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Harrods【イギリス】

概要

Harrodsはロンドン中心部(ナイツブリッジ地区ブロンプトンロード)にある高級デパート。その起源はチャールズ・ヘンリー・ハロッドがイーストエンドで雑貨卸売を始めた1834年に遡る。


ソリューション

Sun Java Composite Application Platform Suite(Sun Java CAPS)をベースとして社内インフラを全面的に再構築。コンポジット・アプリケーションを構築して既存のソフトウェア投資を活かしながら、一貫性のある顧客体験を創出することが可能となった。

主な課題
得られた結果
  • オンライン/ダイレクトメール/店舗を合わせた一貫性のあるショッピング体験を創出
  • カスタマ・ビューを一元化してマーケティングと販売を強化
  • 既存のビジネス・アプリケーションへの投資を活用
  • 経常的な営業コストを軽減
  • 市場変化への対応力を改善
  • 顧客の行動を把握することで、より効果的なマーケティング・プログラムを展開
  • 一貫した顧客体験により顧客満足度が向上
  • コード再利用と開発環境の一本化により開発コストを抑制
  • 過去のIT投資を保護、継続的な保守費用も軽減
  • コンポジット・アプリケーションの利用でビジネスが迅速化

Harrodsはロンドンの店舗に加えて、ダイレクトメールやインターネット経由でも販売を行っている。競争の激しい小売市場でブランド・イメージを維持するには、すべての販売チャネルを通じて一貫した高級感あふれるショッピング体験を提供する必要がある。その一方で、コスト管理にも留意しなければ価格が跳ね上がり、市場から敬遠されてしまう恐れがある。

Harrodsのように複数の販路でマーケティングと小売を展開するマルチチャネル・リテーラーの場合、チャネルや製品の違いを超えた一元的なカスタマ・ビュー(シングル・カスタマー・ビュー)を持つことが理想だ。しかしHarrodsも他社と同様、すでに互換性のない複数のシステムを築いてしまっていた。これをポイント・ツー・ポイントで統合するには高額の大規模プロジェクトを組まなければならず、しかもその結果得られるインフラは融通性に欠け、保守も難しい。かといってゼロからシステムを再構築するわけにもいかなかった。すでにさまざまなチャネルを通じてカスタマの行動や好みに関する情報を収集していたからだ。そこで、クローズループ分析と継続的な最適化機能を活用し、マーケティング・キャンペーンの投資効果を測定してキャンペーンのテストと改善を進めることにした。

「標準技術をベースに多彩な機能を発揮するSun Java CAPSを通じて、Harrodsはグローバルなマルチチャネル・ビジネスの需要の伸びに対応し、効率化を進めています」
-David Llamas氏(Harrods ITディレクター)

Harrodsではお客様をよりよく知ることで素早く的確にニーズにこたえ、サービス改善と顧客定着率アップを図ろうとしている。今では、既存のお客様がどんな新製品に興味を持つかを予測できるようになり、売上増に役立っている。

SOAベースのインフラがもたらす最大の特長は、新しいアプリケーションを迅速に開発できる点にある。既存のソフトウェアを利用して、短期間でコンポジット・アプリケーションを構築できるほか、標準技術に基づくSun Java CAPSの柔軟性を生かして、コストダウンも進めている。

シングル・カスタマー・ビューの導入は、HarrodsのトータルなSOA導入への第一歩に過ぎない。今後はビジネス・インテリジェンス・システムをさらに増やし、顧客に関する知識の導出を強化するとともに、製品やサービスについての理解を深めてベスト・プラクティスの徹底を図る考えだ。より機敏で柔軟かつ効率的な組織への変革を遂げ、お客様に最高のサービスを提供すること、そしてサプライチェーンとのコラボレーションを強化し、業務コストを引き下げること――それがHarrodsの掲げる最終目標だ。

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