2007年6月

Sun&Users 学舎探訪記

~九州工業大学 小出研究室 編~

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学生が明かすキャンパスIT優先項目

高等教育機関の場合、学生が主要顧客です。キャンパスIT基盤に関する決定は、学生が何を期待しているのかを認識した上で行われているのでしょうか。サンには、世界30カ国以上の国のキャンパスに「学生エバンジェリスト」たるキャンパス・アンバサダ(Campus Ambassador)がいます。何らかの指針を得ようと、私たちは最近、180人を超えるキャンパス・アンバサダを対象に、学生にとってもっとも重要な技術について調査を実施しました。

彼らの回答は、入学者数や学生の在籍率を最大にしながらIT予算の最大限の活用を目指すキャンパスIT専門家にその手掛かりを与えてくれます。

私たちの調査では、学生がオンライン・アクセスを望んでいることは明らかです。彼らは、キャンパス内、学生寮、あるいはキャンパス外のアパートのどこにいるかに関係なく、授業を受けたり、申し込みや登録を行なったり、図書館などの教育リソースにアクセスしたりできることを望んでいます。また彼らは、教授や講師とのやりとりをもっと効果的に行いたい、つまりは、就業時間外でも教授や講師に連絡できればよいとも考えています。

今日、eラーニングは高等教育の標準になっていることは、好ましいことです。公立の高等教育機関のほぼ全て、また私立の教育機関の大半が今やオンライン・アクセスを提供しています。Sloan Consortiumによれば、米国の約320万人の学生は、2005年の秋学期中にオンライン・コースを少なくとも1つ受講しています。オンライン学習に対応するため、多くのキャンパスはまた、ブログ・サイトやWikiを立ち上げることで、学生や教職員が様々な方法で共有、コラボレーションを行えるようにしています。

カリフォルニア州立大学学長のCharles Reed氏は、「ほどなく学生は週に1回教授と会い、あとはシミュレーションと仮想世界、ダウンロードした情報を使って講義課程を修了することになるかもしれない」と想像しています。

つまり、学生はますますテレコミュータ化するというのが、キャンパス数23、職員数46,000、学生数40万を有する米国最大の4年生大学学長Reed氏の予想です。週に1日キャンパスで教職員や仲間に合い、あとはシミュレーションや仮想世界、ダウンロードした情報を利用して講義課程を修了することになるでしょう。「どちらかを一方を選ぶということではありません。人間的な触れ合いが必要であり、と同時にハイテクも必要ということです。」(※1)

もう一つ学生にとっての必須は無線アクセスです。人付き合いのためばかりでなく、実際の講義課程を修了するためにです。

機械工学とマーケティングを学んでいるサンタ・クララ大学3年生、23歳のLorrie Maは、サンの最近のWorldwide Education and Research Conferenceでのパネルセッションで、「大学に認識してもらいたいことで特に大事なことの1つは、Wi-Fiアクセスポイントがないと、クラス仲間と通信してグループワークや共同活動を行えないということです」とコメントしています。

友人やクラスメートを含めて毎日Webで100人もの人たちと連絡をとりあっているという彼女の発言を考えれば、Wi-Fiアクセスポイントがないことはちょっとした切断という言葉ではすまされないものがあります。(※2)

とはいえ、学生たちはキャンパスネットワークへのアクセス方法に選択肢があることを望んでいます。いつどこからでも、コンテンツやライブラリ、その他、登録などのサービスにアクセスできる、ラップトップや電話、PDAなどの、代わりになる配信手段があることを望んでいます。例えばPodcastは、旅行中に講義を聴く新しい手段になっています。実際、スタンフォードやU.C.バークレーなどの大学はiTuneにコースPodcastを提供しています。

高等教育機関は同時に、PCで課せられる保守やアップグレード費用なしに、いつどこからでもオンラインコースやサービスに学生がアクセスできる方法を探っています。サンのSun Rayシンクライアントは、この目的のためのエンド・ツー・エンドアーキテクチャのソリューションであり、優れた機動性とアクセス性を提供します。

超ThinのSun Rayクライアントを採用し、Sun FireサーバSecure Network Application Platformで動くデスクトップは、デスクトップを機動性に優れた安全な仕事場に変えます。学生や教職員及び管理職員などのユーザは、セキュリティ保護機能を持つ専用のJavaカードで専用のコンピューティング環境にアクセスできます。学生は、Sun Rayがある任意の場所から素早くかつ安全にキャパスリソースにアクセスできます。

私たちの調査で明らかになったことで3番目に大切なことは、学生は独占的なアプリケーションに縛られるのを望んでいないということです。回答したキャンパス・アンバサダは、ソフトウェアやツール、アプリケーションなどの技術の使用にあたっては、オープン・ソースであることが重要という意見を述べています。そうした学生開発者は革新的でいることを望んでいます。また、学生は完全な相互運用性も望んでいます。ツールやアプリケーションに相互運用性がないことは望ましいことではありません。そして、当然のこと、自由になるお金が少ない学生は、ソフトウェア・ツールやアプリケーションが無料になることを望んでいます。

オープン・コンテンツ、オープン技術という学生の要求に応えるべく、サンのキャンパス・アンバサダはキャンパスでのオープン・ソース技術の採用を促進します。そうした技術及びオープン・ソース・プロジェクトには、Solaris 10 OSJavaテクノロジ・システムOpenSolarisプロジェクトOpenSPARCテクノロジなどのコミュニティ・プロジェクト、NetBeans統合開発環境(IDE)などがあります。

サンは無償トレーニング及び無償サポートをキャンパス・アンバサダに提供します。これに対し・アンバサダは、高価値で無償のリソースからなるサンの強力なポートフォリオを学生開発者が活用する手助けをします。サンの強力なポートフォリオは、無料Webトレーニングや無料開発者ツール、オープン・ソース技術、オープンソース・コミュニティ、フォーラムやコミュニティを通じたアクセスの容易な技術サポートなどで構成されます。

このプログラムは大きな成功を収めており、世界30カ国以上に180人以上のキャンパス・アンバサダがいます。

サンノゼ州立大学のサンのキャンパス・アンバサダ、Fahad Hussainは「サンの人たちは素晴らしい相談相手であり、実習の機会は学生のキャリア向上に役立ちます。サンは大学と密接に連携して、高度なスキルや、最先端のオープン・ソース技術を用いた実地の経験を学生に提供し、新しい技術を創造する自信をもたらします。」と言っています。

しかし、Hussainはこうも付け加えています。「サンはトレーニングやサポートを提供するだけではありません。双方向のやりとりがあります。サンは、私たち学生が本当に求めていることを聞くことによって、IT教育から始めた学生が、ビジネス社会で違いを生み出せるようになることに関心があります。」、と。サンの学生向けプログラムの詳細は、Student Zoneをご覧ください。

ご質問・ご意見はSite-TKY@sun.comにお寄せください。


(※1) “Universities register for virtual future” Stefanie Olsen, CNET (Article also appeared on ZDNet)
February 7, 2007

(※2) “Students offer Net advice to colleges” Stefanie Olsen CNET
February 7, 2007

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