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CoolThreadsサーバの採用でサーバの台数がほぼ半分に
シーエー・モバイルのサーバ群が設置されているCSK-ITマネジメントのデータセンター
IAサーバと比べて、Sun Fire T1000/Sun Fire T2000/Sun Fire X4500は、1.5倍から2倍の高密度収容を実現している 2006年秋にサーバ増設先のデータセンター探しを始めたシーエー・モバイルが直面したのは、電源容量の壁とスペース拡張に対する懸念だった。同社がそれまで使っていたIAサーバは消費電力が大きく、データセンターの平均的な電源容量ではラックの数が増えてコスト高になるばかりか、サーバ台数が増大すると当然運用管理の負荷も高くなる。収容スペースの問題も出てくる。 株式会社CSK-ITマネジメントが運営するデータセンターと契約したことで、電源容量とスペースの柔軟な拡張性を確保でき、さらにITILに準拠した運用/管理の足がかりも築けたが、急成長を続けるシーエー・モバイルでは今後もサーバが増え続けることは確実なため、根本的な解決策が求められていた。 この打開策として浮上したのが、それまでのように同一仕様のサーバを買い足していくのではなく、同等以上のパフォーマンスを発揮できる省電力型サーバに乗り換えるという戦略転換である。 数社の機種を比較したシーエー・モバイルは、SunのCoolThreadsサーバを有力候補と定め、実機を借りて行ったテストで良い感触を得る。その後、IAサーバ・ベースの当初構成案に替わる提案をSunに求めるという手順を踏んだ。 「当初案は、テラバイト(TB)クラスのネットワーク接続ストレージ(NAS)と百数十台のIAサーバを組み合わせたものでした。ところが、Sunの提案書では、サーバの台数がほぼ半分、コンテンツ・ストレージは同一価格帯でも容量が約3倍になっていたのです」と、斉藤氏は振り返る。 最大限のパフォーマンスを引き出し 急激なアクセス増にも対応
今回のプロジェクトにおいて、技術的なサポートを行ったサン・マイクロシステムズ株式会社 システムズ・ビジネス統括本部 エンタープライズ・ソリューション本部 テクノロジー1部 ソリューションアーキテクトの河原一哉(右)
総合プロ野球情報サイト「プロ野球TV」 2007年4月にシーエー・モバイルが導入したのは、WebサーバにSun Fire T1000、データベース・サーバにSun Fire T2000、着メロ・着うた用のコンテンツ・ストレージにSun Fire X4500を使う構成だ。OSは、もちろんSolaris 10 OSである。 サービス提供用のアプリケーションは、引き続きApache、MySQL、Perlの上で動作させる。ただ、IAサーバからの移植となるので、本稼動に移す前に互換性の確認とパフォーマンス・チューニングは必要だった。 システム構築に携わったシーエー・モバイル システムグループ スペシャリストの根立宗一郎氏は、「プログラムやサービスのチェックはシーエー・モバイル側で行い、問題の解析と対策はSunの河原一哉さんにお願いしました。設定変更とテストを何回も繰り返した結果、最大限のパフォーマンスを引き出すことができたと思います」と作業の様子を語る。IAサーバからの移植に伴う不安要素も、Sunのサポートにより払拭された。 2007年6月中旬に始まった本稼動では、総合プロ野球情報サイト「プロ野球TV」がSun Fire T1000/Sun Fire T2000上で快適に動作中だ。また、2007年中には懸賞サイト「懸賞当選の日々」、着メロサイト「サントラ@シネマ」「サントラ@シネマPlus」、着メロ/着うたサイト「アニメの星」、着メロ/着うたサイト「ビバ!!洋楽」の各コンテンツが移設される予定となっている。根立氏によれば、この中でアクセス負荷の変動が最も激しいのは「プロ野球TV」とのこと。特に地上波の中継が終わった後はアクセスが急増するが、問題なく稼動している。 コスト減と高密度収容を評価し 今後の増設時から全面採用 ビジネスとマネジメントの立場から、斉藤氏はSun Fireサーバのコスト優位性を高く評価している。「IAサーバと比較すると導入コストは多少高めですが、省電力型サーバを採用した結果、ラック代と電気代を削減できました。ランニング・コストでは、年間で2~3割の削減効果が期待できると見込んでいます」 一方、根立氏が気に入っているのはSun FireサーバとSolaris 10 OSのスケーラビリティ、先進性、安定性、管理性などだ。「これまでの1.5倍から2倍の負荷をかけてもレスポンスがほとんど悪化しないことは、すでに確認済みです。また、SolarisContainerを利用して各サービスを仮想OS上に分散させることにより、システム全体の安定性も向上しました。先進的な技術としては、Solaris 10 OSの新しいファイル・サービスであるSolaris ZFS(zettabye file system)に注目していますし、日常のシステム管理では電源のオン/オフやシステムの再インストールまでをオフィスからリモートで行えるので助かっています」
TCOの比較 クリックで拡大 今後、シーエー・モバイルはサービス提供用サーバにCoolThreadsサーバを全面採用していく意向だ。根立氏の試算によって、消費電力も発熱量も小さいSun FireT1000/Sun FireT2000なら従来比1.5倍から2倍の高密度収容が実現できると分かったからである。「IAサーバ時代は、3か月ごとにラック3本(サーバ約100台)単位で増設を繰り返していました。パフォーマンスの高いサーバでそろえて台数を減らせば、増設のペースを落とせますし、システム管理もずっと楽になるはずです」と、斉藤氏は言う。 導入コストと立ち上がりスピードを重視するLAMPから、総合的視点に立ったビジネス戦略を可能にするSAMP(Solaris OS + Apache + MySQL + Perl)へ──。SunのCoolThreadsサーバSolaris 10 OSは、Web2.0時代のネット・ビジネスにおいても、最適なソリューションとなる。 |
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