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2006年
08月

新製品のご案内
Netra T2000(DC電源モデル)

  1. 概要
  2. Netra T2000(DC電源モデル)は、UltraSPARC T1プロセッサを搭載する2UのSun Fire T2000をベースとした電気通信事業者様向けのラックマウント型サーバです。
    19インチラックへの搭載にフィットする奥行きわずか483mmのコンパクトな筐体、二重化されたDC電源、NEBS Level 3認定、アラームカード、豊富なラックマウントオプションなど、今日までサンがテレコム市場で培ってきたノウハウと、チップレベルでのスケーラビリティ向上を世界で初めて実現したプロセッサUltraSPARC T1との融合から生まれた、かつてない価値をお届けするキャリア・グレード・サーバです。

    Netra T2000(DC電源モデル)に搭載されるUltraSPARC T1プロセッサは、サンのプロセッサ開発戦略チップ・マルチスレッディング・テクノロジ(CMT:Chip Multithreading Technology)に基づき設計、開発された第2世代のプロセッサです。UltraSPARC T1プロセッサには、最大8つの「コア(演算ユニット)」が搭載されています。各コアは、4つのスレッドを実行可能であり、各コアとチップ上の2次キャッシュメモリは、134GB/sの帯域幅を誇るクロスバーにより相互接続されています。この構造が1チップで最大32スレッドの実行を可能なものとし、スループット性能の劇的な向上を実現しています。

    今日のテレコム市場では、様々なアプリケーションが使用されていますが、Javaベースのアプリケーションをはじめとし、その殆どは、マルチスレッド化、マルチプロセス化されています。UltraSPARC T1プロセッサは、これらマルチスレッド化、マルチプロセス化されたアプリケーションのスループット性能を従来とは全く異なるレベルへと高めることが可能なプロセッサです。

    UltraSPARC T1プロセッサが優れているのは、そのスループット性能だけではありません。今日までのプロセッサ開発の常識から見れば、処理性能の向上には、消費電力、発熱量の向上が伴うものであり、これらは避けることが出来ない「副産物」と見なされてきました。UltraSPARC T1プロセッサは、この常識を根底から覆すものです。x86サーバに採用されている他社製の最新プロセッサと比較して、4倍以上のスループット性能を発揮するにも関わらず、その消費電力は、32スレッドを動作させた状態であってもわずか73Wです。

    今日、世界各国のデータセンタでは、コンピューティング・リソースの追加に伴う電力供給力確保、設置スペース、発熱対策が課題されています。しかし、テレコム市場においては、その市場形成直後からサービスの多様化、安定稼働と合わせ、電力の消費効率が一大命題とされてきました。これがため、電気通信業界では、永く変換の必要のないDC電源モデルが標準とされてきたのです。このような歴史的な背景から見てもUltraSPARC T1プロセッサを搭載したDC電源で動作するNetra T2000は、テレコム市場に向けた一切妥協のないサンからの回答と言えます。

    革新的テクノロジの提供と投資保護の両立は、Netra T2000上でも実現されています。 UltraSPARC T1プロセッサがもたらす劇的なスループット性能の向上を享受頂くために、現在お使いのアプリケーション・ソフトウェアをリコンパイルする必要はありません。Solarisオペレーティングシステムが今日まで継承し続けているバイナリ・コンパチビリティにより、現在お使いのアプリケーション・ソフトウェアは、リコンパイルすることなしにUltraSPARC T1プロセッサ上へ移行することが可能です。また、特定バージョンのコンパイラにのみ対応するものでもありません。従来のSPARCチップ(SPARC v9)上で動作するアプリケーションであれば、UltraSPARC T1プロセッサ上に移行可能であり、8CPUから12CPUのSPARCシステム上でスケーラビリティが認められるアプリケーションであれば、 UltraSPARC T1プロセッサ上でも同様にスケーラビリティが期待頂けます。

    劇的なスループット性能の向上、処理性能と相反する消費電力と発熱量の低さ、一貫して守り続けるバイナリ・コンパチビリティ、そして、今日までテレコム市場で培ってきたキャリア・グレードと呼ぶに相応しい堅牢性。Netra T2000は、テレコム市場にスループット・コンピューティングの価値をお届けする業界唯一の革新的キャリア・グレード・サーバです。

  3. 特長と利点
  4. 利点 特長
    スループット性能の劇的な向上 1チップで最大32スレッドまで実行可能UltraSPARC T1プロセッサが発揮する異次元のスループット性能
    134GB/sの帯域幅を誇るクロスバーにより相互に接続されたUltraSPARC T1プロセッサ上のコアとL2キャッシュ
    UltraSPARC T1プロセッサ上の全てのコアにより共有される3MBの4ウェイL2キャッシュ
    オンチップ・メモリコントローラによるダイレクトなメモリアクセス構造
    メインメモリとプロセッサ間を繋ぐ帯域幅25.6GB/sのハイスピード・メモリチャネル
    32GBまで拡張可能なDDR2メモリ
    PCI-Express、PCI-Xによる高いIO性能
    消費電力の低下 4プロセッサ構成のx86サーバを凌ぐスループット性能を発揮しながら、UltraSPARC T1プロセッサの消費電力は、32スレッドの実行中であっても73W、システム単位では300W *
    卓越したRAS性能 メインフレーム・クラスのRAS性能を備えたUltraSPARC T1プロセッサ。ECCならびにパリティで保護されたオンチップ・キャッシュ、レジスタファイル、TLB。加えて動作時の温度を監視するオンチップ・サーマル・センサー
    二重化され、且つ、活性交換可能なコンポーネント。電源とファンはホットスワップ、ディスクドライブはホットプラグ対応
    オンボード・ディスク・コントローラによりRAID 0/1構成可能な内蔵ディスクドライブ
    メモリエラーを検知し、障害を回避するChipkill機能
    メモリエラーの影響を最小限に留め、サービスを継続させるDRAMスペアリング機能
    プロセッサ上でスケーラビリティを実現したことにより、システムの構成部品点数が減少。障害が発生する確率そのものが低下
    Solaris 10/FMA(Fault Management Architecture)によるプロセッサからメモリ、システム・コンポーネントまでを包括する管理体系の提供
    発熱量の低さに伴い、障害の発生する確率そのものが低下
    投資保護 SPARC V9準拠。SPARCバイナリ互換による既存資産の有効活用
    Solarisバイナリコンパチビリティにより、既存のアプリケーションはリコンパイルすることなく移行することが可能
    テレコム環境への最適化 電気通信事業、サービス・プロバイダ事業で使用されている19インチラックにフィットする高さ1U、奥行き483mmのコンパクトな筐体(Sun Fire T2000の奥行きは640mm)
    NEBS Level 3認定、ETSI準拠
    二重化された-48/60V DC電源
    4レベルのアラーム (DB15ドライコンタクト・アラームおよびソフトウェアアラーム)
    容易なシステムの展開 ラックマウントに最適化された筐体。標準装備されるラックマウントキットにより、Sun Rack 900/1000を初めとする標準的な4ポストラックへの搭載が可能。またオプションで提供するラックマウントキットにより19インチ2ポストラック、19インチ4ポストラック、23インチ2ポストラック、600mmラックに搭載可能
    10/100/1000Mbps Ethernetポート、USBポート、PCI-Expressスロット、PCI-Xスロットなど、各種インターフェイスを標準装備
    最大2台まで搭載可能なSASディスクドライブ
    Solaris 10 6/06をプリインストール
    Java Enterprise Systemをプリロード
    システムコントローラALOMにより、遠隔地からでもサーバの稼動状態を監視、管理することが可能
    *:プロセッサならびにシステムの消費電力は、アプリケーションの動作状態や構成により異なります。上記は、本紙発行日現在の最大構成における試験データに基づいた値となります。

  5. 仕様
  6. Netra T2000(DC電源モデル)
    プロセッサ 種別 UltraSPARC T1
    クロック 1.0/1.2GHz
    二次キャッシュ 3MB
    コア/実行スレッド数 4/16, 6/24, 8/32
    プロセッサ数(システム) 1
    メモリ 種別 PC4300 DDR-533 registered SDRAM DIMM
    (ECC/Chip-kill機能付き)
    DIMMスロット 16
    標準容量 8GB/16GB/32GB
    最大容量 32GB(2GB DIMM x 16)
    増設単位 512MB/1GB/2GB x 8
    システムバス 種別 JBus
    最大帯域幅 3.1GB/s
    システム内蔵記憶装置 ディスクドライブ 種別 73GB 10000回転SASディスクドライブ
    (2.5インチ/ホットプラグ対応)
    標準 2台
    最大 2台
    内蔵リムーバブル記憶装置(標準) DVD-RW x 1
    標準インターフェイス Ethernet 10/100/1000BASE-T x 4 (RJ45)
    USB USB 1.1 x 2(背面)
    管理インターフェイス ALOM Ethernet 10/100BASE-T x 1 (RJ45)
    シリアルポート 1 (RJ45)
    シリアルポート 1 (DB-9)
    アラームカード ドライコンタクト x 1(DB15)
    PCI拡張スロット PCI-Express(1x,4x,8x) 1 (ロープロファイル/MD2)
    PCI-X(64bit/133MHz) 3 (ロング/フルプロファイルx2、ショート/フルプロファイルx1)
    電源ユニット 電圧 -48/60V DC
    電流(電源ユニット) 10.4A@-48V
    8.3A@60V
    電源ユニット数(システム) 2
    寸法および重量 高さ 88mm
    424mm
    奥行(突起物を含まず) 483mm
    最大質量 16kg

  7. エネルギー消費効率
  8. エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を、省エネ法で定める複合理論性能で除したものです。省エネ法に基づくエネルギー消費効率は以下の通りです。

    電子計算機 - サーバタイプ
    製品名 I/Oチャネル数 区分 主記憶容量
    (最大)
    (CPU数) エネルギー
    消費効率
    Netra T2000(DC電源モデル)
    1.0GHz UltraSPARC T1
    4core
    4 F 32GB (1) 0.094 W/MTOPS
    Netra T2000(DC電源モデル)
    1.0GHz UltraSPARC T1
    6core
    4 F 32GB (1) 0.064 W/MTOPS
    Netra T2000(DC電源モデル)
    1.0GHz UltraSPARC T1
    8core
    4 F 32GB (1) 0.048 W/MTOPS
    Netra T2000(DC電源モデル)
    1.2GHz UltraSPARC T1
    8core
    4 F 32GB (1) 0.040 W/MTOPS

  9. 動作環境
  10. Netra T2000(DC電源モデル)は、Solaris 10 6/06以降のSolaris 10で動作します。

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