目次
ビジネスにおいては、システムが常時稼動していることがこれまでになく必要となっ
ています。パートナー、サプライヤ、従業員、顧客にサービスを提供しているアプリケー
ションでも、ビジネスクリティカルなものが増えているため、ビジネスにサービス停止は
許されません。それは、システムのアップグレードのためでも、処理容量拡張のためでも
、また定期保守のためでも許されないのです。
IT
管理者は、そのビジネス環境内外のユーザーのために計画を立て、アプリケーションやサ
ービスを保守しなければなりません。いつでもすべてのユーザーがサービスを利用できる
ことが必要なのです。今日の経済は企業の爆発的成長を反映していると言えますが、それ
は IT 管理リソースが過剰負荷になることなく IT
システムが即座にまたスムーズに拡張できる場合に限ります。
拡張する IT
のニーズや要件に対応するために、CPU、ディスク、ネットワークインタフェースといっ
たコンピューティングリソース群をクラスタコンピューティングアーキテクチャとして知
られる機構に配置しています。クラスタコンピューティングでは、数多くの IT
問題に対処するために、次のような機能が提供されます。
- より高いサービス可用性
クラスタ環境でサーバーリソースを複製することで、フェイルオーバーメカニズムが作り
出され、可用性が向上します。したがって、クラスタ環境ではサービスの可用性も向上し
ます。
- より高いスケーラビリティ
クラスタ環境でサーバーの使用台数を増やせば全体のスケーラビリティが高くなりますが
、これはアプリケーション環境が水平方向に拡張される場合に特に有効です。
- より優れたリソース管理
厳密に管理されたクラスタ環境では、フレームワークがクラスタ内で実行されるすべての
作業を把握していれば、リソースの負荷平衡化や統合によってリソースの利用状況が向上
します。
- より向上した管理のしやすさ
使いやすく統一されたクラスタ管理があれば、コンポーネント、サービス、リソースを全
体的に管理しやすくなります。クラスタの抽象化のレベルが適切ならば、クラスタは 1
つのシステムと同じように管理しやすいはずです。従来のデータセンターではサーバー数
に比例して管理オーバーヘッドが増加するのに対し、クラスタではクラスタ内のノード数
が増えればそれだけ相対的に管理しやすくなります。
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企業は、今日の dot-com
世界で競争力を保つには、サーバーではなくサービスの管理に重点を置く必要があります
。アプリケーションは Web
上にサービスを配信するようになったので、そのようなサービスの管理が新たに優先され
るようになったのです。Sun[tm] Cluster 3
を使用すれば、それも可能となります。
Sun Cluster 3 は、Sun
の次世代クラスタ技術であり、高可用性、高いスケーラビリティ、より使いやすいシステ
ム管理を実現します。これは、ファイルシステム、デバイス、ネットワークといった
Solaris
の中核となるサービスを密結合クラスタにおいてスムーズに使用できるようにするクラス
タフレームワークにより、Solaris[tm] 8 オぺレーティングシステムが拡張されます。
以下に、Sun Cluster 3 で提供されているものを示します。
- 標準 UNIX ファイルシステムのためのグローバルファイルシステム
- 同一システム内、または複数システムのスケーラビリティをもたらすクラスタソ
フトウェア
- フェイルオーバーとスケーラブルなサービスの復旧の両方を行うクラスタフレー
ムワーク
- グローバルネットワークを備えたクラスタ(組み込み負荷平衡化機能と永続
IP)
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Sun Cluster 3 ソフトウェア環境は、dot-com
アプリケーションやデータセンターのためのサービス配信プラットフォームを作り出す新
しいアプローチの一端を担ってます。このアプローチでは基本的に、物理ハードウェアホ
ストからアプリケーション、サービス、データ・ストレージ、ネットワーク接続を取り出
し、次にそれらをクラスタ内に配置します。Sun Cluster 3 では、HA (高可用性)
環境を拡張し、アプリケーションサービス側と管理側のどちらからでも商用コンピューテ
ィング環境が単一の論理ビューで表示されるようにしています。
A Sun Cluster 3 環境では、以下が向上します。
- 復元力
Sun Cluster 3 環境は、効率的な HA
フレームワークの上で設計、構築されており、ハードウェア、オぺレーティングシステム、ネ
ットワーク、サービス環境において障害を特定し、復旧する機能が向上しています。
- パフォーマンスとスケーラビリティ
Sun Cluster 3 は、複数の方向にスケールします。Sun Enterprise[tm] では、1
台で最大 64 個までプロセッサを拡張できます。Sun Cluster 3
を使用すれば、複数のマルチプロセッササーバーを 1
つのクラスタ環境内で接続できます。
- 管理のしやすさ
Sun Cluster 3
では、すべてのサービス配信コンポーネントを単一の管理ビューで表示できるので、管理
コストが削減され、また応答時間が増えます。
- リソースの利用状況
Sun Cluster 3
では、より少ないハードウェアリソースにサービスを統合できるだけでなく、1
つのフレームワーク内で負荷を分散するといった高度な機能も提供しています。TCO
を削減する一方で、サービスレベルも向上します。
Sun Cluster 3
は、インターネット技術を基に設計された汎用アプリケーションに対し、信頼性、可用性
、スケーラビリティ、管理のしやすさが優れているプラットフォームを提供するための強
力かつ有能で、また柔軟性に富んだプラットフォームとして位置付けられています。これ
は、今日成功を収めている企業でまさに必要とされているものです。
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Sun Cluster 3 は、Sun の次世代クラスタ技術として、中核となる OS の Solaris
オぺレーティングシステムにおいて可用性、スケーラビリティ、管理のしやすさを統合するこ
とに初めて重点を置いた製品です。Sun Cluster 3
プラットフォームは、中核となるサービスの連続稼動を可能にすることで、日常業務で使
用される Solaris アプリケーションに高い可用性 (HA) を提供しています。簡易な Sun
Cluster 3 API
に対応したアプリケーションを作成すれば、可用性とスケーラビリティをさらに向上させ
ることができます。
Sun Cluster 3 は、クラスタ機能を Solaris
オぺレーティングシステムに統合し、グローバルデバイス、グローバルファイルシステム、グ
ローバルネットワークシステム、スケーラブルサービス、フェイルオーバーサービスとい
った高度な機能を追加することで、競合製品との差別化をはかっています。これらの高度
な機能により、管理の行き届いたアプリケーション環境が実現されるので、プラットフォ
ームでは中核サービスの連続稼動とともにネットワークサービス、ファイルサービス、ア
プリケーションサービスの拡張が可能となります。
- 統合ソリューション
Sun Cluster 3 では、Solaris
オぺレーティングシステムに組み込まれている機能を利用しています。Sun Cluster 3
の基本機能は、OS の最上位に配置されているのではなく、OS
に組み込まれています。このように密接に統合されているため、パフォーマンス、耐障害
性、管理のしやすさが向上します。
- 連続性
従来の HA 環境は 2
ノードのフェイルオーバーシステムなどの機能を備えていましたが、Sun Cluster 3
ではそれ以上に可用性が向上しています。以前ではサービスが中断したり障害が発生した
数多くの状況において、事実上連続稼動できるようになっています。
- スケーラビリティ
Sun Cluster 3
では、複数方向のスケーラビリティを持っています。あるサーバー内の複数の CPU
でサービスを実行することも、またあるクラスタ内の複数のサーバーでレプリカを介して
サービスを実行することもできます。
- 管理のしやすさ
Sun Cluster 3
フレームワークを使用すれば、ストレージ、ネットワークデバイス、スケーラブルなアプ
リケーションやサービスといった多数の分散されたリソースを、それらが 1
つのシステム上にあるかのように管理できます。システム管理者は、いつも使い慣れてい
る Solaris
オぺレーティングシステムのコマンドにより、システム内のどのドメインからでもすべてのシ
ステム管理ツールを使用できます。管理者は、Sun[tm] Management Center
フレームワークに基づいた GUI (グラフィカルユーザーインタフェース)
を使用すれば複雑な作業も簡単に処理できます。
- 使いやすさ
Sun Cluster 3 は、Sun Cluster
アプリケーション管理フレームワークを利用することで、傑出したアプリケーションの可
用性とスケーラビリティを提供しています。リソースのビューが単一であることに加えて
、クラスタでの負荷平衡化ソリューションが提供されていることで、サービス配置がより
簡単に、かつ柔軟になります。
Sun Cluster 3 は、SunPlex[tm] システムのキーとなります。SunPlex[tm]
システムは、Solaris オペレーティングシステムや Sun
のサーバー、ストレージ、ネットワーク接続の各製品、そしてサービスが、Sun Cluster
3
を取り囲むように構成されており、密結合された環境でアプリケーションサービスを管理
できるように設計されているので、そのサービスの可用性は最良となります。
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Sun Cluster 3 では、Sun Cluster 2.2
などの以前のクラスタソフトウェアよりも多くの点で改善されています。特に、管理、ス
ケーラビリティ、リソースの利用状況、そして可用性において改善されています。
| 可用性 |
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これまでに提供されている HA
環境では、ホスト、アプリケーション、ネットワークアダプタ、ディスクなどのリソース
で障害が発生すると、アプリケーション全体を移行し、別のシステムで再起動しなければ
なりません。Sun Cluster 3
では、復旧にかかる時間は、障害の発生したリソースにより異なってきます。アプリケー
ション障害では再起動するまで長時間かかることもあります。処理容量が減少することに
よりアプリケーションサービスのレベルが下がる場合もありますが、アプリケーション自
体は複数のシステムで実行できますから、サービス自体は引き続き使用できます。障害が
発生したアプリケーションが再起動され、処理容量が復帰されると、サービスレベルは前
と同じレベルまで復帰されます。
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| システム管理 |
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予定外にシステム停止しても、Sun Cluster 3
ソフトウェアでは、中核となるサービスは連続稼動できます。この機能は、IT
企業が計画的にシステム停止した場合にも、その影響を最小限に抑えるために役立ちます
。変更管理のためにサーバーを停止しなければならない場合、Sun Cluster 3
では、コンポーネントを修復している間、そのサーバー上で実行されているいくつかのプ
ロセスをクラスタ内の別のシステムに移行させることができます。この機能は、緊急時に
スワップ可能なコンポーネントがないサーバーがクラスタ化されている場合に特に重要で
す。
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| スケーラビリティとリソース利用状況 |
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Sun Cluster 3 には 8
個のシステムに拡張できる機能があり、そのスケーラビリティは傑出しています。さらに
、このスケーラビリティは SMP
サーバーをシステムとして使用する機能により強化されており、複数のプロセッサーを 1
つのクラスタに配置することができます。以前のバージョンと異なり、Sun Cluster 3
では HA
環境を実現するために「ホットスタンバイ」は必要ありません。クラスタ内のシステムは
すべて、アクティブなサービスとアプリケーションを提供できます。何か障害が発生して
も、サービスはクラスタ内の他の既存システムに移行されます。
Sun Cluster
3を大規模なマルチプロセッサシステムによって構築すれば、非常に大容量の環境が作
れます。これにより、耐障害性の高い統合サーバー環境が実現します。
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