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【展開】「連想の情報学」をキーワードに進められるさまざまな取り組み。
国立情報学研究所 連想情報学研究開発センターでは、「連想の情報学」というコンセプトに基づくさまざまな研究の多様な展開を図るために、特定非営利活動法人 連想出版を設立。8,000冊以上の新書・選書を収録したテーマ別読書案内システムである『新書マップ』、神田古書店連盟の協力による神田神保町オフィシャル・サイト『BOOK TOWN じんぼう』などのサービスを構築・運用。文化庁・総務省の連携プロジェクトである『文化遺産オンライン』にも携わるなど、連想検索の特徴を活かした取り組みは、Webの世界に新しい流れを産み出そうとしている。 「図書館の蔵書を対象とした『Webcat Plus』、現代という時代を捉える『新書マップ』、そして評価の定まった書籍を対象とした『BOOK TOWN じんぼう』と、それぞれ特徴の異なる情報源をうまく連携させることで、バランスのよい“知の探索空間”を提供できると考えています」と、高野教授。現在は、これらに加え、新聞社による写真・記事のデータベースなどとも自在に連携し、多数のデータベースを一つの情報源として連想検索できる新しいサービスの公開に向けて開発を進めている。 【選択】Sunとの強固なパートナーシップで切り開く世界展開という可能性。
2003年、『Webcat Plus』の多言語化プロジェクトに際して始まったSunとのパートナーシップは、『Webcat Plus』のWebサービス化、連想検索技術の世界展開を視野に入れ、教育・研究機関やコンソーシアム、サードパーティから形成される戦略的提携プログラム“GLOBAL EDUCATION AND RESEARCH Center of Excellence(COE)”締結なども含め、より強固なものになろうとしている。「GETAによって、データベース間、コンテンツホルダー間の連携が生まれる。互いのサービスが相互に連携していく。そこにSunのWebサービス技術が有用だと考えています」と高野教授。同時に、「連想検索という技術を国際的に発信するには、やはり、日本語だけでなく英語圏や中国語圏を重要視せざるをえません。世界への発信を想定したパートナーシップを構築できるのは、Sunしかないと考えています。COEなどに見られる『技術をシェアしよう、いいものはブランドにこだわらずに使っていこう』という考え方も、私たちのポリシーに合致すると思います」と、Sunの企業姿勢を評価する。 アプリケーションの制作に携わる西岡特任教授は、「研究所内で研究するだけならSunにこだわる必要はないと思いますが、完全に外部に委託してしまうといった場合、ハードウェアやOSも含めたトータルなサポートが必要になるということです」と、Sunとのパートナーシップのメリットをユーザ・サポート面から検討したという。 【期待】データベースの高度な連携を容易にするマシンパフォーマンスにも期待。
もちろん、ハードウェアとしてのパフォーマンス、技術的な優位性もSunを採用した理由の一つだ。現在、連想情報研究開発センターで手掛けている公共図書館におけるRFIDを利用した連想検索システムには、来館者の共有端末としてSun Rayの採用を検討している。これは不特定多数の来場者が利用する環境における、セキュリティや安定性、保守管理の容易さなどを考慮した結果だ。 また、複数のデータベースを連携させるためには、メモリ領域をはじめハードウェアそのもののパフォーマンスが課題となる。西岡特任教授は、「たとえば、新聞記事などのデータベースの場合、10年分で数ギガバイトものデータ容量になります。データベースごとにサーバを用意する、複数のスレッドを並列で処理するなど、さまざまなアプローチを検討する上で、Sunのプロダクトに期待しています」と、将来的な展開におけるSunへの期待を語ってくれた。 知と人が関わるあらゆる場所を連想検索が変えていく。
小池研究員が「Webサービス部分は、Javaアーキテクチャで構築しています」というように、連想検索の世界展開においては、プラットフォームや環境に依存しないということが条件となる。連想情報学研究開発センターの取り組みには、さまざまなコンテンツホルダーが、ユーザの発想や連想のプロセスに添った検索サービスによって情報を公開していくことが基本となるためだ。「Webサービス部分は、今後も、汎用性の高いJavaアーキテクチャを使うことになると思います」と、小池研究員は、国際化環境も含めたJavaアーキテクチャのメリットについて評価している。 「情報サービスは、高速道路とか、公園等と同様の公共インフラだと思っています」という高野教授。オープン化というトレンドの共有、世界規模のサポート体制、そして、ハードウェアとしての信頼性・パフォーマンス…。データベースという「知」を連携し、横断的・縦断的に自在に連想を広げながら検索する。連想計算という従来にない仕組みで、情報検索に新しいスタンダードを構築しようとする連想情報学研究開発センターのパートナーとして、Sunへの期待は大きい。
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