![]() |
![]() |
|||
|
INSIDE TECHNOLOGY
ストレージの仮想化:データ管理のギャップを埋める
仮想化シリーズの第3部となる、この記事では、ストレージの仮想化について取り上げます。Solarisコンテナテクノロジを中心にサーバ指向のコンテナ化と仮想化を取り上げた第1部はこちらから、またx64プラットフォームにおけるストレージ仮想化技術をとりあげた第2部はこちらから参照できます。 ストレージの仮想化:データ量と管理能力のギャップを縮める ストレージの仮想化で1つのインタフェース下にある複数のシステムを統合し、ストレージの管理を簡素化することによって、データ量とストレージ管理能力のギャップを縮めることができます。また、仮想テープ・ライブラリによってバックアップ作業の効率性と効果を大幅に高めることができます。2005年度の調査で、Enterprise Storage Group(ESG)は仮想化のメリットを数量化するようユーザに依頼しました。この調査によれば、ストレージの仮想化には次のようなメリットがあります。
仮想化はすなわち簡素化であるといえます。簡素化に着手できる分野があるのなら、そのための対策をただちに講じるべきでしょう。 階層化されたストレージ構造の3つの主要層 業界は、3層構造のストレージ・モデルでまとまっています。主要層にはそれぞれ複数の層があります。1次ストレージである第1層ストレージは、ミッション・クリティカルで高性能なオンライン・トランザクション処理用と位置付けられます。 2次ストレージである第2層ストレージは、SATAディスクが急速に発展し、デスクトップからデータ・センタに移ってきたことで火がつきました。非常に有効なデータのバックアップ及び回復層を形成し、SATAディスクを使用する様々なアーキテクチャ用として位置付けられています。 長期にデータを保持する第3層ストレージは、作成したデータを保持する必要性が高まっていることを背景に、従来のテープ技術が役立っています。1988年にテープ・ライブラリが導入されたとき、大部分のデータの有用年数は長くても2年と見なされていました。しかし、法規制の遵守や固定コンテンツの問題から、組織はデータを無期限に保持するための長期ストレージ・ソリューションの導入を求められるようになりました。ディスクが第1層と第2層アプリケーションの大半を引き受けつつある一方で、第3層の世界はテープ技術が独占しています。
このグラフは、3層ストレージ・モデルの各層の間でどのようにデータが管理、交換されるかを表しています。 未来のストレージネットワーク形態 ストレージ環境を仮想化することによって、今日よく行われている個々のサーバに対する読み取りや書き込みを行わなくても、層と層の間のデータ移動を行えるようになります。このアプローチはストレージの切り替え構造やストレージ・デバイスのインテリジェンスを増し、帯域内または帯域外のどちらでも実現できます。これは、ファイル及びブロック・データの両方について、仮想化の一部がサーバから離れて、データそのものに近付くことを意味します。 未来を予測すると、これそのもの、またはこれに似たアーキテクチャがどのような組織にも存在するようになるでしょう。サプライヤと話し合うときには、あらゆるサーバのそれぞれに1つの仮想化アーキテクチャを導入する必要がないようにするにはどうすればいいかについて留意してください。 Sun StorageTek製品によるポリシに基づくデータ・マイグレーション アーキテクチャにおいて、ポリシに基づくマイグレーションは重要です。仮想化製品を利用して層と層の間でデータを移動できます。Sun StorageTekのStorage Archive Manager(SAM)ソフトウェアは、自動アーカイブ・ポリシを定義するための洗練された機能を提供します。データのアーカイブ方法やアーカイブの場所を細かく制御しながら、ファイルのサイズや所有権、ファイル拡張子などの属性に基づいて、関連するファイルを共通アーカイブ・セットに整理できます。 また、一時ファイルなどのアーカイブする必要のないファイルを指定して、時間とリソースを節約することもできます。SAMソフトウェアの自動化ポリシは、条件の組み合わせによって、テープまたは経済的なストレージへのマイグレート対象ファイルを特定できます。あまり使われないデータを経済的な媒体に格納できるようにしながら、オンラインであるかのように容易にアクセスできるよう、ファイル・システムを仮想化する働きをします。
ブロックデータもまた、Sun StorageTek 9900 Tiered Storage Manager(TSM)とStorageTek 9900 Universal Volume Manager(UVM)を組み合わせることで層間でマイグレーションできます。UVMは共通の一組のコピー及び複製サービスを提供する一方で、ストレージ管理者が、様々なベンダの様々な種類の複数のストレージ・システム(ファイバチャネル、SATA)を1つの管理インタフェースの下に統合できるようにします。 様々なシステムを1つの共通プールに統合すると、TSMを利用してポリシに従い別の層にデータ・ボリュームをマイグレーションできます。ここでもまた最終的に得られるのは、ストレージ・リソース利用と管理面の効率性向上とコスト削減です。 異機種環境での取り組み方法 目標は、適切な数の仮想化を行い、簡略化された共通の1つのアーキテクチャ上でストレージ管理のギャップを縮めることです。専門技術と知識、卓越した製品からなる広範なポートフォリオ、またあらゆる規模の企業の具体的なニーズに対応する、拡張性の高いエンドツーエンドのストレージ仮想化ソリューションを構築するための提携関係を持っているのはサン1社です。
データ・センタ仮想化の市場リーダーとして、サンは、データ管理の合理化やデータ保護、回復の高速化、真のストレージ・コストの押し下げ、ネットワーク上のデータ・ユーザの日々のパフォーマンス向上に貢献できます。 この文書は、仮想化技術に関する3部構成のシリーズの最後です。サンはまた、x64サーバでの仮想化やSolarisコンテナによるOSレベルの仮想化のソリューションも提供しています。 ご質問・ご意見はSite-TKY@sun.comにお寄せください。 この文書は、Harry J. Foxwell、Isaac Rozenfeldによる2005年10月のSun BluePrints「Slicing and Dicing Servers:A Guide to Virtualization and Containment Technologies(サーバのスライスとダイス:仮想化とコンテナ化の手引き)」を元に作成されています。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||