SunTM Cluster 3: 企業向けに連続稼動可能でスケーラブルなサービスを提供
SunTM Cluster 3 は、Sun の次世代クラスタ技術です。Sun Labs が開発した革新的な技術を基にして、これまで Sun の中でも最も強力で包括的なクラスタソリューションが誕生しました。Sun Cluster 3 では、中核となるプラットフォームの SolarisTM オペレーティングシステムで可用性、スケーラビリティ、管理のしやすさ、使いやすさを総合的に提供することに重点を置いています。
Sun Cluster 3 は、SunPlexTM システムへのキーとなります。SunPlexTM システムは、Solaris オペレーティングシステムや Sun のサーバー、ストレージ、ネットワーク接続の各製品、そしてサービスが、Sun Cluster 3 を取り囲むように構成されており、密結合された環境でアプリケーションサービスを管理できるように設計されています。
Sun Cluster 3 と Solaris オペレーティングシステム
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| クラスタを Solaris オぺレーティングシステムへ統合 -- デバイス、ファイルシステム、ネットワークといった中核となる Solaris サービスは、密結合クラスタにおいてスムーズに機能し、また Solaris の既存アプリケーションをそのまま動作させることができます。 |
| 中核サービスの連続稼動性 -- IT 専門家 は、より高いサービスレベルを提供し、IT リスクを削減し、またサービスコストを軽減することができます。 |
| サービスレベル管理 -- 同一システム内でも、複数システムに渡っても拡張できるので、システム管理者は可用性、処理容量、パフォーマンスを向上させると同時に、サービスレベルを維持することができます。
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| 中央集権化されたクラスタ管理 --
リソース、サーバー、ストレージを、クラスタ全体で 1 つのものとして管理できます。 |
| 使いやすさ -- 複雑な作業を簡単に実行できるので、システム管理者はネットワーク上のどこからでもクラスタの任意のリソースを管理できます。API、SDK、エージェントビルダを利用して容易にアプリケーションをクラスタ対応にできます。 |
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Solaris プラットフォームは、業界随一の UNIX オペレーティングシステムです。連続稼動を可能にする新しいレベルの可用性と信頼性、そして広範囲のスケーラビリティ、洗練された管理のしやすさ、高度なセキュリティが同時に実現されます。Solaris オペレーティングシステムで、インターネット時代に適応したエンタープライズや、Java Web サービスをベースに展開しているビジネスは、サービスレベルを向上させながら、同時に IT リスクを削減し、またサービスコストを軽減させることができます。
Sun Cluster 3 は、Sun のクラスタフレームワークにより Solaris オペレーティングシステムを拡張します。これを使用すれば、デバイス、ファイルシステム、ネットワークといった Solaris の中核となるサービスを密結合クラスタにおいてスムーズに稼動させながら、Solaris の既存アプリケーションをそのまま動作させることができます。Sun Cluster 3 は、ネットワークやデータの連続稼動を可能にすることで、Solaris アプリケーションに高い可用性 (HA) とスケーラビリティを実現するプラットフォームを提供します。Sun Cluster 3 API を使ってサービスを作成すれば、可用性とスケーラビリティをさらに高めることができます。
Sun Cluster 3 の主要な利点
中核サービスの連続稼動性
Sun Cluster 3 により、ファイルサービスやネットワークサービスといった中核となるサービスの連続稼動が可能になります。クラスタ内であるノードが停止しても他のノードが自動的にそれを引き継ぐので、停止時間が大幅に削減されます。また、すべてのユーザーにサービスの連続性を保証できることから、生産性も向上します。
- ファイルサービスやネットワークサービスなど、Solaris でも中核となるサービスの連続稼動が可能になるので、既存の Solaris アプリケーションの可用性が向上します。
- 障害をより狭い範囲にとどめ、より速くフェイルオーバーできるので、可用性と透過性がさらに高くなります。
サービスレベル管理
Sun Cluster 3 で、アプリケーションは、ひとつのドメイン (単一 Solaris イメージ) 内またはシステム内だけでなく、複数のドメインやシステムに拡張できます。クラスタにドメインやシステムを追加すれば、可用性、処理容量、パフォーマンス、スループットが向上します。そのため、計画的なものである場合も、そうでない場合も、システム停止の回数に関わらず、サービスレベルが維持されます。
- スケーラブルサービスにより、1 つのアプリケーション、または 1 つのサービスに関係する一連のアプリケーションを複数のドメインやシステムで実行させることができます。ドメインやシステムをクラスタに追加すれば、処理容量や連続性がさらに高くなります。
- フェイルオーバーサービスにより、IT 企業はシステム障害が発生してもクリティカルなアプリケーションやサービスのサービスレベルを維持できます。
集中したクラスタ管理
Sun Cluster 3 を使用すれば、システム管理者は、どのデスクトップからでも使いやすい GUI (グラフィカルユーザーインタフェース) を使用してクラスタ全体を 1 つのシステムとして管理できます。
- Sun Cluster 管理フレームワークを利用し、これまでにないレベルのアプリケーションの可用性やスケーラビリティを実現します。
- クラスタ全体で共有のシステムリソースやサービスの管理ビューが、簡潔かつ統一されているので、クラスタプラットフォームはより管理しやすくなっています。
使いやすさ
Sun Cluster 3
では、使いやすいシステム運営ツールや管理ツールが提供されています。これにより、システム管理者はネットワーク上のどこからでもクラスタの任意のリソースを管理でき、複雑な作業を簡単に実行することができます。
また、Sun Cluster 3 では、システム管理者が最小限の開発作業でアプリケーションをクラスタ化し、スケーラブルサービスまたはフェイルオーバーサービスとして実行するための API、SDK、エージェントビルダを提供しています。さらに検証済みのスケーラブルエージェントや HA エージェントのリストも提供しています。
- クラスタのリソースを統一形式のビューで表示することで、より簡単で柔軟なサービス配置を可能にしています。
- POSIX に準拠した方法で、クラスタ機能が Solaris オぺレーティングシステムに統合されています。
- API、SDK、エージェントビルダとともに検証済みエージェントのリストを提供しています。
従来型データセンターでの利点
データセンターは従来の 2 層 (クライアント/サーバー) 型アーキテクチャに基づいており、ノード数を抑えれば複雑さが軽減し、管理が容易になります。
Sun Cluster 3 によってこのようなデータセンター環境を強化可能です。クラスタ化すれば、あるシステムが停止しても、そのアプリケーションやサービスを他のシステムがフェイルオーバーします。
- ファイルサービスやネットワークサービスなどの中核サービスの連続稼動性により、アプリケーションの可用性が高くなります。
- 簡単なアプリケーション管理により高い可用性やスケーラビリティを実現しているため、配置リスクが低く抑えられます。
- クラスタがオぺレーティングシステムに統合されていることで、アプリケーションがより制御され、その動作が確定的になります。
- 動的アプリケーション管理では、アプリケーションのスケーラビリティ、可用性、拡張が自動的に制御されるので、ポリシーに基づいた連続したサービスレベルを実現できます。
- デバイスやボリュームをオンラインで拡張、保守することで、プラットフォーム変更に伴うリスクを低く抑えることができます。
- 統合ソリューションにより、堅牢性がより確実になります。
- 負荷平衡化機能を備えたスケーラブルサービスと、従来のデータセンター環境のフェイルオーバーサービスを統合すると、アプリケーションやサービスへより整合性をもってアクセスすることが可能になり、また同時にシステムのパフォーマンスも向上します。
N 層アーキテクチャでの利点
N 層アーキテクチャプラットフォームの重要な要素の 1 つは、アプリケーションやサービスを複数のシステムに分散し、企業のニーズを最良の形で満たすことにあります。
Sun Cluster 3 は、その強力なクラスタ技術により、N 層アーキテクチャのスケーラビリティと安定性を補足、拡大します。また、分散アプリケーションが複数サーバーに対応できるようにすることで、サービスの可用性、パフォーマンス、予測可能性、品質を高めています。
- N 層環境向けに設計されています。
- 複数層を 1 つの被管理フレームワークに統合できます。
- スケーラブルなアプリケーションについて、クラスタ内での可用性を実現しています。
- 統合負荷平衡化機能に自動フェイルオーバー機能を提供します。
- 急速なオンライン拡張に対応します。
- 層間の密接合により、IT リソース管理を向上させます。

機能要約
| グローバルデバイス |
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Sun Cluster 3 は、システム起動時に、ディスクドライブ、テープドライブ、CD-ROM といったストレージデバイスをすべて自動的に検出します。各デバイスにはグローバル名が割り当てられており、デフォルトではクラスタ環境に統合されます。また各デバイスは、システム起動後でもクラスタ環境に動的に追加できます。
グローバルデバイスにより、ユーザーにとっての使いやすさ、より高い可用性を実現するためのスムーズなストレージのスケーラビリティ、そして管理のしやすさが向上します。
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| グローバルファイルシステム |
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Sun Cluster 3 では、サービスを提供するサーバーにデータをおく必要はありません。Sun Cluster 3 がサービスからデータの格納場所を抽象化してくれます。カーネルと UFS (UNIX ファイルシステム) の間で動作するグローバルファイルシステムが採用されており、システムのどこからでも同じマウントポイントで参照されます。
グローバルファイルシステムにより、データの連続稼動が可能となり、またシステム管理の複雑さが軽減されます。
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| グローバルネットワーク |
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Sun Cluster 3 ではネットワークインタフェースからサービスを抽象化できますが、これは IP サービスをクラスタ環境内であればどこにでも配置できることを意味しています。Sun Cluster 3 では、IP サービスと IP アドレスの間に多対多の関係があります。1 つのサービスで複数の IP アドレスを使用することも、あるいは複数のサービスで 1 つの IP アドレスを使用することもできます。IP インタフェースは、サービスを終了しなくても動的に起動、停止したり、ある Solaris ドメインから別のドメインに移行することができます。
また、Sun Cluster 3 は、Solaris オぺレーティングシステムで既存の NAFO (ネットワークアダプタフェイルオーバー)メカニズムを利用して、同一 Solarisドメイン内でのフェイルオーバー機能を提供しています。これらの機能はアプリケーションからは認識されないので、サービスの可用性が向上します。ネットワークインタフェースコンポーネントで障害が発生しても、サービスが中断されることはありません。
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| スケーラブルサービス |
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Sun Cluster 3 により、1 つのアプリケーション、または 1 つのサービスに関係する一連のアプリケーションを複数のドメインやシステムで実行させることができます。ドメインやシステムをクラスタに追加すれば、処理容量や連続性がより高くなります。システム停止が計画的なものである場合も、そうでない場合も、その回数に関わらず、サービスレベルが維持されます。
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| フェイルオーバーサービス |
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Sun Cluster 3 には、固有の HA サービスがあります。これにより、IT 部門はシステム障害が発生してもクリティカルなアプリケーションやサービスのサービスレベルを維持できます。複数のサービスでクラスタを共有できますが、この複数のサービスインスタンスが障害発生時でもサービスが維持されることを保証しています。
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| 高速フェイルオーバー |
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Sun Cluster 3 では、高速なエラー検出、高速なソフトウェア切り替え、そしてアプリケーションとインフラストラクチャの並列再起動が可能です。フェイルオーバーが発生すると、クライアント側でサービスが短時間中断し、フェイルオーバーが終了した後に再接続しなければならない場合がありますが、一度再接続すれば、アプリケーションやデータの取得元である物理的なサーバーは透過になります。
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| ディスクレスフェイルオーバー |
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グローバルデバイス、グローバルファイルシステム、ファイルネットワークといった重要な抽象化機能がにより、Sun Cluster 3 では、論理ホストという概念が存在しません。ストレージに物理的に接続されたサーバー上にサービスを配置する必要はありません。これは、サービスのフェイルオーバーが発生しても、必ずしもストレージやファイルシステムでフェイルオーバーが発生するとは限らないことを意味しています。
ディスクレスフェイルオーバーにより、フェイルオーバー時間が最小限に抑えられるとともに、柔軟性が提供されます。
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| 使いやすいシステム運用ツールと管理ツール |
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Sun Cluster 3 フレームワークでは、クラスタ範囲内であればリソースを 1 つのシステム上で管理するのでシステム運営が容易になります。これは、すべてのクラスタリソースを、それらが 1 つのシステム上にある場合と同じように管理、運営できることを意味しています。システム管理者は、クラスタ内であればどのシステムからでもすべてのシステム管理ツールを使用できます。また、Solaris オぺレーティングシステムと統合されているため、システムを 1 つだけ運営している場合と同じように、いつも使い慣れている Solaris コマンドを実行できます。
クラスタ管理は、SunPlex マネージャー又は SunTM Management Center フレームワークに基づいて GUI 又は CLI (コマンドラインインタフェース)のいずれかにより実行します。このクラスタ管理により、システム管理者は Sun Management Center フレームワークが使用可能な場所であればネットワーク上のどこからでもクラスタ上の任意のリソースを管理できるので、複雑な作業も簡単に実行できるようになります。つまり、システム管理者がいくつかの建物や都市、さらには国を超えて配置されているシステムを運営しなければならないような企業では、大幅にコストを削減できます。
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| Sun Cluster 3 API |
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Sun では、検証されたスケーラブルエージェントと HA エージェントのリストを提供しています。アプリケーションに適正なエージェントがない場合、システム管理者は Sun Cluster 3 API またはエージェントビルダを使用して、アプリケーションをクラスタ化し、スケーラブルサービスまたはフェイルオーバーサービスとして実行できます。又 SunPlex エージェントビルダーを使用すれば、GUIによるウィザード機能により簡単にエージェントの開発も可能になります。
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| 8 ノードをサポート |
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Sun Cluster 3 では、1 つのクラスタで最大 8 個のノードをサポートします。Sun のサーバー製品群からサーバーを組み合わせて構築できます。
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