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特に運用コストでは「3年縲鰀5年の試算で、従来ベースと比較して3/4くらいというイメージ。」(宮本・深澤両氏)とのこと。また、導入はサン・マイクロシステムズ・ファイナンスのリースをご利用になられ「満足しています」(宮本氏)とおっしゃられているように、導入コストという点においても、ご満足いただいているようだ。 【導入の効果】最大2万アカウントを想定したシステムを導入決定からわずか3ヶ月で立ち上げ。 今回の導入にあたっては、キヤノン販売株式会社自らがシステムを構築され、それをSun Professional Servicesがサポートするカタチでプロジェクトが進行していった。「我々のスタッフはわずか4名だったので、分からないところ等を具体的に教えてもらい、助かりました。」(深澤氏)。 プロジェクトの立ち上げに際し、キヤノン販売株式会社側で実に詳細なシステム要件があげられていたので、Sun Professional Servicesのスタッフが、それに応えるカタチでさまざまなサポートを行い、時に常駐し、キヤノン販売株式会社をサポートした。2003年11月にスタートしたこのプロジェクトだが、システム選定後、わずか3ヶ月という短期間でSun Java System Messaging Serverの立ち上げに成功し、2004年5月から稼動を始めている。では、主だったシステム要件についてその導入効果を検証してみよう。 まずは、POP3/IMAP/SMTPが使用できること。「当社では、POP3だけでなく一部役員等のアカウントでIMAPを利用しているので、その両方に対応していることが必須です。」(深澤氏)。もちろん、POP3とIMAPはインターネット標準技術なので、その両方に対応しているシステムはいくつもある。しかしメール・システムによってはIMAPを利用すると極端にパフォーマンスが悪くなる場合がある。Sun Java System Messaging Serverなら、両方を併用してもパフォーマンスが低下することもない。 次に、24時間365日の稼動が可能なこと。万一、トラブルが起きても10分以内でリカバリできること。この要件は、グループウェア時代の不安定さに起因する。キヤノン販売株式会社では、3名でメール・システムを運用されており、グループウェアのメール機能を活用していた時代は、実際に休日対応を余儀なくされていたようだ。しかもリカバリにおいて「従来のシステムでは、サーバ自体はすぐに立ち上がるのですが、データベースを全部読み直す必要があるため、実際にシステムが立ち上がるまでには、かなりの時間を要していました。」(深澤氏)。 Sun Java System Messaging Serverでは設計が異なるため、万一の場合でも素早くリカバリを行うことができる。さらに、今回提案されたシステムにおいてはクラスタ構成がとられているため、メインのサーバがダウンしてもすぐにバックアップ・サーバが機能するようになっている。つまり“落ちないメール・システム”を実現しているのだ。深澤氏は「クラスタリングしているということで、休み中も安心していられます(笑)。」
もちろん、セキュリティの面も忘れてはならない。Sun Java System Messaging Serverでは、ベースとなるSolaris オペレーティングシステムが堅牢性に富んでおり、オープン・アーキテクチャをベースに、サードパーティ性のウイルス・チェックやメール監査システムなど、実績あるソリューションを利用できるのも重要なポイントだった。 では、パフォーマンス面の改善はどうだろう。以前は「9時の就業開始時など、アクセスが集中する時間帯には、パフォーマンスが低下したり、システムが不安定になることもありました。」(深澤氏)と言う状況だった。「我々は販売会社でありますから、お客様やパートナーとのやりとりや、まだ数は多くないもののインターネットEDIにおいてメールは重要な役割を担うものとなりつつあり、メールに問題があると取引そのものに影響が出る状況になっている。」(宮本氏)と感じられていたという。しかし、Sun Java System Messaging Serverを導入して以来、「まだ一度も落ちていませんし、社内のエンドユーザからも速くなったという声が届いています。」(深澤氏)。 【将来の計画】2004年10月のグループ会社のメール統合に向け、順調にシステムが稼動。
現在、キヤノン販売株式会社では、約9,000のユーザ・アカウントがSun Java System Massaging Serverで順調に稼動している。さらに、グループ全11社、総アカウント約15,000のシステムへと拡張が予定されている。「もともとグループウェアを導入する際に、複数ドメインを運用することを前提としていなかったので、従来の環境のままでグループ会社のメールを統合しようとすると、システムを別にもう1セット導入して運用しなければならないイメージでした。今回、サンのシステムを導入したことで、全体を大きいひとつのシステムとしてまとめることができるようになりました。」(深澤氏) もちろん、従来のグループウェアは、キヤノン販売株式会社の社内掲示板等として継続利用され、過去のIT資産も継承されている。グループウェアのメール・トラブルに悩んでいる企業にとって、メール・システムだけをスケーラビリティに富んだSun Java System Messaging Serverにリプレイスしたキヤノン販売株式会社の事例が、大いに参考になるのではないか。 ITインフラのリプレイスというと、とかく基幹サーバの見直しだけに目を奪われがちだが、業務アプリケーションが心臓だとすると、メールは情報という円滑に各部署に送り込む動脈と言える。遅延もシステムダウンもないメール・システムは、現在のビジネスに不可欠な要素なのだ。 本誌の全部または一部をサン・マイクロシステムズ株式会社の許可なく、無断で転用することは禁止します。 © 2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. ●Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、The Network Is The Computer、Java、Sun Fire、Sun StorageTek、Solaris、SunPlexは、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。 |
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