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導入作業スケジュール 【選択】標準化された技術か、導入のノウハウは十分か。そして何よりメンテナンスの負荷は少ないか。 個人情報保護法の施行に対応するという時間的な制約のなか、同百貨店におけるユーザ認証基盤の整備は進められた。久保田氏は、「社内では統合認証基盤の導入と呼称していたのですが、ディレクトリの統合、IDの連携、そして個人認証を統合する基盤の構築について、2004年の秋から検討を始めていました。具体的に各ベンダーから提案を受け始めたのもその頃ですね」と、認証基盤の選定の経緯について説明してくれた。 「統合認証基盤のソリューションについては、いくつかのベンダーから提案をいただいたのですが、そのなかで注目させてもらったのは、グローバルな実績、マーケット・シェアといったものでした。やはり、標準となるもの、デファクト・スタンダードであるものを選ぶべきではないかという判断があったためです」という。 「導入の事例がどのくらいあるのか、導入のノウハウはあるのかについて、徹底的に検証させてもらいました。それぞれの製品ごとに他よりも優位なポイントはあるのだとは思いますが、実際、伊勢丹の業務環境で実装し、確実に稼動させるのは困難だろうと考えていましたので、多くの導入実績があるベンダーの実装ノウハウに期待したかったのです」。 デファクト・スタンダードを選ぶということのメリットについて、実際に今回の認証システムの導入にエンジニアとして携わった株式会社 伊勢丹データセンター共通技術部 技術企画担当 主任 松原勝美氏は、「パスワードを共通化しようということがミッションですから、それだけを考えるなら、Microsoft Windowsのケルベロス認証を使うなど、さまざまな選択肢があると思います。私たちの方針は、そのなかで一番シンプルなソリューションを使いたいということでした」と選定の理由を補足してくれた。 「そうなると、利用するのはLDAPへのアクセスによる認証ということになります。サンの場合にはLDAPの規約制定にも参加されていますし、標準的なものを選んでおくことで、予定されている業務システムとの連携にもスムーズに対応できるだろうとの判断もありました。変更の可能性のある認証システムでは、整合性がとれなくなるのではないかといった心配もありましたし…」。 【導入】「3カ月という限られた時間で、カットオーバーせよ」厳しいミッションに応えたサンの導入サポート。
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システム・アーキテクチャ概要 デファクト・スタンダードであること、豊富な導入実績からスムーズな導入が期待できること、そして何より、ソリューションとして優れたものであること…。さまざまな視点から評価され、2005年6月、選ばれたのがサンの提案するIDの一元管理ソリューションであった。 導入をサポートした新日鉄ソリューションズ株式会社 ITインフラソリューション事業部 エンジニアリング部 エンジニアリンググループ ネットワーク&セキュリティチーム 主任 圓田哲也氏は、「専任の担当者がすべての業務のコアとしての役割を担うという伊勢丹のスタイルがなかったら、今回の導入作業は予定通り終了しなかったかもしれません」という。サンの持つ豊富な導入実績から導き出された作業フローに従って、導入作業は、カットオーバまで3カ月という、まさに異例のスピードで進められたのだ。 伊勢丹情報システム担当の土井氏は、「私と伊勢丹データセンターの松原氏が担当だったのですが、今回は、伊勢丹側で整理して提供しなければならない情報も多く、こちらの作業がスケジュール通りに進まないと間に合わないという条件でしたので…」と苦笑する。厳しいスケジュールにもかかわらずスムーズにカットオーバーを迎えた統合認証基盤は、すでに管理コード・システムや人事情報などと連携、運用されている。 【期待】社会的責任を果たす。 事業活動のガイドラインとして、コンプライアンスの指針と具体的な遵守事項を記述した「コンプライアンス・ガイドブック」を2002年4月に作成・配付した株式会社伊勢丹。同百貨店では、従業員に対するコンプライアンス教育を行うだけでなく、営業部門を対象とした法務講座や、伊勢丹公正取引推進委員会事務局による公正取引教育を実施。企業としてのモラルを徹底し、社会的責任を果たすための取り組みが継続的に続けられている。 そんな取り組みへのIT部門からの回答として導入された統合認証基盤は、「当初はオープン化される予定のシステムと順次連携を図るという方針だったのですが、完全な個人認証によってなりすましを抑止し、セキュアなビジネス環境を構築するためにも、例外なく取り組むべきだろうということになりました」と久保田氏がいうように、現在、同百貨店で運用されているすべてのシステムとの連携をすべく導入を拡大している。 さまざまなロジックで構築されたシステムとの連携、グループ企業や提携百貨店とのシステム統合によるユーザ数の増加。さらに、百貨店というビジネスの特徴でもあるフルタイム従業員以外の人的リソースの活用による頻繁なアカウントの発行/停止…。 サンが提供する統合認証基盤の拡張性やメンテナンス性が試される機会も多い。「人事異動や組織変更など、人の出入りがますます多くなってゆくことが想定されることもあり、メンテナンスやユーザ数の増加に伴う負荷をいかに押さえていけるかというのが大きな課題になると考えています。デファクト・スタンダードを選んだ意義が、そこで見えてくるのではないでしょうか」と久保田氏。コンプライアンス教育というソフト面での取り組みと、サンが提供する統合認証基盤による個人認証の徹底。 『道義を守り、奉仕の心を持つ、企業経営』を根本精神に置く株式会社伊勢丹のセキュアで信頼感あるビジネスを支える両輪として、発展を続ける同百貨店をサポートしてゆくに違いない。 本誌の全部または一部をサン・マイクロシステムズ株式会社の許可なく、無断で転用することは禁止します。 © 2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. ●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Solaris、Solarisのロゴマーク、Java、Java Coffee Cupのロゴマーク、Sun Fireは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。●すべてのSPARC商標は、米国SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC商標がついた製品は、米国Sun Microsystems, Inc. が開発したアーキテクチャに基づくものです。●本文中に記載の各社の社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。 |
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