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サンのCMTサーバラインナップの完成

チップ・マルチスレッディング(CMT)は、ソフトウェアのマルチスレッディングと同様に、ハードウェアにマルチスレッディングの概念を取り入れたものです。CMTによる処理では、1つのプロセッサ内または多数のプロセッサ上で、多数のソフトウェア・スレッドを同時に実行することができます。単一のプロセッサ内で複数のソフトウェア・スレッドを同時に実行すると待ち時間が最小化されるため、プロセッサの効率が向上します。

サンはチップレベルのマルチスレッド技術の先駆者であり、2005年12月にUltraSPARC T1(Niagara)チップをリリースして大きな成功を収めました。このチップはSun Fire T1000及びT2000システムに搭載されました。これらのサーバは消費電力が少なく冷却の必要性も少ないことから、CoolThread」サーバと呼ばれています。サンのCMTシステムは2005年の発売以来、大規模企業やWeb 2.0企業のWebインフラストラクチャを支えています。

サンは2008年10月にミッドレンジ・コンピューティングを刷新するSun SPARC T5440サーバを発表しました。Sun SPARC T5440サーバは、従来のミッドレンジ・サーバのスケーラビリティと信頼性に加え、サンの実績あるオープンソースCMTアーキテクチャの画期的なパフォーマンス、環境効率、費用対効果を兼ね備えています。


また、先ごろこのSun SPARC T5440サーバのほかに、エントリレベルのSPARC Enterprise M3000サーバもSPARC Enterpriseサーバ・ファミリに加わりました。SPARC Enterprise M3000サーバには、クアッドコアのSPARC64 VIIプロセッサ及びSolaris 10オペレーティングシステムが搭載されています。


このサーバの主な特長は、ハードウェアレベルの命令再試行とキャッシュメモリの動的縮退により、メインフレームクラスの信頼性、可用性、保守性(RAS)をエントリレベルの価格で提供できる点にあります。SPARC Enterprise M3000サーバは、富士通とサンの共同開発によるSPARC Enterpriseサーバ製品ラインの最新製品です。

SPARC Enterprise M3000サーバ及びSun SPARC T5440サーバの発表により、サンではきわめて小規模なWebインフラストラクチャ環境からエンタープライズ・アプリケーションやデータベース環境まで、あらゆる環境をサポートできる堅牢な製品ラインが完全に揃ったことになります。

本年もサン・マイクロシステムズ製品の尚一層のお引き立てとご愛顧の程、お願い申し上げます。

ライオネル・リム

サン・マイクロシステムズ株式会社
代表取締役社長
ライオネル・リム


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