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内容

Sun Java Enterprise System

Solaris ソフトウェアに、Sun Java Enterprise System の製品群が追加されました。 Sun Java Enterprise System は、Solaris ソフトウェアのインストール時に一緒に インストールできます。Sun Java Enterprise System には、インフラストラクチャや クラスタ用のSun ONE ソフトウェアが、単一のオープンネットワークコンピューティング パッケージとして含まれています。Sun Java Enterprise System は、 Web アプリケーション、Web サービス、および従来型アプリケーションを統合する完全な サービスセットを、企業に対して提供します。 Sun Java Enterprise System ソフトウェアは、一貫性のあるユーザ操作を実現します。 このソフトウェアには、共通の言語サポート、一貫性のあるマニュアル、標準化された コンポーネント、共通のインストールプログラムなどといった、機能の統合に役立つ さまざまな特長が含まれています。
Sun Java Enterprise System に含まれるコンポーネント製品は、次のとおりです。

通信および共同作業に関するサービス

  • Sun Java System Messaging Server 6.0
  • Sun Java System Calendar Server 6.0
  • Sun Java System Instant Messaging Server 6.0.1
  • Sun Java System Portal Server 6.2 およびSecure Remote Access 6.2
Web およびアプリケーションに関するサービス
  • Sun Java System Application Server Platform 7
  • Sun Java System Application Server Standard 7
  • Sun Java System Web Server 6.1
  • Sun Java System Message Queue 3.0.1
ディレクトリおよび認証に関するサービス
  • Sun Java System Identity Server 6.1
  • Sun Java System Directory Server 5.2
  • Sun Java System Directory Proxy Server 5.2
可用性に関するサービス
  • Sun Cluster 3.1
  • 選択したSun Java System コンポーネント製品用のSun Cluster Agents 3.1

Sun Java Enterprise System の詳細は、http://docs.sun.com の「Sun Java Enterprise System Collection」を参照してください。

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ネットワーク
Sun Java System Applicationの統合

Solaris 9 12/03 リリースでは、x86 プラットフォーム上でも利用可能になりました。

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インストール
WAN ブートによるインストール方式

このSolaris ソフトウェアでは、HTTP によるWAN (広域ネットワーク) 経由での ソフトウェアの起動およびインストールが可能となりました。 WAN ブートによるインストール方式を使用すると、ネットワーク基盤の 信頼性が低い(と思われる) 大規模な広域ネットワーク内のシステム上に、 Solaris ソフトウェアをインストールすることができます。 また、WAN ブートでは、データの機密性とインストールイメージの完全性を 確保するための新しいセキュリティ機能が使えるようになりました。 WAN ブートによるインストール方式を使用すると、 暗号化されたSolaris フラッシュアーカイブを広域ネットワーク経由で 特定のリモートクライアントに送信できます。次に、WAN ブートプログラムは、 カスタムJumpStart・ インストールを実行してクライアントシステムを インストールします。非公開鍵を使ってデータの認証や暗号化を行うことで、 インストールの完全性を確保することができます。 また、デジタル証明書を使うようにシステムを設定することで、インストール用の データやファイルをセキュリティ保護されたHTTP 接続経由で送信することもできます。

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システム管理ツール
署名付きのパッケージおよびパッチ

このSolaris リリースで更新されたpkgadd コマンドおよびpatchadd コマンドを使 用すると、デジタル署名を含むSolaris パッケージおよびパッチを安全にダウンロード できます。特定のパッケージまたはパッチに含まれるデジタル署名が有効であった場 合、署名後にそのパッケージまたはパッチが改変されていないことが保証されます。
以前のSolaris リリースでは、署名付きパッチをシステムに追加するには、Solaris パッチ管理ツールとPatchPro 2.1 を使用する必要がありました。
このSolaris リリースで追加されたその他のソフトウェア管理機能は、次のとおりです。

  • 更新されたpkgtrans コマンドを使用してパッケージにデジタル署名を追加でき るようになりました。署名付きパッケージの作成方法については、『Application Packaging Developer's Guide (英語版)』を参照してください。
  • HTTP サーバまたはHTTPS サーバからパッケージまたはパッチをダウンロー ドできるようになりました。
署名付きパッケージは、署名が付いている点以外は、署名なしパッケージとまったく 同一です。このパッケージのインストール、照会、または削除は、既存のSolaris パッケージツールを使って行うことができます。また、署名付きパッケージと署名なし パッケージは、バイナリレベルで互換性があります。

デジタル署名を含むパッケージまたはパッチをシステムに追加するには、信頼された 証明書をキーストアに前もって格納しておく必要があります。これらの証明書は、 パッケージまたはパッチ上のデジタル署名が有効かどうかを確認する際に使用されます。

NIS からLDAP への移行サービス

NIS からLDAP への移行サービスを使用すると、ネットワークの主要ネーミングサー ビスをNIS からLDAP へ切り替えることができます。この移行サービスを使うこと で、管理者は、LDAP ネーミングサービスクライアントと連携動作する、バンドルさ れたSun Java System Directory Server を活用できるようになります。

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ファイルシステム
NFS クライアントの機能拡張

次の機能拡張により、NFS クライアントのパフォーマンスが向上しています。

  • ネットワーク転送サイズに関する制限が緩和されました。具体的には、使用する 転送プロトコルに基づいて転送サイズが決定されるようになりました。たとえば、 UDP 使用時のNFS 転送の上限は、以前と同じく32KBです。これに対し、 TCP はUDP のようなデータグラム制限を持たないストリーミングプロトコルで あるため、TCP 使用時の最大転送サイズは、1MBまで拡張されています。
  • これまで、書き込み要求はすべて、NFS クライアントとNFS サーバの両方で 直列化されていました。今回のNFS クライアントの変更により、単一ファイルに 対する同時書き込み、同時読み取り/書き込みを、アプリケーションから実行できる ようになりました。この機能をクライアント上で有効にするには、 forcedirectio mount オプションを使用します。このオプションを使用した 場合、マウントされたファイルシステム内のすべてのファイルに対して、 この機能が有効になります。この機能をクライアントの単一のファイルに対して のみ有効にするには、directio() インタフェースを使用します。 なお、この新しい機能を有効にしない限り、ファイルへの書き込みは 直列化されることに注意してください。 また、同時書き込みや同時読み取り/書き込みが実行されると、そのファイルに 関しては、POSIX のセマンティクスはサポートされなくなります。
  • NFS クライアントで余分な数のUDP ポートが使用されなくなりました。 これまで、UDP 経由のNFS 転送では、未処理の要求ごとに別々のUDP ポートが 使用されていました。これからはデフォルトで、予約済みのUDP ポートが 1 つだけ使用されるようになりました。ただし、このサポートは設定可能です。 複数のポートを同時に使用したほうがスケーラビリティが高まり、結果的に システムのパフォーマンスが向上するような場合には、複数のポートを 使用するようにシステムを設定できます。なお、この機能は、TCP 経由の NFS に最初から備わっていた同種の設定可能なサポートをUDP に移植したものです。

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セキュリティ
Kerberos の機能拡張

Solaris のKerberos 鍵配布センター(KDC) が、MIT のKerberos バージョン1.2.1 に 基づいて変更されました。KDC では、現在のハッシュベースのデータベースよりも高い 信頼性を備えたbtree ベースのデータベースがデフォルトで使用されるようになりました。 詳細は、kdc.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

Sun Crypto Accelerator 4000 ボードでのインターネット鍵交換(IKE) による鍵の格納

IKE が、IPv4 ネットワークに加え、IPv6 ネットワーク上でも動作するようになりました。 IPv6 実装に固有のキーワードについては、ifconfig(1M) とike.config(4)の マニュアルページを参照してください。
Sun Crypto Accelerator 4000 ボードがマシンに搭載されている場合、IKE は大量の 計算を必要とする処理をそのボードを使って負荷分散できるため、オペレーティング システムはほかのタスクに資源を振り向けることができます。また、IKE は、公開鍵、 非公開鍵、および公開証明書をそのボード上に格納することもできます。独立した ハードウェア上に鍵を格納すれば、さらにセキュリティが向上します。

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システムリソース
資源上限デーモンによる物理メモリの制御

資源上限デーモンrcapd は、資源上限が定義されたプロジェクト内で動作するプロ セスが消費する物理メモリを制御します。また、このデーモンを管理したり、関連 する統計情報を報告したりするメカニズムを持つ関連ユーティリティが用意されています。

詳細については、『Solaris のシステム管理(資源管理とネットワークサービス)』の 「資源上限デーモンによる物理メモリの制御」を参照してください。また、 rcapstat(1)、rcapadm(1M)、project(4)、およびrcapd(1M) の各マニュアル ページも参照してください。

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開発ツール
SPARC: ローカリティグループ

『プログラミングインタフェース』に、ローカリティグループ(lgroups) と やり取りするインタフェースについて説明した章が追加されました。 これらのインタフェースを使用すると、アプリケーションがCPU 資源とメモリ資源の 割り当てを効率的に行えるようになります。この機能を使うと、システムによっては パフォーマンスが向上する可能性があります。

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言語サポート
すべてのインド系言語に共通の音訳ベースの入力方式

Solaris ソフトウェアの任意のUnicode (UTF-8) ロケール内で作業するユーザは、 インド地域の諸言語で使われる文字を、簡単かつ直感的に入力できるようになりました。 CDE アプリケーション、StarSuite、Mozilla のいずれかを使用するユーザは、 インド系言語スクリプトの処理をより簡単に行えるようになりました。音訳ベースの 入力方式(IM) を選択すると、ユーザは、インド系言語スクリプトと音声的に等価な 文字列を英語で入力できます。入力された等価な文字列は、選択されたスクリプトで 表示されるとともに、基盤となるレイアウトモジュールおよび整形モジュールの 助けを借りて描画処理および整形処理が正しく実行されます。音訳は、インド系言語 の入力用としてもっとも一般的に使用される入力方式であるため、このサポートに より、Solaris ソフトウェアに付属する8 種類のインド系言語スクリプトの有用性が 格段に高まります。

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