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ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社

概要

通信インフラのひとつとして、今や私たちの生活やビジネスに欠かせない存在となったインターネット・サービス・プロバイダ(以下、ISP)。その中でもソニーコミュニケーションネットワーク株式会社が提供しているSo-netは251万人の会員数(2005年6月末現在)を有し、日本のインターネットを黎明期から支えてきた屈指のISPだ。ISPといえばインターネットへの接続がメインとなるサービスだが、So-netの場合それだけでなく、ピンクのテディベア“モモ”など可愛らしいキャラクターがメールを運ぶeメール・サービス『ポストペット』を始め、ユーザにとって付加価値の高いオリジナルのサービスやコンテンツを96年のサービス開始当初から数多く提供している点が特徴的といえる。それら多彩で幅広いSo-netのサービスを支えるアーキテクチャのひとつがSunサーバ群だ。早い時期からSPARC[R]プラットフォームを採用し、Solaris OSを利用してユーザにサービスを提供してきた。光ファイバーによる大容量ブロードバンドやデジタルハイビジョン・テレビの時代を迎え、さらに積極的な展開を次々と打ち出しているSo-netのビジネス戦略をサンはどのように支えているのか、その現状をうかがった。
主な課題
得られた結果
  • 次々と開発される新サービスの迅速なリリース
  • 550を超えて増え続けるコンテンツやサービスの確実な提供
  • 不特定多数が利用するISPという環境下での堅牢な安定性
  • 将来の展開を見すえたスケーラビリティ
  • 要件に見合う適切なコストパフォーマンス
  • サンのAMD Opteronサーバによる高コスト・パフォーマンス
  • 251万人の会員からのアクセスを支える、Solaris OSによる信頼性

「お客様に親しまれ、楽しまれるポータル・サイトを目指していきたいと当社は考えています。」と語るのは上野敬之氏(ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社 コーポレートプランニングディビジョン 広報セクション マネージャー)。

ポータル・サイトとは、ユーザがブラウザを立ち上げた時に一番最初に目にするページのこと。ニュースなどの情報を始めバナー広告、各種コンテンツなどへの“玄関”として機能する。So-netではトップページをポータル・サイトとして、ここから各種情報やサービスを提供している。

このポータル・サイト上でより魅力的なサービスを提供することで、インターネット接続サービスだけにとどまらず、So-netはユーザがインターネット・サービスを楽しむためのメディアとして大きな価値を持つことになる。

そこで欠かせないのが、コンテンツの開発と提供だ。「接続した後の“楽しさ”をたくさんご提供して皆さまに集まっていただく、そんなコンテンツをこれからどんどんご提供していきます。」と上野氏はその方針を語る。

また一方で、光ファイバーによる接続が普及してきている。膨大な音声画像データ送受信も瞬時に行えるため、さらに大容量のコンテンツや複雑で多機能な各種サービスの提供も可能となる。ソニーグループのSo-netにとっては、まさに絶好のビジネス環境が整いつつあるといえる。

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「当社はコーポレート・スローガンのひとつに“コンテクスト・メイカー”を掲げています。コンテクスト:文脈という単語が示す通り、お客様の状況ですとか嗜好に応じたサービスを最適化してお届けすることを目指したものです。」と、松原徹氏(ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社 ポータルサービス事業部門 ポータルディビジョン ゼネラルマネージャー)は同社のコンテンツ企画・開発に関するコンセプトについて語ってくれた。「そのコンセプト実現のために、ポータル・サイト上で個々のお客様がいかに快適にサービスを受けられる動線にするか、今、着々と整備が進んでいます。なかでもご利用頂きたいのが“My So-net”ですね。」と松原氏は続けた。

My So-netとは、ユーザが自分で常に見たい情報やコンテンツを、自分が使い易いようにウェブページ上にレイアウトして使えるサービス。ユーザの嗜好に合わせパーソナライズすることでポータル・サイトとしての価値をさらに高めるサービスといえる。ウェブページのデザインにポストペットのキャラクターが利用できるなど、So-netらしいユーザ・フレンドリーな設計やデザインが徹底されている。

このMy So-netの他、ユーザの利用履歴に応じてお薦めのサービスや商品を表示するコンテンツ・リコメンドや『So-net blog(日記形式の個人ホームページ・サービス)』そして『So-net MonDo(会員同士で質問や回答、検索をし合いながら特定の話題を楽しむサイト)』など、多種多様なコンテンツやサービスを開発している。So-netが提供するコンテンツ数は550にも登るという(取材時点)。全社を挙げてのコンテクスト化は今後も追究されるため、コンテンツやサービスの増加は必至だ。

当然、それらを支えるためにはパフォーマンスに優れ安定稼動するシステム基盤が不可欠となる。

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「常に安定したシステム・サービスを提供する、というのが我々が求められていること。それが大前提です。」と語るのは岡田匡史氏(ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社 エンジニアリング&デザインディビジョン システムプランニングセクション マネージャー)。松原氏を始めとするサービス企画部門からのリクエストを受けてそのシステム化を図る責任者だ。

岡田氏は続けて「どういったシステムであれば安定したサービスを提供できるのか、それを充分に検討した上で、いかにコスト・パフォーマンスを出していくかは重要です。」と語る。そんな岡田氏を始めとするチームが選んだサーバがAMD Opteronプロセッサを搭載したSun Fire V20z/Sun Fire V40zだ。新たなコンテンツ提供やサービス拡充のために、So-netに導入された。

追加されたサーバは、順次新サービスの提供サーバとして組み込まれていく。このように、適切なサイズのサーバをアクセス数に応じて水平方向に順次水平拡張していく手法はSo-netでは多く用いられているという。

「利用されるお客様の増加に伴って柔軟に増強し、安定性を確保しながらも、その際の導入コストは抑えたい。ということを考慮し、こういった構成が手法のひとつとしてあると考えています。」と岡田氏は説明する。

この手法では、大規模なサーバで構築する場合とは異なり、システムの追加や入替えに柔軟に対応できる。どんなコンテンツがこの先、人気を集めアクセスが増えていくか、正確に予測することは難しい。この水平方向への増強であれば、いざというときに機敏に対応し、常に高い安定性を保ちながら、柔軟なシステム運用が可能だ。

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ソニーコミュニケーション
ネットワーク株式会社
エンジニアリング&
デザインディビジョン
システムプランニングセクション
マネージャー
岡田 匡史 氏
ソニーコミュニケーション
ネットワーク株式会社
コーポレートプランニングディビジョン
広報セクション
マネージャー
上野 敬之 氏
ソニーコミュニケーション
ネットワーク株式会社
エンジニアリング&
デザインディビジョン
システムプランニングセクション
チーフエンジニア
松本 泰史 氏
ソニーコミュニケーション
ネットワーク株式会社
ポータルサービス事業部門
ポータルディビジョン
ゼネラルマネージャー
松原 徹 氏
ソニーブロードバンド
ソリューション株式会社
グループソリューション
営業部 営業2課
小泉 貴義 氏

今回、Sun Fire V20z/Sun Fire V40zの決定にあたってはAMD Opteronプロセッサ、そしてサンのオープンなUNIX[R]ベースのSolaris OSが決め手となったという。「サンのAMD Opteronサーバは、パフォーマンスも高いですね。加えて、Solaris OSが動くという点を評価しました。」と岡田氏は語る。

実際So-netでは、そのスタート当初からSolaris OSを使用してきた実績がある。岡田氏はこれまでの経験の中でも「特に大きな問題は起きていない。」とし、こうした信頼性の高さが次もSolaris OSを選ぶ理由になったという。ここからまた新たな実績が生まれ、次の信頼性を実現するための礎として蓄積されていく。このようなエンジニアとSolaris OSとの良好なサイクルの中から、So-net全体の優れた信頼性が生まれているといっても過言ではないだろう。

「ネットワーク環境というと、Solaris OSというイメージがありますね。」と語ってくれたのは、岡田氏とともにシステム構築を担当している松本泰史氏(ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社 エンジニアリング&デザインディビジョン システムプランニングセクション チーフエンジニア)。「使い慣れているから開発し易いですし、また、Solaris OSの環境は開発ツールが充実しているという点もアドバンテージですね。サービスによってはJava[tm]言語で開発した方がいい場合もあります。そのような時にはサンであればパッケージなども充実していて使い易く、やはり選んでしまいますね。」と、現場により近い目線から松本氏はサンとSolaris OSの感想を語ってくれた。So-netではSun Java Enterprise Systemを採用しSPARCベース及びAMD OpteronベースのシステムにおいてSun[tm] Cluster/Sun Java System Web Serverを利用している。

また、システムのハードウェアに関するメンテナンス・サポートはソニーブロードバンドソリューション株式会社と伊藤忠テクノサイエンス株式会社が担当している。岡田氏は「皆さんには常に柔軟に対応して頂き、非常に助かっている。」と、安定稼動に対する両社の貢献に感謝している。

Sun Fire V20z
Sun Fire V40z

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「信頼性の高いものを適切なコスト・パフォーマンスで、ということは、突き詰めれば“より良いものをより安く”ということになると思います。そうした条件の中で、我々はサービスのリクエストに最適なスペックを持つ機種を選んでいます。それが今回はAMD OpteronサーバとSolaris OSの組み合わせでした。サンの製品ラインナップの充実で選択肢の幅は確実に広がっていますね。」と岡田氏は語る。So-netではSPARC/Solarisの環境ではOSの可用性をより高めるためにSun Clusterを採用している。

また、岡田氏のチームは既にSolaris 10 OSの評価も行っているという。これも、より多くの選択肢を持ちたいという方針に基づいてのことだろう。「この新しいOSを使うことで、より高いパフォーマンスが引き出せれば」と、岡田氏はSolaris 10 OSに期待を寄せる。1台のサーバを仮想的に複数のシステム・リソースとしてパーティショニング可能なSolaris Container機能など、Solaris 10 OSの先進的な機能が大きな威力を発揮することだろう。

ソリューション・プロバイダとしてSo-netのシステム構築を数多くサポートしてきた小泉貴義氏(ソニーブロードバンドソリューション株式会社 グループソリューション営業部 営業2課)は、次のように語る。「ソニーブロードバンドソリューション株式会社はシステム構築に関しては多くの実績があり、実際にSo-net様からのご評価もいただいていることは嬉しく思います。次は、サーバのプロセッサを必要に応じて即時に追加できるキャパシティ・オン・デマンドやユーティリティ・コンピューティングなどのサービスも充実して頂けると、So-net様のサービスも私共のサービスもより幅が広がる。そういった面でサンにはこれからも期待しています。」

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©2005 Sony Communication Network Corporation
上記で使用した写真イメージは、2005年6月よりSo-net TV CFで放映中。

「今後もサービスそのものの数は増やしていきますし、必要があればすぐに入れ替えられるという点はネットワーク・サービスの特性でもありますので、こうしたことを繰り返しながらお客様にご満足頂けるコンテンツやサービスのラインアップを整えていきます。もちろん、その際は“コンテクスト・メイカー”というコーポレート・スローガンは常にキープされます。」と、So-netの今後について松原氏は語る。

続けて上野氏も「今後、デジタルハイビジョン・テレビが普及することで、私たちの事業はPCだけでなくテレビという場にも広がりが見込めます。当社はソニーグループの一員ですから、テレビは非常に近い存在です。また各家庭への普及度を考えると、非常に高いポテンシャルを持っています。このテレビからネットワークへの入り口として、ぜひSo-netを利用して頂きたい。当社はテレビ向けのポータルを目指すことを宣言していますし、そのためにもMy So-netを始めとする各種サービスやコンテンツは今後どんどん拡充していきます。」と語る。

ポータル・サイトというフィールドに、思わずユーザが引き込まれるようなコンテンツやサービスをいくつも立ち上げ、テレビという新たなビジネス領域を目指すSo-net。そのポータル・サイトに次々と新たなサービスを登場させ、ユーザの自由で闊達なコミュニケーションの場を提供するSo-netのシステムを、サンはこれからもフレキシブルに、パワフルに支え続けていく。

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製品/ソリューション
パートナー
  • ソニーブロードバンドソリューション株式会社
  • 伊藤忠テクノサイエンス株式会社
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