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2004年5月

Auto-ID Centerの小売コスト削減への取り組み

Auto-ID Centerは、商品のコード付け、RFID、およびIT技術用のスタンダード構築を目標とするグローバルなイニシアティブに取り組んでいます。

無線自動識別(Radio Frequency Identification、RFID)により、企業は製品にマイクロチップと内蔵アンテナを取り付け、在庫を把握し追跡することができます。RFIDにより、企業はサプライチェーンや店舗の陳列棚に商品がどれだけ存在するかを把握できます。自動識別(Auto-ID)とは、装置に物体を識別させるための一連の技術です。

無線自動識別(RFID)は、1980年代からアプリケーションの追跡とアクセスに利用されてきました。今日、小売業者、製造業者、技術企業、標準化機関、および学術団体が、MIT、UCC/EAN、Gillette、およびProcter & Gambleによって設立された非営利グローバル研究組織Auto-ID Centerと共に、次世代物体/商品識別システムの構築に関するMITのビジョンに基づいて、標準に準拠したコード化システムと技術の開発に取り組んでいます。パレット、箱、商品がどこにあるかを常に把握することができ、顧客とサプライヤとの関係を改善すると共に、在庫切れ、商品の紛失、およびサプライチェーンのコストを減少させます。

RFIDにより、企業はアンテナを内蔵したマイクロチップを製品に取り付け、トランシーバ(またはリーダー)が「読める」ようにします。これにより、在庫数を減らし、出荷商品が紛失したり誤った目的地へ発送されることを防ぐことができ、企業はサプライチェーンや店舗の陳列棚に商品がどれだけ存在するかを把握できます。Auto-ID、つまり自動識別とは、装置に物体を識別させるための一連の技術の総称です。Auto-ID Centerとそのスポンサは、商品のコード付け、RFID、およびタグから企業までの間で利用されるITテクノロジの標準と技術の開発のための、グローバルイニシアティブに取り組んでいます。

Auto-ID Centerの努力により、RFID技術の将来性は現実のものとなりつつあります。世界中のビジネスがその恩恵を受けることになるでしょう。前向きな小売業者は、すでにサプライチェーンにAuto-IDおよびRFIDを導入し、利益を上げています。

グローバルAuto-IDイニシアティブは、非常に低コストのRFID技術とグローバル標準を利用して、物体を自動的、かつユビキタスに追跡します。最初の目標は、個々の製品や物体を一意に識別する、次世代技術と標準を定義することです。これは、狭域無線スキャニング技術と共に、小売業者とそのサプライヤに、現行のバーコードよりも著しく効果的で効率的な識別システムを提供します。

Auto-ID Centerで設計された標準と技術により、装置は、商品をスキャンして識別し、いつどこで製造されたのか、どこから発送されたのか、どのように取り扱い、準備し、安全に使用するのかなどの、事実上の電子証明書となる、商品に関する重要な情報にアクセスすることができます。この段階でのトラッキングで考えられる利点としては、より新しくより安全な商品の提供、サプライチェーンのコストの著しい削減、およびリサイクル率の向上などが挙げられます。

商品はコンピュータシステムによって在庫を自己管理し、自動操作を開始することができます。たとえば、パレットが出荷ドックを離れる際、ドックは、パレットがトラックに積み込まれる前に、正しいパレットであるかどうかを検知できます。正しいパレットであれば、ASN(事前出荷通知)を小売業者に電子的に送付します。パレットが受け取りドックに到着すると、検証、請求、および支払いなどその他の操作を開始できます。

Auto-ID Center

Auto-ID Centerは、1999年に設立され、マサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学、アデレード大学、日本の慶応大学、チューリッヒ工科大学、および中国の復旦大学からのエンジニアリング技術と知的資本を活用しています。

また、Ahold、Coca-Cola、CVS、Gillette、Home Depot、Johnson & Johnson、Kraft、Lowes、Metro、Pepsico、Pfizer、Procter & Gamble、Sara Lee、Target、Tesco、Unilever、UPS、Wal-Mart、およびWegmansを含む90以上のグローバル組織および企業の資源、商才、および実例経験が集積されています。このビジネスと学界の間の独特のパートナーシップが、洗剤の箱やGパンや食品などの物体にコンピュータを接続するネットワーク「Internet of things」の構築に必要な基礎を構成しているのです。

センターは、単にネットワークを運用するためのハードウェア(RIFDタグやリーダー)やソフトウェアを作成しているのではありません。スポンサの協力を得て、低価格のハードウェア、ネットワークのソフトウェアとプロトコル、コンピュータが理解できる形式で物体を記述する言語など、この「Internet of things」の構築に必要なものすべてを開発しています。システムは既存の標準に準拠し、一般に公開されます。Auto-ID Centerは、最上位層にインターネットが位置するグローバルインフラストラクチャーを設計、構築、検証、および展開します。このインフラストラクチャーによりコンピュータは世界中のどのような物体でも瞬時に識別することができるのです。このネットワークは、既存のビジネスアプリケーションに、信頼性が高く、正確でリアルタイムな情報を投入する手段を提供します。

サプライチェーンにおけるRFID

実際に目にしたり、個別に取り扱わなくても、技術を利用して一意に商品を識別できる能力があれば、ビジネスに多くの利益がもたらされます。新しいネットワークは、企業にほぼ完璧にサプライチェーンを監視できる能力を提供する可能性を秘めています。つまり、企業はいつでもサプライチェーンのどこに各商品が存在するかを正確に把握できるのです。企業がその能力をどのように利用するかは、インターネットをどのように活用するのかと同様、各企業にかかっています。そしてRFIDタグの価格は現在、多くの商品をパレット、ケース、またはカートン単位で追跡する低価格のソリューションになるまでに下がってきています。数年のうちに、店舗の個々の商品に取り付けられるようになるでしょう。

Auto-ID Centerの努力により、RFID技術への期待は現実のものとなりつつあります。世界中のビジネスがその恩恵を受けることになるでしょう。前向きな小売業者は、すでにサプライチェーンにAuto-IDおよびRFIDを導入し、利益を上げています。

オープンネットワークコンピューティングのリーダーであり、初期からのAuto-ID Centerのスポンサとして、サンはAuto-ID Centerの技術委員会の委員長として、センターと密接に活動しています。その役割の中で、サンは他のメンバーと協力して、未来のアプリケーションを開発し、Java、Jini、およびその他のオープンテクノロジに基づいた業界標準を推進し、知的装置がインターネット上でワイヤレスに、商品の位置を自動特定できる単純なメカニズムを提供しようとしています。

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