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2004年4月

サプライチェーンの成功を目指すSainsbury's

英国のスーパーマーケットチェーンSainsbury'sは、Manhattan Associatesがサンの技術を使用して開発したチェーンソリューションを使用しています。

Sainsbury'sはManhattanとサンによるソリューションを使用しています。Oracleのソフトウェアも統合されたこのソリューションは、同社の戦略的サプライチェーン刷新プログラムで重要な役割を果たしています。

英国のスーパーマーケットチェーンSainsbury'sは、自己分析の結果「効果的な競争能力に欠けている」ことが判明するとただちに、Manhattan Associatesがサンの技術を使用して開発したサプライチェーンソリューションで変革に着手しました。Oracleのソフトウェアも統合された、Manhattanとサンによるこのソリューションは、現在Sainsbury'sの戦略的サプライチェーン刷新プログラムの一環として展開され、重要な役割を果たしています。

「Sainsbury'sは変革の過程にある企業です。」と同社のサプライチェーン開発担当ディレクターであるAndy Banks氏は言います。同社のサプライチェーンに対する要求は、取り扱い商品の範囲の拡大、供給力の強化、新しいフォーマットへの対応、商品の鮮度の向上、高速化する変化のスピードへの適応、およびコスト削減のニーズを、同時に実現するというものでした。

Sainsbury'sは、バッチ指向のメインフレームをベースにカスタム構築され中央管理された環境から、サプライチェーンに統合されたシステムに移行しました。それまでは、紙を使用し、緑一色のモニター画面で操作していましたが、移行後はWebブラウザを介してリアルタイムに操作するペーパーレス環境が実現しました。

同社はそこで、効率、統合、管理の改善を通じて、システムの所有コストを削減し、サプライチェーンの能力を強化することを目標とする、大規模な「プラットフォームの再構築」イニシアティブを立ち上げました。効率、統合、管理の改善は「Sainsbury'sのフルフィルメントセンターにとって不可欠な要素」とされたとBanks氏は言います。同社はまた、そのイニシアティブへの取り組みがアップグレードと開発の地固めになるようにする必要がありました。

小売業者各社の例にもれず、Sainsbury'sも膨大な数の顧客ベースを有しています。そして、Banks氏の言うように、「1,100万人の顧客がいれば、1,100万とおりのニーズがあります。」同社のサプライチェーンには、2,000のサプライヤ、35,000超の在庫管理単位(Stock Keeping Unit、SKU)、約500の店舗、600万超のストックポイントがあり、年に約8億のケースが回転します。

複雑なシステムにシンプルな戦略

このような複雑な環境で劇的な改善を実現するという課題を達成するため、同社は1つのシンプルな全体戦略を決定しました。それは、「優れた従業員を抱えることで、高品質のサービスを圧倒的なコストで提供できる」というものです。

その戦略では、次のことを通して高水準の業務遂行を目指しています。

  • ネットワークの刷新
  • システムとレスポンスの統合
  • サプライヤ開発
  • 自社の人材と文化への注力

Sainsbury'sのネットワークは「店舗指向の設備に接続されたサプライヤ指向のネットワーク」であることを特徴としています。同社は、向上あるいは「刷新」を目指して、新しい設備に投資し、数多くのメリットを享受するためのプログラムを遂行しました。そのメリットの多くは、全体の正確性、ペーパーワークの簡素化、商品に配慮した配送、倉庫管理者とのより緊密な関係など、一般的な性質のものでした。一方、店頭補充の迅速化、車両の荷の入れ替えにかかる時間の短縮、最大3か所の倉庫からの配送、適切なタイミングでの配送と連絡、在庫管理の正確性の向上、およびクレートやロールケージの容易な返却、といった具体的なメリットもありました。

システムとプロセスの統合計画には、プランニングとオペレーションに関する内部の統合とともに、サプライヤ、商品開発機能、および倉庫オペレーションでの荷受といった外部との統合が含まれていました。サプライヤにとっての大きな課題は、対応力、遵守/準拠、数量化でした。Sainsbury'sでは、納入基準として、読み込み可能なコードとパレットラベルを付して納品できること、納期遵守、パレット標準への準拠、電子納品書のWeb経由での送信、データの完全性に関する標準への準拠などの要件を設けていました。

第4の領域は、Sainsbury'sが「仲間(従業員)のための課題」と呼んでいたもので、Banks氏によると「古い犬に新しい芸を教えるだけでなく、新しい犬にも新しい芸を教える」ことでした。そのプロセスは「数量化、啓発、パートナーシップを通して行動の変革を促すこと」であり、さらにその促進のためにいくつかの基本的な原則が設けられていました。その原則には、「リーダーシップが重要である」、コミュニケーションは常に「シンプルかつ明確に、そして頻繁に行うこと」という考え方があった、とBanks氏は言います。「自分がこれから何をするつもりか、どのようにするつもりかを人に話しなさい、ということでした。」

Sainsbury'sは、最高の技術を使用することに加え、「最高の人材を起用し、最高のものを目指しながら最悪のケースにも備える」ことをモットーとしてきた、とBanks氏は言います。また同社の企業哲学でも「悪い時もあるのだから、よい時にはそれを最大限に活用する」と謳われていると説明しています。

これらのことをすべて行なった結果として、Sainsbury'sは、バッチ指向のメインフレームをベースにカスタム構築され中央管理されたレガシー環境から、サプライチェーンの主要ポイントに統合されたシステムに移行することができました。それまでは、紙を使用し、緑一色のモニター画面で操作していましたが、移行後はWebブラウザを介してリアルタイムに操作するペーパーレス環境が実現しました。

Sainsbury'sでは、潜在利益の向上が見られ、最高水準のケースあたりコストと、97パーセントの店頭供給力が達成されました。Banks氏によれば、いくつかの「短期的な成功」と、これに対応する「長期戦略への自信」が達成されました。サンとManhattan Associatesは、Sainsbury'sに製品を提供することにより、同社の業績と1,100万人の顧客の利益に貢献することができました。

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