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INSIDE TECHNOLOGY
インテリジェント・ストレージがキャンパスに
Sun StorageTek 5800で頭脳と体力を備えた1ペタバイトのストレージを提供
インフラ整備は、EDUCAUSE誌の2007年のIT問題年間ランキングで上位を占めています。この理由の一つに、ストレージへのニーズの急増があるのは間違いありません。研究機関や政府機関、図書館はどの機関も、多様で大量のマルチメディア・コンテンツのデジタル化、保存及び配布の方法について苦慮しています。 研究機関の「サイブラリアン(cybrarians)」は、データのスプロール化(無秩序な拡散)、不十分な検索機能、低速なファイル読み出し時間、メタデータの制限、ストレージ・データベースのライセンス料の増加、データ完全性の慢性的な低下など、ストレージに関連した数多くの複雑なIT問題に直面しています。多くのサイブラリアンは、20テラバイト以上の非構造化ファイルを、固定のアーカイブ・システムや配布システムでなんとか処理しています。 固定コンテンツ・データ・アーカイブが、データベース、カスタム・ストレージ・アプリケーション、及びサードパーティの検索エンジンで構成されていて、これらが全て1つのファイル構造方式に依存している場合、このアーカイブはミッションクリティカルなパフォーマンスを保つのが難しくなる危険性があります。このようなアーカイブは、従来のソリューションでは管理コストやライセンス料の高騰、信頼性の問題、技術移行の不安、及びユーザの苦情などの問題に直面していたに違いありません。 「Honeycomb(ハチの巣)」というコード名を持つSun StorageTek 5800システムが、こうした問題を解決し、アーカイブのインフラストラクチャに労力を費やすことなく、研究活動に集中することができるよう支援します。実際に、サンはこのSun StorageTek 5800システムを、教育、医療、歴史研究及び科学研究のコミュニティで使用する大容量データリポジトリ・アプリケーション向けに、一から設計しました。 サンは、完全にネイティブな設計を世界レベルのシステムの専門的技術と融合させることにより、Solaris 10オペレーティングシステムを実行し、Javaテクノロジ開発ツールを利用するストレージ・システムを開発しました。その結果、コンピューティングと資産の保管をより密接に統合することが可能になりました。画期的なアーキテクチャを使用して密接に統合したこのシステムは、データへのオンラインアクセスや、堅牢なインデックス機能、ネイティブの検索機能を持ち、耐障害性のある大規模なメタデータ、つまり「データに関するデータ」を備えています。さらにこのシステムは、研究機関が必要とするシームレスな拡張性、データ完全性、及び高度なデータ管理機能を備えています。 インテリジェントなテクノロジを統合 Sun StorageTek 5800システムで、大規模なアーカイブやデータ配信の問題を容易に解決できます。最大1ペタバイトの追記型(WORM)非構造化データファイルを、この目的に合わせて設計されたシステムに集めることができます。デスクトップ・ファイルを一元管理して保管したり、大容量の固定コンテンツ・リファレンス・ドキュメントを配布することもできます。 またSun StorageTek 5800システムは、内蔵のインテリジェンス機能による検索・抽出機能を搭載しています。このシステムに統合したSun Fire x64サーバと拡張可能なメータデータ・ソフトウェアを利用することで、他にはないメリットを得られます。例えば、ファイルネームを使う必要がなくなります。その代わりに、拡張可能で、直感的に利用できるメタデータ・データベースにクエリを行います。この場合、固有のオブジェクトIDを使うか、格納されているファイル(データ・オブジェクト)それぞれに対して保存されているメタデータに対して、SQLに似たクエリを使います。ユーザが定義できるメタデータと検索パラメータによって、何億個もの「オブジェクト」の組織化、発見及び抽出が可能になります。 サンの教育市場担当ストラテジストのArt Pasquinelli(アート・パスクィネリ)は、「保存するあらゆるデジタル・オブジェクトに、メタデータを関連づけることができます」と述べています。 仮想ビューを利用すると、個別のエンドユーザのプロファイルにアクセスできます。この仮想ビューで、特定のエンドユーザに関連した情報のみを表示することで、情報へのアクセスを容易にし、迅速化することができます。
目的に合わせた信頼性 Sun StorageTek 5800システムには、対称型のクラスタ・アーキテクチャを採用しています。ストレージ、コントロール、データ及びメタデータ・パスの操作は全て、クラスタ全体に分散しており、信頼性とパフォーマンス向上の両方を実現しています。それぞれのノードは他のノードから独立していて、ハードウェアとソフトウエアの両方に完全な対称性があります。これにより、高いアクセシビリティと信頼性を手にすることができます。 コンポーネントが故障した場合にも、心配は無用です。Sun StorageTek 5800システムは信頼性の高い自己回復システムを備えており、システム管理者が介入する必要はほとんどありません。コンポーネントが故障した場合には、システムが他のコンポーネントでそのオブジェクトの機能を回復するため、コンポーネントを急いで交換する必要はありません。今後の定期メンテナンスは、防火訓練のように毎週行う必要はなく、6ヶ月おきの定期点検で間に合います。 アーカイブと配布のストレスとコストを減らす 従来のアーカイブ・ソリューションを利用した場合、固定データ・アーカイブは、データ破損やデータ・ロスに対して、特にビット腐敗やデータ完全性などの点で脆弱になっています。Sun StorageTek 5800システムでは、ビット腐敗防止やリアル・タイム・チェックサムなど、幅広い保護対策を採用しています。Reed-Solomon RAID 6による保護、高度なデータ配置アルゴリズム、自己回復機能、負荷を分散した拡張機能が、連携して資産を守ります。 またこのシステムは遅延なく動的に拡張します。一般的に、処理能力のみを追加すると、NASファイルシステム全体でデータの均衡を保つか、あるいはSANを追加する必要があるため、混乱の原因となります。Sun StorageTek 5800システムではそのようなことを行わずに、素早く容易な水平方向のスケーラビリティを実現できます。それだけでなく、容量を増やし、同時に計算能力やメモリ、それに対応するパフォーマンスを高めることができる利点があります。無理のない範囲で徐々に拡張するほうが、単一の統合システムでは容易なのです。こうした特徴があるため、効率的な管理、修理やサポートのための維持費が低いこと、エネルギー消費が低いこととも合わせて、総所有コスト(TCO)を最小限に抑えます。 テクノロジ・マイグレーションについてはどうでしょうか。主要なアーカイブを移動する場合でも、あるいは単に大量のデータを「取り込む」予定がある場合でも、マイグレーションがユーザに意識されることはありません。データ配置アルゴリズムと自己回復コンポーネントにより、データの移動中でもデータに引き続きアクセスすることができます。 1つのスクリーンからペタバイトのデータを管理 Sun StorageTek 5800システムは、Solaris OSで作動します。また、システムのモニタリングと操作のための強力な管理インタフェースを備えています。オブジェクト・データを管理するオブジェクト・アーカイブ・クライアントが入手できるほか、クラスタ管理によって、ノード間通信のためのサービス一式が用意されています。高可用性データベース(HADB)でシステムのメタデータを検索します。自己回復機能では、問題を探し、修復します。実際、システム全体が特に管理者による介入を減らし、最低限必要な管理業務を一元化できるようになっています。 Sun StorageTekを最大限に活用したいと考えるユーザには、Sun StorageTekサービスの専門家が、コストの削減、ビジネスリスクの低減、情報資産の活用などの可能性を特定するお手伝いをします。サンのコンサルティング・サービスやマネージド・サービスは、法規面の問題、複合的なストレージの増加、リソース管理、及びスケーラビリティの問題に対して、明確でシンプルなソリューションを提供しています。125ヶ国に所在するサンのストレージ・サービス専任スタッフが、目に見える成果を上げてそれを持続するお手伝いをします。
パーデュ大学での「データの洪水」の管理をサンが支援 Sun StorageTek 5800システムで成果を上げている教育機関の1つが、パーデュ大学(Purdue University)です。パーデュ大学図書館では、Sun StorageTek 5800システムを使ってデータ・ライブラリを構築し、同校の研究者が生み出す膨大な情報を処理しています。研究者は「データの洪水」に直面しており、パーデュ大学の取り組みは、今後の大きな流れにつながる可能性があります。 パーデュ大学図書館の研究担当副学部長で、パーデュ大学の分散データ管理センター(D2C2)のセンター長代理でもあるD. Scott Brandt(D・スコット・ブラント)は、次のように述べています。「科学データを管理し、検索やアクセスを容易にするための取り組みはますます重要になりつつあり、私たちはその取り組みの最先端にいると感じています。研究結果をもとに、私たちがデータの最も優れたアーカイブや保存の方法を決める手助けをすれば、研究者は自分たちのプロジェクトに集中することができるでしょう」。 パーデュ大学のデジタル・データ・コレクションは、1つの建物やサーバに格納されているわけではありません。そのコレクションは、ブラント氏が「全学分散リポジトリ」と呼ぶ仕組みの一部になっています。コレクションのデータは、研究者のハードドライブや、学部のサーバ、さらに政府による大規模なコンピューティング・グリッド「TeraGrid」など、様々な場所に保存されています。 しかし、テクノロジによって研究プロセスが加速し、莫大な情報が生み出されるため、データの保存と読み込みが研究者にとって問題になってきています。この問題を解決するために、パーデュ大学のライブラリアンは研究者と協議し、データの調査とメタデータの作成を行う予定です。 パーデュ大学学際研究担当ライブラリアンで、図書館学の助教授であるMichael Witt(マイケル・ウィット)氏は、D2C2でのデータ・リポジトリに関する彼の研究を支援してくれる、サンのような協力企業を求めていました。ウィット氏がこれまでに会った研究者は、この考え方に沸き立っています。 「データを共有することで、ほかの研究者があなたの研究を実証してくれる可能性があるのです」とウィット氏は述べています。「ですから、それはまさに優れた科学なのです。さらに、一部の研究助成機関は、研究者に対して、データを保管し、それを引用するよう求めるようになってきています。また既にある研究を一からやり直すことに意味はありません。一度データが作成されれば、他の人が同じ分野や、別の分野でそのデータを再利用したり、他の目的を持たせたりできるのです」。 パーデュ大学図書館とD2C2は、Sun StorageTek 5800システムを利用して、科学データセットの記述、保存及びアクセス提供のための様々な方法について、ひな形を作成する予定です。この研究結果はパーデュ大学の新しいリポジトリ・サービス「Purdue e-Data」に組み込まれ、2007年晩秋にはオンライン化されて、研究者や一般の人々の閲覧や検索が可能になる予定です。 パーデュ大学は、32テラバイトのストレージ容量を持つSun StorageTek 5800システムを導入しています。ちなみに、同じ容量の情報を保存するには、従来のDVDでは6,800枚必要になります。 サンはSun StorageTek 5800システムをOpenSolarisに公開 サンはSun StorageTek 5800システムの背景にあるテクノロジを、オープンソースとしてコミュニティに公開する準備を始めています。Sun StorageTek 5800 SDK 1.0バイナリ版はサンのダウンロード・センターからダウンロードできます。このソースコードが利用できることで、ロックインや老朽化が防げます。 OpenSolarisや他のオープンソース・コミュニティにおけるイノベーションの共有、及びSun StorageTek 5800システムのクライアント及びサーバ実装開発の進捗状況の詳細については、こちらのサイトをご覧ください。 ご意見・お問い合わせはこちらからお願いします。 |
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