日々技術革新の限界に挑み続ける同社にとって、同社のサービスに対して、サーバ、ストレージ、通信といったITインフラが単に標準的なパフォーマンスを実現できているというだけの状況には甘んじることができないでいた。2006年、同社のCOO兼CTOであるJason Williams氏はサンの営業から、CoolThreads技術をベースとしたSun Fire T2000サーバが革新的なパフォーマンスのブレークスルーと消費電力効率をもたらすことを聞いたものの、はじめは彼のチームは懐疑的でした。しかし、リスクを負うことなくサーバを無料で試用できる『Try and Buy プログラム』をサンから提案され、Sun Fire T2000を試用することにしました。
-DigiTar社 Chief Operating Office and Chief Technology Officer Jason Williams氏
「Try and Buy」でSun Fire T2000の実力を検証
DigiTar社は、サーバの実力を試すことにしました。メッセージング・サービスのMySQLをT2000で動作させ、そのパフォーマンスを既存のHP DL145 G2データベース・サーバと比較したのです。テストやチューニングに際しては、サンのCool Toolsと呼ばれるツールセットの開発が役立ちました。Sun Fire T2000サーバは、Williams氏と彼のスタッフ・チームを納得させるパフォーマンス結果をたたきだし、新しいサーバとしてSun Fire T2000が採用されることとなりました。その結果、クラスタ構成4組のHPサーバ8台は、1組のクラスタ構成Sun Fire T2000に統合されたのです。
より低コスト、より高性能「プライス・パフォーマンスでは約10倍」
このテストでDigiTar社は、サンのUltraSPARC T1 プロセッサ搭載のSunサーバ 2台とSolaris 10 OSなら、HPサーバ4台分のコストで10~20倍ものパフォーマンスを提供できることを確認しました。現在本番運用中のSun Fire T2000サーバについては、1台につきHPサーバと比べて約4.5倍のパフォーマンス、約2倍のデータベース処理能力、MySQLアプリケーション運用コストの75%削減になると評価しています。コスト削減の面では、発熱量と電力消費量を85%抑制でき、データセンター全体としては電力消費を約5%も削減できます。Williams氏によると「T2000サーバを採用したことでパフォーマンスは向上し、様々な面でコスト削減できました。われわれのシステム構成全体で考えると、約10倍のプライス・パフォーマンスの改善になります。」
このT2000サーバは、同社が採用を増やしているサンのソリューションの一部にすぎません。ほかにも、特定のデータベース操作にSun Fire X2100 M2やSun Fire X4100サーバを使用、ロードバランサーにSun N1216スイッチを使用しています。古い8台のスイッチを2台のN1216スイッチに集約させ、ロードバランサーのコストを2分の1以上削減、さらに、データセンタと行き来するメッセージの流れを管理・監視する能力を向上させました。また、設立当時より同社は、データ・ストレージにSun StorageTekのテクノロジーに信頼を寄せてきており、現在は、ZFSとSun Fire X4500サーバをベースとしたサン オープン・ストレージ・ソリューションをデータベースのプライマリ・ストレージとして活用しています。