a. 自動ダウンロードに関するライセンス条件は何を基にしているものですか?
Java
SEバージョン1.4では、Javaプラットフォームのコアの一部としてJava Web Startテクノロジーを採用しています。Java Web
Startでは、現在Javaベースのアプレットがダウンロード/実行されるのと同様に、JavaアプリケーションをWebブラウザからダウンロード/実
行可能にします。
b. Java Web Startはどのような働きをしますか?
Java
Web Startのリンクがクリックされると、Java Web
Startヘルパー・アプリケーションがJNLPファイルをダウンロードし、読み込みます。JNLPファイルは小さなXMLドキュメントで、その中には起
動しようとしているアプリケーションのネットワーク上の場所/アプリケーションのバージョン/Java Runtime
Environment(JRE)など、アプリケーションの起動に必要な情報が含まれています。JNLPファイルはアプリケーションのプロバイダにより作
成され、Java Web
Startはこのファイルにある命令セットに基づきアプリケーションをダウンロード/インストール/実行し、また新しいバージョンが利用可能なときはアッ
プデートを行います。
c. これが既存のJavaセキュリティ・モデルからの変更点ですか?
い
いえ。Javaアプリケーションは今までどおりJavaの”サンドボックス”内で実行されます。また、Java
SEセキュリティ・モデルは保護されるため、不正なコードはダウンロードされずクライアント・マシン上で実行されることはありません。つまり、Java
Web Startがアプレット用に使われていた同じJava
SEセキュリティ・モデルを拡張し、現在ではJavaアプリケーションを含むようになっているのです。Javaアプリケーションは、ファイル・システムな
どローカル・マシン・リソースへの直接アクセスを要求することができます。これらの場合、ユーザはアプリケーションがサンドボックスの外で機能する権限を
許可する必要があり、この許可はエンド・ユーザに対して警告/権限ダイアログを提示することによって遂行されます。
d. Sunの自動ソフトウェア・アップデートはどこで開始されますか?
Java
Web Startにより、アプリケーション・プロバイダは自社アプリケーション用の特定のJava Runtime
Environmentのバージョンをターゲットとすることができます。例えば、アプリケーション・プロバイダはJREのバージョン1.3.1を基にした
アプリケーションの開発/テスト/展開を行うとします。その後、そのプロバイダがバージョン1.4などJREの新しいリリースの新機能の利点を活用しよう
とする場合には、ただJNLPファイル内のターゲットJREのバージョンを1.3.1から1.4へと変更するだけでよいのです。ユーザが次回にアプリケー
ションを実行したとき、Java Web
Startはアプリケーションがバージョン1.4で動作しなければならないことを検知し、バージョン1.4がユーザのクライアント・マシンにインストール
されていない場合にはバージョン1.4のダウンロード/インストールを自動的に開始します。
Sun
Microsystems,
Inc.では、積極的/自動的にJREのソフトウェア・アップデートを開始することはありません。JREの特定のバージョンがインストールされていないマ
シン上で、そのバージョンを必要とするJava Web
Start対応のアプリケーションを実行するときにのみ、アップデートされたJREが自動的にダウンロード/インストールされます。
e. アプリケーション・プロバイダが自社のアプリケーションをアップデートすることは可能ですか?
可
能です。JREの新しいバージョンがダウンロード/インストール可能であるのと同様に、アプリケーション・プロバイダは自社のアプリケーションの新バー
ジョンをダウンロード/実行させることができます。このためには、アプリケーション・プロバイダは、例えば1.0から2.0へというようにJNLPファイ
ル内で実行されるアプリケーションのバージョンをただ変更するだけです。ユーザが次回にアプリケーションを実行したとき、Java Web
Startはどのバージョンのアプリケーションが実行されなければならないかを検知し、そのバージョンがユーザのクライアント・マシンにインストールされ
ていない場合には、必要な新しいバージョンのアプリケーションを自動的にダウンロード/インストールします。
アプリケーション・プロバイダは、積極的/自動的に自社のアプリケーションのソフトウェア・アップデートを開始することはありません。
ユーザがそのアプリケーションの実行を試みた場合にのみ、アップデートされたアプリケーションがダウンロード/インストールされます。
f. Sunのソフトウェア・アップデートによりJavaの旧バージョンは削除されますか?
い
いえ。アップデートにより新しいバージョンのJava Runtime
Environmentがインストールされますが、既存のバージョンはそのまま残ります。例えば、1台のクライアント・マシンにJava SE
1.3/1.3.1/1.3.1_02/1.4の各バージョンをコンフリクトを起こすことなく同時にインストールすることが可能です。この特長は、Aとい
うアプリケーション・プロバイダが自社のアプリケーションをバージョン1.3上でしか動作保証しておらず、一方のBというプロバイダでは追加の特長/機能
性を備えたバージョン1.4の環境を必要とする、といった場合に大変有効です。JREの各バージョンは共存することが可能なため、コンフリクトを起こすこ
とはありません。