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FAQ
Solaris 9 Resource Manager
Solaris 9 Resource Manager
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目次

  1. Solaris[tm] 9 Resource Manager とは何ですか。
  2. Solaris 9 Resource Manager と Solaris Containers にはどのような関係がありますか。
  3. Solaris Containers とは何ですか。
  4. Solaris 9 Resource Manager と Solaris Resource Manager 1.3 および Solaris Bandwidth Manager 1.6 にはどのような関係がありますか。
  5. Solaris 9 Resource Manager はどのようなユーザに必要ですか。
  6. Solaris 9 Resource Manager の特長は何ですか。
  7. Solaris 9 Resource Manager はどのような応用が考えられますか。
  8. Solaris 9 Resource Manager の性能オーバヘッドは何ですか。
  9. Solaris 9 Resource Manager はワークロードに割り当てられる資源数を制限できますか。
  10. 改定された Fair Share (FS) スケジューラを通常の Time Share (TS) スケジューラの上から使用する利点は何ですか。
  11. 「パーセンテージ」ではなく「シェア」を使用する理由は何ですか。
  12. Solaris 9 Resource Manager の改定された FS スケジューラと Solaris Resource Manager 1.x の FS スケジューラとの違いは何ですか。
  13. プロジェクトとは何ですか。
  14. ユーザ (または、ユーザのグループ) は複数のプロジェクトに属することができますか。
  15. タスクとは何ですか。
  16. タスクはいつ作成されますか。
  17. プロジェクトとタスクとはどのような関係がありますか。
  18. 資源構成情報はどこに格納されますか。
  19. 資源制限に到達すると何が発生しますか。
  20. Solaris 9 Resource Manager のライセンスと料金は Solaris 9 オペレーティングシステムと別に支払う必要がありますか。
  21. Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 のロードマップを教えてください。
  22. Solaris 9 Resource Manager が導入されると、Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 のサポートは中止されますか。
  23. ユーザが Solaris Resource Manager 1.x から Solaris 9 Resource Manager へ移行する場合、Sun はどのようなサポートを提供しますか。
 
 
 
 
1.

Q. 

Solaris[tm] 9 Resource Manager とは何ですか。

 
 

A. 

Solaris[tm] 9 Resource Manager は資源管理機能とサービスのネットワーク品質機能の集合であり、ユーザは CPU、物理メモリ、ネットワーク入出力帯域幅などの資源を割り当ておよび制御する手段として使用できます。Solaris 9 Resource Manager は Solaris 9 オペレーティングシステム (OS) カーネルに統合されており、ユーザ、グループ、またはアプリケーションに対するシステムとネットワークの資源を制御し、より予測可能なサービス・レベルを実現するためのフレームワークを提供します。

 

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2.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager と Solaris Containers にはどのような関係がありますか。

 
 

A. 

Sun は、Solaris Containers の構成要素を段階的に発表する予定です。Solaris 9 Resource Manager のリリースはその第一段階です。Solaris 9 Resource Manager は Solaris Containers のフレームワークを提供します。Solaris 9 Resource Manager を使用すると、システム管理者は特定のアプリケーションに対して資源境界 (「資源プール」とも呼びます) を確立できます。つまり、他のアプリケーションとの資源の競合をなくすことができます。システム管理者が Solaris 9 Resource Manager で最初に確立できる資源境界は CPU です。将来、システム管理者は物理メモリ、スワップ空間に対して境界を確立できるようになる予定です。

 

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3.

Q. 

Solaris Containers とは何ですか。

 
 

A. 

Solaris Containers はサーバ仮想化における Sun の新しいステップです。Solaris Containers はソフトウェア定義可能である柔軟な境界を使用することによって、ソフトウェア・アプリケーションまたはサービスを隔離します。Solaris Containers は Solaris オペレーティングシステムの単一のインスタンス内にコンピューティング環境を作成することによって、資源を完全に封じ込め、障害とセキュリティを隔離します。Solaris Containers は Solaris オペレーティングシステムにおいてベースとなるユビキタス管理オブジェクトとなり、Sun 企業製品ライン全体で使用される予定です。

 

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4.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager と Solaris Resource Manager 1.3 および Solaris Bandwidth Manager 1.6 にはどのような関係がありますか。

 
 

A. 

Solaris Resource Manager 1.3 および Solaris Bandwidth Manager 1.6 はそれぞれ、Solaris 2.6、7、または 8 のオペレーティングシステムにおいて、システムとネットワークの資源を制御するための別製品です。一方、Solaris 9 Resource Manager は Solaris 9 カーネルに統合されている製品です。Solaris 9 Resource Manager は Solaris Resource Manager 1.3 および Solaris Bandwidth Manager 1.6 とよく似た機能を持っていますが、Solaris 9 Resource Manager のコード・ベースは完全に異なります。さらに、Solaris 9 Resource Manager は既存の別製品が持っていない機能も持っています。

 

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5.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager はどのようなユーザに必要ですか。

 
 

A. 

Solaris 9 Resource Manager を必要とするユーザは、サーバ統合戦略を追求し、自分たちの環境のサーバを減らすことによってコストを削減したいユーザです。この機能は、ネットワーク化された世界においてメインフレーム並みの資源管理を提供します。さらに、Solaris 9 Resource Manager を使用すると、サービス・プロバイダやホスティング企業は単一のサーバで複数の e コマース・サイトを管理できます。管理という面では、小型のサーバを多数使用するよりも大型のサーバを少数使用するほうが、ユーザは経済的な規模を維持し、効率を上げることができます。

 

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6.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager の特長は何ですか。

 
 

A. 

Solaris 9 Resource Manager の機能は Solaris オペレーティングシステムに統合されています。この密な統合によって、Solaris 9 Resource Manager の管理性、安定性、およびアカウント機能が向上します。また、Solaris オペレーティングシステムカーネルへの統合によって、Solaris 9 Resource Manager は中心となる Solaris オペレーティングシステムのその他の機能をよりサポートできるようになります。さらに、Solaris オペレーティングシステムカーネルへの統合によって、将来のリリースにおいても強力な資源管理機能を提供し続けるための基盤となります。詳細については、データシートを参照してください。

 

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7.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager はどのような応用が考えられますか。

 
 

A. 

Solaris 9 Resource Manager は次の分野において効率のよい資源管理を提供します。

  • サーバ統合
  • Web ホスティング
  • 膨大なユーザ数
  • 高性能コンピューティング環境
 

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8.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager の性能オーバヘッドは何ですか。

 
 

A. 

Solaris 9 Resource Manager は中心となる OS に統合されているため、全体の性能オーバヘッドは非常に低く抑えられます。TS スケジューラの一対一の性質とは対照的に、Solaris 9 Resource Manager はプロセスのグループに対してポリシーを定義できます。

 

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9.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager はワークロードに割り当てられる資源数を制限できますか。

 
 

A. 

はい、CPU 資源の上限を設定できます。また、特定のアプリケーション・サービス専用に 1 つまたは複数の CPU (CPU セット) を割り当てることができます。つまり、特定のアプリケーション・サービスに属するアプリケーションまたはユーザだけがこの CPU セットを使用できます。

 

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10.

Q. 

改定された Fair Share (FS) スケジューラを通常の Time Share (TS) スケジューラの上から使用する利点は何ですか。

 
 

A. 

FS スケジューラを使用すると、プロジェクトの重要性に基づいてプロジェクトに対する CPU 資源を制御できます。

 

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11.

Q. 

「パーセンテージ」ではなく「シェア」を使用する理由は何ですか。

 
 

A. 

FS スケジューラは、一定の CPU 資源をプロジェクトに割り当てるのではなく、比率に基づいて (相対的に) CPU 資源をプロジェクトに割り当てます。つまり、現在アクティブなプロジェクトに割り当てられているシェアの総数に対する (シェアに基づいて) プロジェクトに与えられたシステムの数の比率に基づきます。また、シェアの合計が一定のパーセンテージになる必要がないため、シェアの変更も簡単です。すべてが相対的であるため、スクリプトの作成も大幅に楽になります。

 

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12.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager の改定された FS スケジューラと Solaris Resource Manager 1.x の FS スケジューラとの違いは何ですか。

 
 

A. 

プロジェクトとの統合
以前のバージョンの Solaris Resource Manager は、システム上にあるプロセッサのシェアとして、i ノードごとに CPU 時間を割り当てていました。Solaris 9 Resource Manager では、FS スケジューラは Solaris 9 のカーネルに統合されています。資源はプロジェクトごとに割り当てられ、プロジェクトのデータベースに格納されます。このデータベースは、ローカル・ファイルでも、中央サーバ上の NIS または LDAP データベースでもかまいません。

シェア階層の平坦化
以前のバージョンの Solaris Resource Manager では、システム管理者は i ノード階層を作成できました。階層構造は運営と管理が難しい場合もあり、さらに、階層におけるシェアを再計算し続ける必要があるため、実装にオーバヘッドが加わります。Solaris 9 Resource Manager では階層構造が「平坦化」されており、シェアはシステム全体の比率として表示されるため、各プロジェクトの相対的なシェアがより分かりやすくなります。さらに、構造が平坦であるため、複数のシステムでサイトを管理するのが簡単になります。

CPU セットとの統合
以前のバージョンの Solaris Resource Manager では、ユーザに CPU シェアを割り当てるとき、ユーザのプロセスが動作する CPU セットについては考慮されていませんでした。その結果、失敗と混乱が頻繁に発生していました。Solaris 9 Resource Manager では FS スケジューラが改定され、各 CPU セット内のプロセスは独立して扱われます。つまり、「シェア」は CPU セットごとにローカルに考慮されます。さらに現在、CPU セットの構成は再起動しても変わりません。

 

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13.

Q. 

プロジェクトとは何ですか。

 
 

A. 

プロジェクトとは、関連する作業を分類するための管理識別子です。プロジェクト識別子とは、ユーザ識別子やグループ識別子と同様に、ワークロードタグであると考えることができます。プロジェクトは、ユーザ (または、ユーザのグループ) が参加することが許可されたワークロードを表すのに使用できます。プロジェクトは単一のユーザ、部署、またはデータベースのインスタンスを表すこともできます。

 

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14.

Q. 

ユーザ (または、ユーザのグループ) は複数のプロジェクトに属することができますか。

 
 

A. 

はい。ユーザ (または、ユーザのグループ) は複数のプロジェクトに属することができます。ユーザにはデフォルトのプロジェクトが割り当てられます。しかし、ユーザが起動したプロセスには、ユーザが属している任意のプロジェクトを割り当てることができます。これはつまり、プロセスが行う作業の種類によって、ユーザは異なるプロジェクトのプロセスを同時に実行できることを意味します。

 

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15.

Q. 

タスクとは何ですか。

 
 

A. 

タスクとはプロセスの集合のことであり、プロジェクト内の作業の集合を表します。タスクはワークロードの構成要素と考えることもできます。たとえば、タスクは特定のデータベース・インスタンスへの照会を表すことがあります。

 

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16.

Q. 

タスクはいつ作成されますか。

 
 

A. 

タスクはログイン時に作成されます。あるいは、newtask(1) コマンドを使用したときにも作成されます。

 

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17.

Q. 

プロジェクトとタスクとはどのような関係がありますか。

 
 

A. 

プロジェクトとは似ている作業を関連付けるタグのことであり、タスクとはそのプロジェクト内で行われるジョブのことです。各タスクは 1 つのプロジェクトに関連付けられます。たとえば、プロジェクトは特定のデータベース・インスタンスを表し、タスクはその特定のデータベース・インスタンスへの照会を表すことがあります。

 

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18.

Q. 

資源構成情報はどこに格納されますか。

 
 

A. 

資源構成情報はプロジェクトごとに割り当てられ、プロジェクト名サービス・データベースに格納されます。このデータベースは、ローカル・ファイルでも、中央サーバ上の NIS または LDAP データベースでもかまいません。

 

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19.

Q. 

資源制限に到達すると何が発生しますか。

 
 

A. 

資源制限に到達すると、ハンドラが呼び出されます。このハンドラはエラーを戻して、資源制限を超えるような処理を防いだり、コンソールやユーザ・プロセスにメッセージを送信したり、あるいは、単にイベントを記録して処理を継続したりします。これらの動作はシステム管理者が設定できます。

 

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20.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager のライセンスと料金は Solaris 9 オペレーティングシステムと別に支払う必要がありますか。

 
 

A. 

Solaris 9 オペレーティングシステムに出荷時から含まれる Solaris 9 Resource Manager に追加料金は必要ありません。また、Solaris 9 Resource Manager を使用するのにも追加ライセンスは必要ありません。しかし、今後の Solaris 9 アップデートリリースに含まれる Solaris 9 Resource Manager には追加ライセンスを支払う必要がある可能性があります。

 

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21.

Q. 

Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 のロードマップを教えてください。

 
 

A. 

これらの別製品については、新しいリリースの予定はありません。これらの別製品のほとんどの機能は Solaris 9 オペレーティングシステムに統合される予定です。Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 のサポートは継続されます。つまり、これらのソフトウェアは Solaris 2.6、7、または 8 のオペレーティングシステム用であり、必要に応じて、バグ修正を行うパッチがリリースされる予定です。

 

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22.

Q. 

Solaris 9 Resource Manager が導入されると、Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 のサポートは中止されますか。

 
 

A. 

いいえ。現在のところ、Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 の販売を中止する日は決まっていません。Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 は Solaris 2.6、Solaris 7、および Solaris 8 をサポートします。したがって、少なくとも、Solaris 2.6、Solaris 7、および Solaris 8 の出荷と販売が続く限り、Solaris Resource Manager 1.3 と Solaris Bandwidth Manager 1.6 のサポートは続きます。

 

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23.

Q. 

Solaris Resource Manager 1.x から Solaris 9 Resource Manager へ移行する場合、Sun はどのようなサポートを提供しますか。

 
 

A. 

Solaris 9 Resource Manager は Solaris Resource Manager および Solaris Bandwidth Manager と同じ基本機能を提供します。さらに、いくつかの重要な機能が拡張され、まったく新しい機能も追加されています。このような新しい機能のため (さらに、資源の管理と制御における変更のため)、動作が変わったように感じる場合もあるかもしれません。たとえば、FS スケジューラの動作は基本的に同じままですが、i ノード階層構造はプロジェクトの平坦な集合 (つまり、親と子の関係がない集合) に変更されています。しかし、移行スクリプトが用意されているため、ユーザは簡単に、しかも、Solaris Resource Manager 1.x 構成情報を失わずに、Solaris Resource Manager 1.x がインストールされていたシステムを Solaris 9 Resource Manager が動作するシステムにアップグレードできます。また、階層型の i ノード構造を平坦なプロジェクト構造に変換するときに役立つ文書も用意されています。階層型の i ノード構造を使用していない場合、今日にでも Solaris Resource Manager を配備しておけば、近い将来、Solaris 9 オペレーティングシステムの Solaris 9 Resource Manager に移行したときに動作の変更に戸惑うことも少なくなります。

i ノード構成を新しいプロジェクト構造に変換すると、資源プール、統計ツール、アカウント・ツールなどの Solaris 9 Resource Manager の強力な新機能を活用できるようになります。

 

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