Saasは、ソフトウエアの管理コストが大幅に削減できるという点で最大の関心事となっています。どのような業界であれ、IT予算のなかで圧倒的な比率を占めるのは、コンピュータのコストではなく人件費です。購入したソフトウェアのパフォーマンス、可用性、セキュリティを管理し、メンテナンスを行うスタッフのコストです。一般に、ソフトウェアの年間の管理費には、そのソフトウェアの購入価格の4倍のコストがかかります。それは実に、IT予算の75%ものコストが既存のソフトウェア・システムに伴って発生するということを意味しています。
このコストを削減する方法はいくつかあります。例えば、従来のエンタープライズ・ソフトウェアのライセンスを1ユーザあたり4,000ドルで購入したとします。その場合、ソフトウェアの管理におそらく1ユーザあたりひと月1,000ドル以上を費やすことになります。一方、このソフトウェアの管理を従来のアウトソース業者に外注するという方法もあります。この場合、それまでのモデルに比べると柔軟性には欠けますが、1ユーザあたりのひと月のコストは1,000ドル以下に削減されます。
もう1つの選択肢は、『ソフトウェアをサービスとして提供してもらえないか』、とソフトウェア会社に打診してみることです。Callidus、Oracle、Blackbaudなどのソフトウェア会社は全て、このようなオプションを提供しています。一般にこれらの企業が提供するサービスの価格は、1ユーザあたりひと月1,000ドルを大幅に下回り、約200ドル程度となっています。
新しいアプリケーションを購入しようとしている場合でも、ソフトウェア全体をサービスとして構築して提供している新しい企業が多数あります(WebEx、Taleo、Salesforce.com、Kintera、NetSuite、RightNowなど)。これらのプロバイダによるサービスの料金は、1ユーザひと月あたり200ドルよりさらに低く、50ドル程度となります。このように、コスト削減の方法は数多くあるのです。

ソフトウエア管理費のコスト
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