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流通業界 2005 年
GDSN(グローバル・データ・シンクロナイゼーション・ネットワーク)
   GTIN(グローバル・トレード・アイテム・ナンバー)
   EAN、UCC の統合化
GDSN(グローバル・データ・シンクロナイゼーション・ネットワーク)
   EPC グローバル
   ウォルマートの RFID 本格開始
   e-コラボレーティブ・コマース
   略語解説
SPOTLIGHT
特別寄稿
迫り来つつあるRFIDによる流通革新
舟本流通研究室
代表 舟本秀男氏

商品情報を一元的に登録し管理しようとするのがデータ・シンクロナイゼーションである。

メーカーが新規商品を発表し、商品コードや取引条件、サイズや仕様に関する多彩な商品属性情報を卸売業や小売業に伝える手法は、今までどのようになっていただろうか。

商品登録リスト、カタログ、EDI、E メール、カタログ・データベースへの登録等様々な手法でなされていたが、多くの場合手入力がからみその精度は必ずしも高いものではなかった。

電子的な取引が一般的になった時、商品コードに紐付けされた商品属性情報にミス登録があった場合、受発注そのものが混乱することになる。登録ミスによって発生した受発注伝票の修正に多大な時間と費用がかかっている。

さらに、新商品発表から商品がマーケットに展開されるまでに時間がかかるという問題点も商品サイクルの短期化でクローズアップされてきた。

これらの問題点を解決するため、商品情報を一元的に登録し一箇所のデータベースで管理運営することにより、小売業とメーカーが常に同一で同期が取れた商品情報を共有するシステムが求められてきた。

1999 年に米国では UCC が UCCnet でデータ・シンクロナイゼーション・サービスを開始し、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパがこれに続いた。

これらの地域別サービスを統合し、グローバル・ベースで商品マスターデータを同期化しようとするのが GDSN であり、EAN/UCC (GS1) が積極的に推進している。

2004 年 8 月にはパイロットが終了し、本年には本格的に稼動するものと思われる。

UCCnet 参加の約 4,000 社を始め、カナダの ECCNET、オーストラリアの EAN NET、ヨーロッパの SINFOS に参加している企業が GDSN に移行するため、大規模な商品マスター同期化ネットワークが誕生することになる。

GDSN の中核になるのが GDR(グローバル・データ・レジストリー)で、GTIN、GLN、対象マーケットコードなどの基本情報が登録管理される。

小売業や製造業はデータプールと呼ばれるネットワークに参加する必要があり、ここに詳細な商品属性情報が置かれる。UCCnet や ECC NET は地域別データプールとなり、B2B エクスチェンジの WWRE、GNX、TRANSORA は業界データプールの位置付けとなり、ウォルマートのリテイルリンクもデータプールの役割を担う事になる。

国別やネットワーク・プロバイダーの主宰するデータプールも登場してくるであろう。

壮大なネットワークが出来上がることになる。

製造業はこのネットワークを通して対象マーケットに商品情報を通知(パブリッシュ)し、小売業は求める商品を探し出し要請(サブスクライブ)することになる。

GDSN を通じ、製造業と小売業が詳細な取引条件に関し商談することも可能になる。

インターネット環境の中で、全く新しい企業間取引がグローバル規模で始まろうとしている。

GTIN、GLN はもとより各種属性情報メッセージ、データ・コミュニケーション手順で GS1 のグローバル標準が用いられているのは当然である。

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