伝いをします。 これは、サンのシステムにWindowsを展開する企業にとって魅力的な価値の提案です。Sun Fire X4100とX4200の各サーバでWindowsを実行することを選んだ企業には、最近では、グローバルITサービスの大手であるCSCや、エンターテイメント・メディアの巨大企業であるIMG Mediaがあります。サンの信頼性は、これらの企業は認識していますが、ミッションクリティカルで堅牢なアプリケーション環境のデータセンタでの数年に渡る経験で実証済みです。
データセンタでの経験を積んだサンのハードウェアは、エネルギー効率も、かつてない水準まで上がっています。このエネルギー効率を、今ではWindowsまで拡張できます。例えば、Sun Fire X4200サーバは、Intel Xeon搭載サーバと比べて電力と冷却のコストを最大で52パーセント削減できます。(注1) 同様に、Sun Fire X4100サーバは、Intel Xeon搭載サーバと比べて電力と冷却のコストを最大で56パーセント削減できます。(注2) 拡張性の面では、Sun x64サーバは、データセンタ内でMicrosoft SQL ServerなどのWindowsアプリケーションを実行するのに最適です。例えば、8ソケット、32コアのSun Fire X4600サーバは、ほかのTier 1サーバのベンダが提供するデイジーチェーンのソリューションよりも拡張の余地が大きくなっています。また、Sun x64システムは、データセンタの統合用に独自の仮想化機能を備えています。 これらの仮想化機能によって、Sun x64システムではWindowsと並行してSolaris 10 OSも実行できます。このため、過去のマイクロソフト製品への投資が無駄になりません。また、企業はコストがかからないサンのオペレーティング・システムを利用して拡張性と信頼性をさらに向上できます。 システムとストレージの相互運用性による企業ITの合理化 お客様が異機種環境を管理するのを手助けするため、サンはSun Installation Assistant(SIA)のWindows版を発表しました。対象は、新しいSun Blade X6220 サーバ・モジュールを含む、精選されたSun x64システムです。SIAによって、サンのハードウェアにWindowsを簡単に読み込み、事前設定できます。また、診断によって、システム内の異なるデバイスを認識できます。これは、お客様がSun x64システムでWindowsを評価、展開するときの効率を最大にする重要な発展です。この夏には、Windows版SIAの対象となるSun x64システムが増える予定です。
企業のIT部門は、Sun Fire x64 Servers Management Pack 2.0 for Microsoft Operations Manager 2005が備えるツールや属性を使用して、サンで動作するWindowsオペレーティング・システムを管理できます。マイクロソフトのシステムとの相互運用性を可能にするサンのその他のツールには、Integrated Lights Out Manager(ILOM)があります。これはSun x64プラットフォームに組み込まれており、Windowsのエコシステムで使用されている主要な業界標準やインタフェースをサポートします。 さらに、サンは、BMC Patrol、CA Unicenter、IBM Tivoli、HP Systems Insight Managerなど、主なWindowsシステム管理技術との連携も発表しています。企業ITインフラストラクチャのさらに奥では、Microsoft Clusterに対するサンの認定が、信頼性に優れたプラットフォームでMicrosoft SQL ServerやMicrosoft Exchangeなどのアプリケーションを実行できることを保証しています。
サンはWindowsで接続されたストレージも完全にサポートします。これは、データセンタや企業ITの運用に不可欠な領域です。サンの包括的なストレージのポートフォリオは、単一サーバ用のソフトウェアやバックアップ・デバイスから、ストレージ・ファイルを実行してデータを提供する、大企業用のデータセンタ・クラスのストレージまで、全てを網羅しています。サンのテープ製品とディスク製品は全て完全に認定され、Microsoft Windowsと相互運用が可能です。サンのお客様は、高度なバックアップ、高度な環境の管理、ボリュームのスナップショット、マルチパスI/Oサポート、及びフェイルオーバーにWindowsのストレージ管理ツールを使用できます。 Project Tangoによるプラットフォーム間でのWebサービスの相互運用
異なるシステム間でデータをやり取りするには、サンのハードウェアでオペレーティング・システムを実行できるだけでは不十分です。ビジネス・アプリケーションとサービスの開発が相互運用可能である必要があります。このため、サンはWeb Services Interoperability Technology(WSIT)の進展に特に満足しています。これは、Project Tango(プロジェクト・タンゴ)というコード名の、サンとマイクロソフトの継続的な連携を示すイニシアチブです。 Project Tangoの目標は、サンのGlassFish v2 Java Enterprise Edition Application Serverプラットフォームで作成されたWebサービスと、Microsoft Windows Communication Foundationを使用して作成されたWebサービスとの相互運用性を確保することです。Microsoft Windows Communication Foundationは、Microsoft .NET 3.0プラットフォーム内の重要なコンポーネントです。
Project Tangoでは、Java EEまたはNET Windows Communication FoundationでのWebサービスの配信と作成にWS-*という仕様を使用します。これらの機能によって、Java EEで作成されたWebサービスと、.NETベースのシステムの相互運用が可能になります。機能は次の3つに分類されます。
Project Tangoは、JavaとWindows Communication Foundation技術の間の壁をなくすことで相互運用性の目標を達成し、WebサービスとSOAプロジェクトの作成を企業全体に分散できるようにします。この技術が開発されるまでは、WebサービスやSOAプロジェクトに不可欠である相互運用性を、異なるオペレーティング・システムが動作するコンピュータ間で実現することは困難でした。 Project TangoによるWebサービスの開発期間の短縮
Project Tangoによって、Java EEプラットフォームでAtomic Transactions(アトミック・トランザクション)、Reliable Messaging(高信頼性メッセージング)、及びSecurity(セキュリティ)をより短期間で効率的に開発できます。これらは全て企業全体を対象としたWebサービスの開発に不可欠なステップです。Project Tangoは、Webサービスの開発者に選択肢を提供します。開発者は、Javaプログラミング言語とNetBeansを使用するか、.NETとVisual Studioを使用するかを選択できます。どちらの場合も、これらの機能は相互運用性があるので、SOAプロジェクトにJ2EEと.NETのコンポーネントを混在させて、本当のクロス・プラットフォームのビジネス・プロセス・アプリケーションを実現できます。 使いやすいので、異なるプラットフォームでWebサービスとSOAプロジェクトをさらに迅速に作成できます。新しいAPIはないので、開発者はセキュリティとトランザクションを設定するために新しいクラスについて学ぶ必要がありません。Project Tangoは、サンのJAX-WSの実装の拡張として構築されています。したがって、JAX-WS仕様を使用したWebサービスの作成に慣れている開発者は、.NETプラットフォームとの相互運用性のあるJava Webサービスの作成にすぐに取りかかることができます。 この「表面下」アプローチは、開発者がWebサービスを迅速に作成できるところに現れています。開発者は、Webサービスの作成後、NetBeansモジュールで「Edit Web Services Attributes(Webサービス属性を編集)」というコンテキスト・メニューをクリックすると、「You want reliable messaging?」(高信頼性メッセージングを使用する)かどうかのメッセージが表示されます。もう一度クリックするだけで、高信頼性メッセージングの設定は完了です。Webサービスのトランザクションとセキュリティのパラメータの設定には、同じぐらい簡単なチェックリスト・アプローチを使用します。 多くの開発者が、WS仕様を習得する必要があることを懸念していますが、実際にはその逆です。Project Tangoでは、これらの仕様について学ぶ必要はありません。開発者が知っている必要があるのは、どのWS要素が必要であるかだけです。あとは特定のメニュー項目をクリックするだけです。 企業の実際のニーズを満たす Project Tangoのような革新や、ストレージ、管理、及びハードウェアの互換性に関連する開発は、全てサンが大規模なデータセンタや企業ITインフラストラクチャの実際のニーズを満たす方法の一部です。 サンとマイクロソフトの提携のイニシアチブは、このように企業の要件を満たすためには不可欠です。企業の要件は、業界最高水準のシステムで業界標準の環境を実行できるようにすることが中心です。異なるアーキテクチャ間をつなげることで、選択肢が増えて柔軟性が向上し、生産性が向上し、投資をより有効に利用できます。
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