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Solaris Feature Stories
 
 
SOLARIS[tm] PRODUCT LINE: FEATURE STORIES
Solaris[tm] オペレーティング環境の歴史 -- SunはいかにしてUNIX® OSをテクニカルコンピューティングおよびエンタープライズコンピューティングの主要な環境に変えたのか
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Solaris 8オペレーティング環境はNo.1のUNIXオペレーティングシステム
D.H. Brown Associatesによる調査結果でSolarisソフトウェアを最高のUNIXと格付け

Sun ONE
Services on Demand の構築や導入に必要な、ビジョン、アーキテクチャ、プラットフォーム、および専門性


World-Class Platform
Solarisのように成功を収めているオペレーティング環境の作成は、一般に直線的な工程であり、単により多くの開発リソースを追加することで早まるものではありません。世界規模のオペレーティングシステムの構築はRocket Scienceといえます。実世界での経験があり、顧客の要求を鋭く理解し、洞察力のある確固としたビジョンを持ち、継続的に改善していく哲学を持った才能ある人達による熱心な作業が必要です。その全てによってSolaris OEが今日のリーダーとなりましたし、また将来もリーダーであり続けるでしょう。

Scalability Challenge
マルチプロセッシング・システム構築時の重要な目標はスケーラビリティでした。Jon Kannegaard (Deputy Director, Sun Labs)は、マルチプロセッシング・システムにスケーラビリティを取り入れた最初のSunのエンジニアの1人でした。「2〜4プロセッサシステムで線形のスケーラビリティを得るのは簡単だったが、より大規模な構成をサポートする必要性から、包括的なアーキテクチャ変更が必要だという結論を余儀なくされた。我々は必要とするパフォーマンス、信頼性、スケーラビリティを得るために、コードの評価、チューニング、書き直しなど、オペレーティングシステムのあらゆる部分を再考した。」

20年以上前、UNIX®オペレーティングシステム(OS)はまだ比較的新しいものと考えられていました。1970年代、コンピュータ環境はタイムシェアコンピューティングのみに依存していました。実はタイムシェア環境をサポートするために最適化されたものであり、研究者の間や特殊なアプリケーション用としては有名だったにもかかわらず、UNIXはビジネスコンピューティング界では知られていませんでした。現在、そのすべては変わりました。

マルチプロセッシングとスレッドのサポートというSunが下した決断の重要性を軽視してはいけない。インターネットパフォーマンスは、Solarisソフトウェアが提供する成熟したマルチスレッドネットワーキングのコードによって大幅に向上した。--Steve Mackay, Vice President and Chief Architect, Systems Product Group, Sun Microsystem, Inc.

UNIXソフトウェアは今や、新たなWebに基づくソリューション、ワイヤレスソリューション、ピア・ツー・ピアコンピューティングのような高度なテクノロジなどの基礎はもちろん、テクニカルコンピューティングとエンタープライズコンピューティングの両面で最新のプラットフォームを代表しています。そして現在、Solaris™オペレーティング環境(OE)は、のべ数千人の有能なエンジニアの努力や約20年に及ぶ長い開発時間を通じて、No.1のUNIX環境を実現しています。

Solaris 8オペレーティング環境はSun™ Open Net Environment (Sun ONE) -- 現在から将来にわたりServices on Demandを可能にするSunのビジョン、アーキテクチャ、プラットフォーム、専門性 -- の基盤を提供し、Services on Demandの構築および導入のための第一位のプラットフォームを実現します。

はじまり

1982年、サン・マイクロシステムズは新世代の低コストでパワフルなマイクロプロセッサを使用した汎用ワークステーションの開発に着手しました。その理由は簡単なものです。このようなワークステーションにより、個々のユーザの手にすばらしいコンピューティングパワーを与えることができ、これまで達成できなかったレベルの独立性や自主性を提供できたのです。

UNIXの業務への採用

自社のワークステーションを強力なものとするため、Sunは新しいオペレーティングシステムのベースとしてUNIXを選択しました。UNIXソフトウェアは移植可能、オープン、拡張可能で、アプリケーションの作成にはシンプルで論理的なモデルを採用していました。そのうえ、統合されたネットワークのサポートを提供し、ARPAnet(今日のインターネットの先駆け)に接続されたシステムとして普及しました。Sunは早くから、ARPAnetプロトコル、特にTCP/IPのシンプルさと堅牢さを理解していたのです。今日、TCP/IPは世界中のコンピュータにおける事実上の標準ネットワーキングプロトコルとなっています。

UNIXソフトウェアをOSのベースとして選択することで、Sunは次の2つにチャレンジすることになりました。

  1. UNIXソフトウェアの方向性をタイムシェアから、シングルユーザデスクトップコンピューティングに効果的なプラットフォームに転換すること。

  2. 重要なコンピューティングタスクに必要とされるメモリ、ストレージ、ネットワーキング、先進のグラフィクスなど、当時のパーソナルコンピュータでは提供できていなかった要求を実現できる環境を創造すること。

Sunのエンジニアはこのチャレンジを理解し、SunOS™オペレーティングシステムを開発することで解決しました。SunOSソフトウェアは、UNIXのコンピューティングとネットワーキングのパワーをデスクトップに実現しました。パワフルで直感的なウィンドウシステムにより、グラフィカルアプリケーションの作成と管理が簡単になり、UNIX固有の複雑さを最小限にし、使いやすくなりました。1984年、Sunは新しい機能 -- NFS -- も追加し、ネットワーキングをより便利にしました。ユーザやアプリケーションに、離れたシステム上のデータをユーザのデスクトップ上にあるかのように見せることにより、NFSはネットワークの採用を加速させました。今日、NFSはいたるところでUNIXシステムの標準になっています。

スケーラビリティに対する要求への対応

1988年までに、ワークステーションの利用は爆発的に増えました。先進のグラフィクス、高いパフォーマンス、シームレスなネットワーキングは、コンピューティングの新たな標準となりました。そして、高速なグラフィクス、大容量メモリ、高速な処理速度を求める大規模なアプリケーションが登場しました。Sunは、SunOSソフトウェアに対して重要な拡張(例えば仮想メモリのサポートなど)を行うことにより、より高いパフォーマンスとスケーラビリティに対する要求に応えました。

1989年、SunOSはSunの新たな高性能SPARC™プロセッサのサポートを追加しました。1992年、SunOSソフトウェアはマルチプロセッサをサポートする最初の商用UNIX OSとなりました。マルチプロセッシングのサポートはSunにとって分岐点でした。高まるパフォーマンスに対する要求に応えるべく、マルチプロセッシングは、SunOSをデスクトップ向けのオペレーティングシステムから、メインフレームよりもオープンで安価なサーバをもサポートするオペレーティングシステムへ推進させました。

スレッドの追加 -- 今でも成果をあげている賭け

アプリケーションがより複雑になり、開発やデバッグに必要なリソースが予算とスケジュールの両面で制約を受けるようになると、Sunはスレッド(アプリケーション内やSunOS自身内で実行できる独立したプロセス)を実装する努力を始めました。Solarisソフトウェアの初期の開発の多くに関連していたマネージャで、現在Sunのシステムプロダクトグループ副社長兼チーフアーキテクトのSteve Mackayは次のように述べています。「マルチプロセッシングとスレッドのサポートというSunが下した決断の重要性を軽視してはいけない。多数の短時間接続に重点を置いたインターネットパフォーマンスは、Solarisソフトウェアが提供する成熟したマルチスレッドネットワーキングのコードによって大幅に向上した。同様に、Java™言語とその標準化されたパワフルなオブジェクトのセットは、Solarisカーネル内のスレッドとマルチプロセッシング機能に頼ることで非常に高いレベルのパフォーマンスを維持できる。」

Solarisプラットフォームの導入

1992年、SunはSolaris 2オペレーティング環境(OE)を導入しました。UNIX System V Release 4 (SVR4)に基づくSolaris 2 OEは、完全な対称型マルチプロセッシングと、今日のPOSIX標準の大部分がベースとしているスレッドモデルをサポートした、最初のモダンUNIX環境でした。この年、Sunは他社がこれまでに出荷したことがないほど多くのマルチプロセッシングUNIXサーバを出荷しました。

1992年以降、Solaris OEに対する拡張は短時間に強烈な速度で行われました。数が多すぎてその全ては挙げられませんが、最も重要な点は次の通りです。

  • ビデオウォールやバーチャルリアリティ装置を含む先進のディスプレイのサポートに加えて、より使いやすく、より洗練されたウィンドウ環境の実装

  • 各国語の処理機能を最初から組み込むツールを提供する国際化アーキテクチャ。開発者は個々の言語やプラットフォームに独立したアプリケーションが作成可能

  • 先進の64ビットオペレーティング環境により、既存の32ビットアプリケーションとの完全なバイナリ互換性を実現

  • コンポーネントのホットスワップ、オンラインアップグレード、クラスタリング、自動的システム回復など、可用性の向上

  • IPv6, NFS v3, モバイルIP, IPSecなど、エンタープライズネットワークのサポート強化

  • システム管理およびリソース管理の強化

  • 認証、データ完全性、データのプライバシ、シングルサインオン機能などを強化する、連続的なセキュリティ拡張

  • 強固なUNIXユーザのコミュニティを構築するための能率的で費用効果の高いSolarisオペレーティング環境へのアクセス

  • 新しいSun Fire™ 15Kサーバのような、大規模なメインフレームクラスのマルチプロセッシングシステムのサポート

次の革新の波への準備

今日、Sunのエンジニアは将来のテクニカルソリューションおよびエンタープライズソリューションを扱うための新たなテクノロジを忙しく探求しています。以前のように、Solarisソフトウェアは先進のコンピューティングシステムと革新的なアプリケーションを結ぶ強力なサービスプラットフォームを提供するでしょう。Sun ONEイニシアチブとService Point Architectureを通じた先進的で信頼できるServices on Demandを実現し、SunのProject JXTAの成果により拡大するピア・ツー・ピアテクノロジの重要さをサポートし、SunのJini™ネットワークテクノロジを使用したインテリジェントなクライアントデバイスの展開が可能となっていくでしょう。

研究プロジェクトとして開始したオペレーティングシステムが、移り変わりの激しい21世紀初期のコンピューティングアーキテクチャの中枢製品になっていることは本当に注目すべき事です。しかし、Solarisオペレーティング環境の成功は、過去におけるコンピューティングの方向性の理解、将来のニーズに応えるために要求されたテクノロジに対する洞察力、そしてそのテクノロジの正しい実装の実現へのコミットメントによって決まっているのは明らかです。

スケジュール

1971最初のUNIX OSリリース
1982Sunが初代ワークステーションにUNIX OSを採用
1983SunOS 1.0ソフトウェア出荷
1984NFSテクノロジの導入、業界にフリーでライセンスし、ファイル共有の業界標準となる
1985SunOS 2.0ソフトウェアがNFSをサポート
1988SunOS 4.0ソフトウェアが仮想メモリと初代SPARCプロセッサをサポート
1990SunOS 4.1ソフトウェアにOpenWindows™ユーザインタフェースが含まれる
1992UNIX SVR4に基づくSolaris 2 OEを初のMPデスクトップSPARCstation™ 10と共に出荷
1992Solaris 2.1でスレッドのサポート追加
1993Solaris 2.2で対称型マルチプロセッシング(SMP)とIntelアーキテクチャプラットフォームをサポート
1994Solaris 2.4で20プロセッサのサーバをサポート
1995Solaris 2.5でUltraSPARC™ワークステーションとサーバをサポート
1996Solaris 2.5.1で64プロセッサのサーバ、動的再構成をサポートし、数多くのインターネットパフォーマンスを強化
1997Solaris 2.6、ハイパフォーマンスリリース。1テラバイトまでのファイルサイズに対応
1998Solaris 7、スケーラビリティリリース。64ビットの完全サポート、Javaプログラム言語のサポート
2000Solaris 8でエンタープライズWebアプリケーション向けにセキュリティと可用性の機能を拡張
2001Sun史上最大のサーバ、106プロセッサSun Fire 15Kサーバのサポート

WHAT IT MEANS TO YOU
IT管理者
  • 関連するリスクとコストを下げると当時に、予測可能なend-to-endサービスレベルを実現しやすくします。
  • アプリケーションの負荷が急激に増加した際に、IT環境を変更することなく素早く応答できます。
  • ビジネスクリティカルなインフラの設計、実装、管理、維持の複雑さを軽減します。
経営者
  • リスクとコストを下げると同時に、サービスレベルが向上します。
  • ビジネスの成長に応じたコストの制御が可能です。
  • 小規模、中規模、大規模なサーバにまたがってひとつの環境を展開できます。
  • 過酷で複雑なインターネットビジネスの要求をサポートできる、よく統合された柔軟なフレームワークを提供します。
開発者
  • 国際化アーキテクチャにより、最初から言語操作機能を組み込むためのツールを提供します。
  • 開発のリスクと展開のコストを削減します。
  • 開発するアプリケーションとソリューションの安定性と予測可能性を実現します。
投資家
  • 顧客が望む時にサービスが利用でき、結果として顧客の全体的な満足度向上、継続的な成長、究極的には出資者の価値を保証します。
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