社会に本当に役立つ実践的な人材を輩出することを目標に、ITの取り組みも積極的に行っている神奈川大学。
では、なぜ短期間での運用開始が可能だったのか?今回のシステム構築には、大規模なネットワーク構築に豊富な実績を持つ株式会社ブルワーク(旧社名:有限会社アルテスコンサルティング)がシステム・コンサルタントとして関わっている。この短期間のシステム構築にサンを採用した理由について、株式会社ブルワークの大場健一氏に改めて聞いてみた。
「今回のアカウント統合、シングル・サインオン導入にあたっては、もともとオープンで汎用性のあるシステムしか検討するつもりはありませんでした。その中でSun Java Enterprise System for Education(「Sun Java System Directory Server」&「Sun Java System Access Manager」)を採用した理由は、様々なシステムとの連携が容易というところにあります。LDAPなどの汎用プロトコルを使用していることはもちろん、幅広く使われている製品であるため、他のシステムと連携の際に、それぞれの会社に細かな仕様書を出さなくても良いなど、実務面でも手間と工数を削減できたと思います。」 神奈川大学では、学部ごとに別々のオープン・システムが利用されているため、今後の拡張を踏まえた場合でも、より容易に連携できる認証基盤が重要となる。現在、神奈川大学ではサンのシステムを使って3縲鰀5のサービスが実際にシングル・サインオンで利用できるようになっている。 【サン導入の効果】学生はカウントされないライセンス・システムと容易な運用でコストを削減。システムの安定性/拡張性も確保。
「Sun Java Enterprise System for Education(常勤の教員一人当たり年間9,500円縲怐閼詳細はこちら)では、学生がライセンスにカウントされないので、コスト的な効果も大きいと思います。ライセンス体系が全く異なるので、他社システムと単純に比較はできませんが、例えば2万5000人の会社と2万5000人の学生という比較をすると、我々大学(文教)向けにかなり安くなっているといえるのではないでしょうか。また、今のところSun Java System Directory ServerとSun Java System Access Manager以外を利用する具体的な計画はありませんが、契約上はSun JavaEnterprise Systemのパッケージに含まれる他のサーバ・ソフトウェアも使い放題なので、使えば使うほど安くなるライセンス体系とも言えるでしょう。」(大場氏) ライセンス費用は、毎年、固定費としてかかってくるものであり、ある意味で導入コストよりも重要といえる。Sun Java Enterprise System for Educationは、大学など教育機関の事情に配慮したライセンス体系となっている。では、運用面ではどうだろうか?木内氏にお話を伺った。 「現在、システムの運用という面では学生利用環境側数名、バックエンド10数名で運用していますが、ディレクトリの維持構成、アカウントの運用という面では、ほとんど手間がかかっていません。」サンのアイデンティティ・マネジメントにおいては、管理者はもちろん、ユーザ自身が責任を持ってアカウントやパスワードを管理できることが重要視されており、Sun JavaSystem Access Managerでもユーザ自身が自分でパスワードを変更する機能やパスワード・リマインダーがサポートされ、神奈川大学でも活用されている。そうした機能面の充実も運用負担を軽減する一助になっているだろう。
では、ハードウェアに目を向けてみることにしよう。「現在、Sun Java System Directory Serverの稼動環境としてSun Fire 280Rが6台、Sun JavaSystem Access Managerの稼動環境としてSun Fire V240を4台利用しています。Sun Fire 280Rは、当初の4台から2台増設していますが、負荷に応じて増設するという当初からの予定通りでした。キャパシティが足りなくなったらすぐに増設できるので、拡張も容易と言えます。」(大場氏) また、神奈川大学では学生にWebメールを提供されていることもあり、シングル・サインオンにおいても当然のことながらSSL認証(暗号化)が行われている。それでも「シングル・サインオンの環境をフルに動かしていても安定しています。」(木内氏)とのこと。ソフトウェア、ハードウェアの両面からサンのソリューションが貢献しているのだ。 最後に木内氏に学生へのメッセージを聞いてみた。「在学中に最先端の技術に触れる機会を提供することは、情報化推進本部が教育の場に寄与できる貢献のひとつであると考えています。学生には、整備が進行中の無線LANも含めて、学内で提供しているインフラを有効に活用してもらって、そのスキルや知識を社会で活用してもらいたいと思います。シングル・サインオンのメリットなどは、利用者にはなかなか意識されないものですが、どうしてそういったシステムが必要とされるのかなどを知ってもらうことで、正しい知識を見につけていってもらえればと思います。また我々としては、教育のインフラとしてのシステムを今後も検討していきたいと思います。」 Sun Java Enterprise System for Educationとは ネットワーク・サービスやアプリケーションの構築に必要なサーバ向け基盤ソフトウェアを定額で使い放題にするSun Java Enterprise Systemの教育機関向けライセンス。導入先の常勤教員一人あたり年間9,500円からで、ディレクトリ・サーバ、ポータル・サーバ、Webサーバ、アプリケーション・サーバなど十数種類のソフトウェアを無制限に使うことができる、全く新しいライセンス体系です。使用するシステムのプロセッサ数や、そのアプリケーションやサービスの利用者数(学生を含む)の増加などによって追加料金が発生することがないため、システムのコスト管理が容易になると同時にソフトウェアの導入などにかかる工数を削減することができます。 また、企業向けのSun Java Enterprise Systemでも、従業員一人あたりで課金し、顧客に対するサービスは課金されず、サーバを増設してもライセンスの追加は不要など、企業のTCOの削減に大きく貢献します。
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