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【サン導入の決め手】『マーケットスピード』の実績をベースに、ビジネス・ロジックを一元化。 そうした状況の中、Webサイトのデザイン・リニューアルを機にWebのシステムそのものを見直そうという動きが起こり、従来の「インターネット・トレーディング・システム」の見直しによる、サンのワークグループ・サーバに移行するプロジェクトが開始された。 「今回の変更は、外から見える部分では、Webサイト・デザインのリニューアルという風にしか見えないかもしれません。しかし、バックエンドでは、中規模サーバで運用していた「インターネット・トレーディング・システム」を、サンのワークグループ・サーバへと移行する作業が行われました。まず、第一フェーズとして、今回、国内株式に関するサーバ群を2004年10月に移行しました。そして第二、第三のフェーズを経て、全面的に移行する予定です。」(原田氏) では、なぜサンだったのか? 他に検討したシステムはあるのか? 「今回のシステム移行の目的は、ビジネス・ロジックの一元化にありました。今までは、例えば新しいサービスを始めましょうということになっても、『マーケットスピード』と「インターネット・トレーディング・システム」で別々のロジックが存在していたため、二重開発などの問題がありました。サンのサーバを選択することで、それを一元管理できるというメリットがあったわけです。パフォーマンスの面でも、『マーケットスピード』が優れていましたが、サンを選んだ理由は、『マーケットスピード』で培ってきた優れたビジネス・ロジックの構築という実績に他なりません。また、国内株式を第一フェーズに選択したのは、ネット証券という性格上、国内株式の取引が8割を占めているという背景からです。我々は、多くのお客様へ使いやすいサービスを提供することを第一に考えていますから。」(原田氏) 【サンの導入効果】たった4ヶ月で、3割ものコストを削減し、他行との業務提携によるシステム連携を可能にする優れたIT基盤を構築。 従来、楽天証券では保守を含めて高額な運用コストがかかっていたという。しかし「従来のHP A500、N4000、L1000、L2000、rpシリーズを30台のSun Fire V210に切り替えたことで、運用コストだけを考えても現状3割減(約2億円)のコスト削減効果が見込めます。運用コスト削減だけでなく、『マーケットスピード』と「インターネット・トレーディング・システム」の計80台のサーバに同一のビジネス・ロジックを採用し、同一プラットフォームに統一したことで、大幅な運用方式の簡素化がはかれました。万一の障害時にも、2つのサービス間で、相互に補完できるというメリットもあります。」(原田氏)
実は、今回のシステム変更は、楽天証券創業以来、初めてのことである。 このような大規模なシステム変更にもかかわらず、その作業はスムーズに進み、たった4ヶ月。サービスを停止することなくシステムの移行が完了したという。果たしてご苦労はなかったのだろうか? 今回のシステム移行プロジェクトのリーダーであるシステム企画部 次長 千振万里子氏に伺った。「一部HP-UXの旧システムが残っているのでその連携という意味では神経を使いました。弊社のサービスはログインしてご利用いただく会員制のサービスなので、一度ログインしたお客様が新システムのサービスと旧システムのサービスを連続して利用されることも多いわけです。新旧のシステム間で、ログイン後のセッションを維持したまま連携させることが必要でした。」
SolarisとHP-UXのシステムが混在せざるを得ない第一フェーズにおいては、セッション管理、暗号化管理という点に配慮が必要だった。それでも 4ヶ月の短期間で作業を完了できた要因としては、サンのハードウェア/ソフトウェアに一貫して貫かれているオープン・アーキテクチャが貢献したようだ。さらに、この経験は結果的にうれしい副産物を生み出すことになった。 12月より金融機関による証券仲介業務が解禁され、楽天証券はいちはやく新生銀行との提携を発表している。新生銀行もネットでの顧客サービスを積極的に行っている金融機関だが、そのネット口座との連携において、強いアドバンテージを示せたのだという。 「実際に先方のシステムとどのように安定したシステム連携ができるのか?という点で、今回の経験が役立ったと思います。まぁ、プロジェクト・リーダーである千振のプレゼンテーションがうまかったのかもしれませんが(笑)」(原田氏) ここでサンのサーバによるシステム構築の優位性についてまとめの言葉をいただいた。 「メリットとしては、障害時の対応、さらに負荷が増えたときの増設も容易という面があげられます。加えて、千振と私に共通するものとして、大規模なサーバは持たず、パフォーマンスはハードウェアの性能だけでなくOSやアプリケーションの組み合わせを含めたシステム全体で実現するものだという考えがあります。『マーケットスピード』構築時からサンのワークグループ・サーバを選んでいる理由は、実績に基づく自信といえるかもしれません」(原田氏)
【今後の展望】DBサーバ・リプレースのパフォーマンス検証の開始予定。全てはお客様にとって使いやすいサービス提供のために。 「今後の展望として、証券仲介業用のDBを複数台のサンのサーバで動かすなど、移行プロジェクトの第二、第三フェーズに向けたパフォーマンス検証も行っています。また、Solaris 10 OS の新機能Solaris Zonesや、セキュリティとパフォーマンスの向上も含め、その採用も検討しています。われわれインターネット証券のミッションは、インターネットを利用した証券取引に対するお客様のハードルを低くすることだと思っています。そのために、今後も国内株式をメインに一般信用取引などにおいて、お客様にとって使いやすく安全な優れたサービス提供を充実させていく予定です」(原田氏) 日本最初のインターネット証券会社、楽天証券はサンのシステムを基盤に、今後ますますマーケットをリードしていく意欲に満ちておられる。 本誌の全部または一部をサン・マイクロシステムズ株式会社の許可なく、無断で転用することは禁止します。 © 2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. ●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Solaris、Solarisのロゴマーク、Java、Java Coffee Cupのロゴマーク、Sun Fireは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。●すべてのSPARC商標は、米国SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC商標がついた製品は、米国Sun Microsystems, Inc. が開発したアーキテクチャに基づくものです。●本文中に記載の各社の社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。 |
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