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FORUM2007のご報告FORUM2007ハイライト
4000メートル級の山々が連なるロッキー山脈の麓、コロラド州デンバー、ダウンタウンAdam’s Mark Hotel Denverにおいて、サンの全世界ストレージカンファレンス「第19回FORUM2007」が、10月9日(火)~10月11日(木)に亘り開催されました。 デンバーはSun StorageTek製品開発プラントがありますが、地元デンバーのしかもダウンタウンのホテルでFORUMが開催されるのは、1988年の FORUM88以来、19回目となるFORUM2007が初めてとなります。デンバー滞在中はお蔭様で大快晴に恵まれ、雄大な大自然の中、集中力全開で、精力的に行事を遂行し、滞在型FORUMツアーを成功裡に終えることができました。 浅田ユーザー会会長を団長とし、お客様11名と随行員、総勢15名のFORUM2007日本派遣団は、デンバーでのFORUM2007参加に先立ち、カリフォルニア州のサンの米国本社を訪問すべく10月7日に成田出発。ストレージ担当統括副社長Joe Heel (ジョー・ヒール)より、直接、サンの新体制組織づくりについて説明を受けました。浅田会長は、それに対し、ユーザとしての意見も直接伝えました。(後文参照) また、デンバーではFORUM2007終了の翌日、デンバーダウンタウンの北東ルイスビルにあるサンのストレージプラントの視察、並びにルイスビルの北に位置するボルダーの大規模システムユーザNCARの視察も果たしました。また、NCARからの帰路、ブルームフィールドのサンのキャンパスも見学しました。ルイスビルのキャンパスとは主幹道路を隔てた向かいの地域に位置します。年内にはEBCをはじめ、すべてのファンクションの移転が完了するようです。 FORUM2007日本派遣団は、6泊8日におよぶ重要行事を全て遂行し、10月14日に無事帰国しました。
Jonathan Schwartz, Sun CEO and Presidentによるオープニングゼネラルセッション
2007年度は2001年以来はじめて純益が出た年であり、順調に推移している。現在サンマイクロシステムズ社では、年間約20億ドルを超える研究開発費を投入しているが、誰のために投資をし、何を作り、どの様に成果が上がっているかを述べる。 1.誰のために投資しているか?
これらをRedshift企業と呼び、サンが最も注視し、このニーズに合った製品開発のため大きな研究開発費を投じている市場でもある。 2.何を作っているか?
3.どのような成果が上がっているか? 前者は、IPテレビのYouTubeに代表されるような企業で構成されるFree Software Communityである。 無償のソフトウエアを積極的に提供することにより、彼らは色々な業務を創造してくれる。これらの業務を企業が使用する際には、必ずサポートサービスが必要となり、より大きな有償ソフトウエア市場が形成され、結果的にサンの売り上げにつながると信じている。 また、Solarisのダウンロードは実際9百万件以上に上り、世界中のあらゆる所で使用されている。その約70%がサン以外のサーバ上で動いている事実がある。 オープンソースには、SolarisとLinux上で稼動するZFS(Zettabyte File System)も含まれている。128ビットファイルシステムの機能を活用すれば、信頼性の低い安価なディスクを使ってもメインフレーム級の信頼性を持ったストレージが可能である。これを活用した、サンのX4500Thumper(サンパー)という製品は、24TBの容量をGB当たりUS$2以下で提供できる。Thumperが同等製品の約3分の1の価格で販売されていることに対し、大半は危機感を抱いているようだが、Thumper の売り上げは、今急速に伸びている。
Networkがここまで進んだ現在、オープンソースのモデルは急速にビジネスを発展させる最良の方法であると思う。 最後にEcoに関して付け加えたい。現在Google社では、人件費の次に高い費用は電気料金になっていると聞いている。サンではEcoは環境(Ecology)と経済(Economics)の両方を意味していると捉える。サンの製品は、省電力、省スペースを追求し、経済的にも利点があり、かつ環境にもやさしいITインフラを目標にしている。 なお、サンではEcoに積極的に取り組んでいるので、Eco Responsibility というポジションがある。Jonathanに引き続き、David Douglas, VP of Eco Responsibilityが登場し、ITインフラの構築に生かすためのITのEcoについての説明があった。すでにニューヨークのマンハッタンなどでは、電力供給の限界にあり、センターの新設は勿論、ITインフラの増設もままならない。サンでは、Innovate, Act, Shareのキーワードを元に、リサイクル可能な部品を使った設計、エネルギー効率の高い製品作りから始まり、その結果を社会と共有することを実施している。サーバは省電力の開発と製品化が進んでおり、ストレージに関してはディスクとテープを活用したハイブリッドな省電力製品(仮想テープ)などを今後も積極的に製品化していく。 Jon Benson, Senior VP, Storageからの新体制の説明
FORUM2007開催の前の週に、ストレージ開発部門とサーバ開発部門が統合され、新たにシステム部門が誕生した。 John Fowler, Executive VPがシステム部門を統括し、その下にストレージ担当のJon Bensonとサーバ担当のVPが並んだ。 統合されても短期的には大きな変化や、現存のストレージ製品の開発停止予定は無く、従来どおり特別機能を持った製品、たとえばメインフレーム用の仮想テープ等は、今後も継続し新製品の投入も計画している。 長期的に見て、サーバとストレージの統合製品、たとえば現在提供中のX4500Thumper のような製品を積極的に開発していく。 ストレージ戦略は、テープの市場では従来どおりリーダーシップを発揮していく。テープ製品のラインナップは、現在、過去になかったような充実した製品がある。すでに"Enterprise"の高効率、高可用性のテープドライブとライブラリの開発が進められている。また、特に仮想テープでは70%に近いシェアをとっている。
一次ディスク製品は、Best Of Breedのパートナーと協力して、より良い製品の供給とサン独自のソリューション作りを目指す。 ストレージ業界アナリストJon Toigo, CEO, Toigo Partners Internationalからのアドバイス
現在のITを取り巻く環境は、
の3つに問題を分割できる。 ユーザー部門と会社経営者の多くは、IT部門の抱いている問題を正確に捉えられずにおり、又IT部門は、ユーザー部門と会社管理者の充分な解を得られていないため、いたる所に亀裂が生じている。 このため、短期的には、無理なコストカットの強要や、IT部門の諦め気分が蔓延しつつある。 長期的に見ると、特定ベンダーのProprietaryな(独占権をもつ)テクノロジーを導入し、そのベンダーにロックインされ、強いては将来的にはITに対する依存度が高くなる割にはIT投資の無駄が発生し、且つ社内のIT技術力の低下を招く。又、各企業はコンプライアンスと環境問題にも対応しなければならないため、より少ない費用で、より多くのことをしなければならないジレンマに陥っている。 この様な状況に対し、6つの提案がある。
現在サンの社員であるRandy Chalfant氏(ストレージ部門CTO)と共同でBlook(Blog+Book)を執筆中であり、皆さんも思うことがあったら積極的に貢献してほしい。 Sun Microsystems本社Menlo Park EBCにて
- Joe Heel, Senior VP, Global Storage Practiceによるウェルカムスピーチ ソラリスのオープン化が先行しているが、今後のサン・マイクロシステムズ社は、ストレージについてもオープンソース化を続けることを強調していた。ストレージのオープンソース化とは、どこのサーバとも接続できるストレージを作るという意味であった。 サーバとストレージの境界がなくなりつつあることは、エンジニア部門で先行しており、1台の筐体にサーバとストレージを入れてレイドコントロールを不要にした、高速かつ廉価なマシン"X4500Thumper"や、次世代型NASサーバに期待して欲しいとのことであった。ディスクに多くの投資を続けることも強調していた。 浅田会長は、ユーザは、セールス・サービス部門でも、サーバとストレージのトータルソリューションを求めている旨伝えた。 - Satish Paladugula, Systems Engineerによる展示品の説明
折しも、日本国内では、2007年11月14日(水)、Project Blackboxのプロトタイプを公開する「Project Blackboxスペシャル コンファレンス」を東京プリンスホテル「ガーデンアイランド」で開催、世界初コンテナ型エコ・データセンター日本上陸!で注目を集めている。 お問い合わせ |
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