2006年5月
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ウェスタン・ミシガン大学:システム統合による学内IT基盤の改善

ミシガン州カラマズーにあるウェスタン・ミシガン大学(WMU)は、大学院を中心とした研究志向の大学として米国内で評価が高く、26,000人を超える学生を擁しています。同大学は、Carnegie Foundation for the Advancement of Teachingによる評価で、博士課程のある研究志向の大学として上位に分類されています。また、U.S. News & World Reportが毎年行っている全米総合大学・単科大学ランキングでは、公立大学のトップ100に入っています。WMUは、学部課程での質の高い講義、大学院課程の発展促進、及び重要な研究活動の推進に重点を置いています。

WMUは、同大学の電子メール・システムを始めとしたIT運用に、システム統合による改善の余地があることに気づきました。同大学のプランニング及びミドルウェア・サービス担当ディレクターGreg Lozeau氏は、この問題について振り返って次のように語っています。「多数の学生に対して一斉に伝達を行う必要があることがわかったのですが、学内のシステムのうち1つとしてその機能を提供できるものはありませんでした。当キャンパスにはVMS、UNIX、Novell Groupwise、及びsendmailシステムがありました。」

  

2002年後半、WMUは通信インフラストラクチャの基盤の構築に着手しました。内部で独自に開発するのではなく市販のソリューションを購入することにした同大学は、将来のサービス構築のためにサンのJava Enterprise Systemを選択しました。

同大学の管理者は、学生や教職員の在籍あるいは在職中の複雑なアイデンティティ要件を管理しなければならないという大きな問題に直面しており、電子メールのプロビジョングはその一部に過ぎませんでした。学生が同校のパートタイム職員になっている場合もあるなど、変化する複数の役割を、必要なアクセス制御とセキュリティを維持しながら、いかに管理するかは、多くのITプランナーを悩ませている問題です。

Java Enterprise System、特にSun Java Identity Manager Suiteにより、WMUのIT管理者は、「学生のライフサイクル」にまつわるビジネス・プロセスを見直して、学生課業務の開発と統合を図ることができました。教職員のニーズについても、同様のライフサイクル・アプローチが採用されました。

統合されたプラットフォームにより、学内の様々なシステム及びアプリケーションにわたって変化する複数の役割が認識され、全てのタイプのユーザについてプロビジョニング及びプロビジョニング解除のプロセスが迅速に行えるようになりました。

広く使用されており、不可欠の学生向けアプリケーションをミドルウェアで統合することにより、データの重複が解消され、セキュリティの強化とコストの削減を実現しました。また、新しい統合プラットフォームでは、新しい学生情報システムとの組み合わせにより、学生のプライバシーとセキュリティに関して州が定める新しい法規制にも対応できるようになりました。

一方、このプロセスにおいて1つ興味深い試みがなされました。WMUは、同校に入学手続を行った学生だけでなく、入学を許可された全ての学生に対して、Bronco NetのID及び電子メールを含め、同校のシステムのプロビジョニングを行うことにしたのです。

これにより、大学は入学手続を済ませた新入生だけでなく、入学を許可された見込み学生とコミュニケーションを取ることができるようになり、「なぜウェスタン・ミシガン大学に入学しないのか」を知ることができ、他校との学生争奪戦において十分な情報に基づいた行動を取ることができるようになります。WMUは、積極的にテクノロジを活用して他校との差別化を図ろうとしています。

Lozeau氏はまた、サン・プロフェッショナル・サービスがこのようなプロジェクトの計画と実装に非常に役立ったといいます。「このようなプロジェクトの実装を積極的に推進する上で、サンのコンサルタントの能力と専門知識を最大限に活用することができたのはありがたいことでした。」と同氏は述べています。

ご意見、お問い合わせは、Site-TKY@sun.com宛に電子メールをお送りください。


「学生向け電子メール・システムのプロビジョニングは、特に学内にさまざまなシステムが数多くある環境では、困難な作業でした。プロビジョニングを解除するのも大変でした。サンのJava Messaging Serverを強力なSun Identity Managerと組み合わせて使用することにより、これに対処しやすくなりました。」
プランニング及びミドルウェア・サービス担当ディレクターGreg Lozeau氏

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